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star3.5
ピアース・ブロスナンがボンドを演じる最終作にして『007』シリーズ40周年、通算20作目を記念したダブルアニバーサリー作品。 ボンドが北朝鮮に捕まりそこから1年以上に渡り拷問され続けるというオープニングは、ブロスナン期ならではのロングスパンなドラマ展開です。このように序盤から中盤にかけては割とシリアスなテイストですが、敵が最後ロボコップみたいになったり、軍事衛星の光線に狙われたりと後半はかなり荒唐無稽さが高まります。正直ストーリーはかなり乱暴ですが、何しろ今作はアニバーサリー作品なため作中に数々のオマージュが散りばめられています。特にハル・ベリー演じるボンドガールのジンクスがビキニ姿でビーチに現れる登場シーンとかは凄く気が利いてますね。ハル・ベリーはブロスナン期の中では最もボンドガールらしいボンドガールだと思います。後半には敵ボンドガールとして若き日のロザムンド・パイクも出演しています。 結果的にはかなり大味な演出と無茶苦茶なストーリーという印象の強い作品ですが、過去作品のオマージュや笑えるおかしな描写など遊び心も豊富で面白いです。これを成り立たせるのはブロスナンしかいません!ブロスナンボンドは、シリーズの中でも一二を争うくらい大好きなボンドになりました。ありがとうピアースブロスナン! ブロスナン期には今回のハル・ベリー、『ゴールデンアイ』にファムケ・ヤンセンと『X-MEN』メンバーが2人もいたんですね。ファムケ・ヤンセンが演じた首絞めフェチ女は、ジーン・グレイよりも遥かに印象的で忘れられないボンドガールです。
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