Comment
【それでは、覗いてみましょうね…】 主人公は片脚を骨折し部屋から出られないカメラマン、ジェフ。 今の彼にできる唯一の楽しみは、自分の部屋の窓から、他のアパートの部屋を覗く事。 独り身の女性、部屋で踊る女、新婚夫婦、音楽家に病気の妻をかかえる大男 世話役の女性に咎められるも、やめられない。 夜になると、恋人のリザがやってきて、将来の事を話すも、ジェフはうやむやにしてしまう。 そんなジェフに愛想をつかせたリザが帰った後、アパートに女性の悲鳴が響く… その後、ジェフは2階の大男が雨の降る中、何度も荷物を運ぶ様子を目撃する。 次の日、病気の妻が寝ている部屋のブラインドは開かないまま… 大男は大きなナイフを紙にくるんで扉にしまう… ジェフは大男が妻を殺し、遺体をバラバラにした後、カバンに詰めて運んだと疑う。 初めは周りに思い過ごしとあしらわれるが、その後の大男の様子を細かく伝えると、次第にみんなも彼が犯人と決めつける。 しかし、友達の警部補に相談するも、彼だけは取り合ってくれない。 その後、大男の留守中にいてもたってもいられなかったリザは証拠を探す為に、単身、男の部屋に忍び込んでしまう。 そこに、帰ってくる大男、掴み合う二人、かけつける警察、その時、リザが向かいのアパートから覗いているジェフに合図をしているところを、大男に見られてしまう。 ジェフの部屋へと忍び寄る大男、逃げられないジェフ……!! そして部屋の扉がゆっくりと開くのであった… -------------------- もぉねぇ セットが完璧!! 全てが計算されていて、見ている人に優しい優しい 演劇っぽく、わざとらしいデフォルメされているかのような、けど、まぁありそうとなる、際どいラインを責めてます。 そして、ほぼ全編ジェフの部屋の中からのアングルww 双眼鏡や望遠レンズから覗く部屋は周りがまあるく形取られており、その風景だけが目の前に切り取られています。 うまいなぁと終始感動。 物語冒頭から、雨のシーンまでは 少し状況説明、背景の説明のシーンが続くので 少し退屈ですが、それが嘘かのように 後半の畳み掛け、特に望遠レンズ越しに大男と目が合ってからは うわ、今この時も、一歩一歩あの男が近づいてきてる!! え、今どこらへん? もお扉の前じゃね? とかなりハラハラドキドキしていました。 最終的に男が犯人かどうかがはっきりとは書かれていないところも、ヒッチコックらしい (そんな詳しくないけどw) リザがベッドの上で左に脚、右に頭で座ってるところの構図が好きすぎて好きすぎてw あと、部屋に女性を泊めたいのに泊まらせない口調で話すシーンのセリフが大好きでした! --それ以上言ったら、明日も泊まるわよ --パジャマがない いや、泊まってほしいんやーーん って
22 likes0 replies