Comment
自分は気が多いのでひとつの作品を続けて鑑賞する事はあまりないのですが、珍しくこの作品はseason1を一気観してしまいました。僕の好みの群像劇スタイルではありますが、でもだからと言って何がそこまで面白かったかと尋ねられても答えられないんですよね(´▽`;)ゞ 全体的に良く出来ているといった感じでしょうか。 淀みの無い展開でプロットもよく練られたものですし、所々に謎をバラ撒いて視聴者を飽きさせないように工夫されていましたし、主人公の一人であるサーガも魅力的でしたね。 パーソナリティ障害であり、殆ど感情を表す事もなく(上司でありサーガの理解者でもある署長のハンス・ペテションの転勤が決まった時に涙を流したのは本人にとっては意味不明だったみたいですが、なかなか佳いシーンだったと思います)インパクトが大きかったから勘違いしているだけかもしれませんが、サーガが笑みを見せたのは、ナンパされに行く前だけだったかと思います)他人の心の機微を察する事が出来ず、マーティンの言葉に不思議がるサーガは何故かとても可愛かったでし、これを全く素のように演じられたソフィア・ヘリーン、名演でしたね。 もう一方の主演であるキム・ボドゥニア演じるマーティン・ローデン、容貌は普通のおじさんですし、女にはだらしないですし、時と場合によっては嘘もつき、法も破るような刑事さんですが、不思議と憎めなかったですね。 群像劇の魅力ひとつである、様々な出来事がひとつに収斂していく様な見事でしたし、ラストの緊迫感も素晴らしかったです。 そんな訳で総合的に良く出来た秀作ではないかと思います。 ただ、結局謎のままになっている出来事も有り、season2を観ない訳にはいかなさそうですね。 スウェーデンもデンマークにも、日本と違ってスーツ姿の人はあまりいないのですね。髪型も案外自由な感じですし、そのせいか皆なかなかお洒落な感じで格好良く感じられたり、日本との文化や価値基準等の違いをみてみるのも面白いかもしれませんね。
5 likes0 replies