Comment
幼くして親を亡くした2人の少女が、方や料理人、方や花魁となって再会するまでを描いた料理時代劇です。 角川春樹の映画は、言わば社長の道楽に過ぎないので、余り期待せずに観ましたが、彼の映画としてはまともでした。 ただこの種の映画では、料理を美味しそうに見せる必要がありますが、本作は撮影監督の力不足のせいか、見ていて涎が出るようなシーンは、ありませんでした。 主演の松本穂香は、頑張りました。でもドラマ版の黒木華には、やはり太刀打ちできませんでした。太夫役の菜緒ですが、どう見ても日本一の美女ではありませんでした。本作でドラマ版より優れていたのは、若村真由美と中村獅童の2人です。やはり時代劇の経験の多さがものを言いました。 些細なことですが、松本穂香の着物の着付けは、ダボダボとしていて、いただけませんでした。時代劇の主演女優は、着物を美しく着こなさなくてはいけないでしょう。まあこれは彼女の所為ではなくて、担当の衣装さんと角川監督の落ち度でしょうが。
4 likes0 replies