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2019年109本目は本国ではあの『新感染』以上の大ヒットを飛ばした『神と共に 』。来月には後編が公開される予定となっている二部作です。 もともとインターネットで掲載された小説が原作となっているらしく、額面通りに受けとるならば「ラノベ」「ケータイ小説」の映画化ということになるのでしょうか。日本の数々の失敗談を踏まえるとこの手の企画は期待できない可能性大なんですが…そこは映画製作に国を挙げて取り組む韓国、レベルが桁違いの超大作に仕上がっています。 確かに死後の地獄を舞台としたファンタジー色濃い目の世界観、ユーモラスな掛け合いを披露するキャラクターなど非常に青少年向けの展開ではあるものの、CGIのクオリティがやたらと高く「幼さ」「子供っぽさ」はまるで感じない迫力です。7つの大罪全てをめぐる時間はなかったのか途中で端折られているのは残念ですけれど、異なる試練内容や裁判官のビジュアルなどとにかく観客の目を惹き付けて離さないアイデアに溢れているのは見事。 更には親子愛・家族愛をメインとした「いつもの」お涙頂戴シーンが終盤怒濤の勢いで押し寄せ涙腺をぶっ壊しにかかってくる辺りも相変わらずで、これぞ韓国映画の真骨頂!といった感じの爽快な一作です。
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