
ジュネ
10 years ago

Taken
Avg 3.7
リーアム・ニーソンのアクション界入りを決定付けた作品であり、『怒らせた奴が実はマジもんのプロでした』系映画の台頭を決定的にした一本と言ってもいいと思います。もちろんジワジワと相手を追い詰めていく主人公の戦略や、ド派手ではないがカッコよさの光るアクションシーンも見所の1つですが、それを上回る勢いで素晴らしいと思ったのが映画の冒頭20分。 プレゼントの包装紙 をキッチリ折る所作に主人公のプロフェッショナリズムが垣間見えるワンシーンもいいですし、娘を大切に思うあまり逆に心が遠ざかってしまう関係に悩む父の気持ちが痛いほど伝わってきて、これが後に大激怒するブライアンの「手段を選ばないやり口」にこれ以上ない説得力を持たせています。この部分の描写がずさんであったならば、本作はここまで評価される映画にはならなかったでしょうし、ブライアン・ミルズというキャラクターが確立されることもなかったでしょう。 リュック・ベッソンの関わった映画にはがっかりさせられることが多かったけれど、これは間違いなく群を抜いた出来映えの一作だと思います。