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ベトナムの空気感がどこか懐かしい、懐古的な雰囲気を嗜む作品。 フランスで撮影された作品なのに、どこをどう切ってもベトナム感が満載。 10歳のムイは使用人としてある家族の元で働くことになるが、働かず楽器ばかり引き愛人の所に行く父親をはじめ、この家族の男達がとにかくダメ人間。 そんな家庭事情はおかまいなしに、ムイはいつも笑みを浮かべてご飯を作る。 身の回りにいる虫たちや蛙を楽しそうに眺めながらとにかくマイペースです。 この映画は極端に台詞が少なくて、各シーンの動きを読み取りながらストーリーを想像していかないとなんのこっちゃ?になります。 ストーリーはとにかく平坦なので退屈な展開に挫折する人もいると思いますが、ある程度見方が分かると味わい深い良い作品だと思います。 本当にいい映画は余計な台詞は要らないもんですよね。
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