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4 years ago

4.0


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The Killing of a Sacred Deer

Movies ・ 2017

Avg 3.3

独創性max。面白い!聖なる鹿とは何か?ここが分かればすべて分かる。劇中で唯一特定の殺意を向けなかったのが、この鹿である。 「殺すなら二人のどちらか」「あんたが死んで」とか、女を使って工作した二人。鹿だけは髪を切ったり、外科に憧れてた、くらいで特定の殺意を向けなかった。 これは人間性より力関係。大人は子供へ、年上は年下へ。鹿だけ下がいない。食物連鎖では鹿は草食である。 面白いのが母親。父⇔息子、母↔娘は不仲。 母はなぜ娘を指定しなかったか?結論、自分以外なら誰でもいいから。父のお気に入りの娘を選べば反感を買うから。 娘は娘で元ネタのイピゲネイアのフリして自己犠牲主張。狡猾なキャラ達がいっそツボる。 かくしてみなが鹿を殺せという相関関係。父が自分で殺せば運命に逆らえたろうが、ここでも非を追わない性格が出て間抜けなルーレット。 弾は当たるべくして当たる。 運命に向かい合ったイピゲネイアと、誰も運命に逆えないごく普通の人々。同じ犠牲でも対立した物語が成立するわけである。