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nao

nao

7 years ago

4.5


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Nocturnal Animals

Movies ・ 2016

Avg 3.4

May 10, 2018.

"失ったものはもう二度と戻らない" その事を体現している様な映画でした。 スーザンに送った小説はエドワードが自分自身について書いた物語で、スーザンに自分の犯した過ちを思い返させ復讐させる為のもの そしてスーザンはこの小説を読み自分が犯した過去の過ちや半生を思い返す スーザンは側から見れば理想の人生を手に入れている様にみえるが、内面は死んでいる。 スーザンは自分の理想を手に入れる途中で様々なものを捨ててきた。前夫のエドワードもそうだ。 そしてこの小説がきっかけで、自分が捨てて来たものや失ったものは本当に大切で、もう二度と戻らないものだと気付く そこでエドワードの復讐は完了する。 スーザンの様に自分の理想の為なら様々なものを消耗品のように使い捨てる。それは自分の中身を腐らせたり、他人の恨みを買い憎しみとなっていき深い憎悪となる事もある。 そんな人間の心理を見た気がします。 人との関わり合いなどは、大切にしようとつくづく感じました?