【ヌードな映画】 ◇瀧内公美◇ ひとことで言うと 【焼け木杭に火がつく】 話。 さすがに、映画のようなシチュエーションを経験したことはないし、いつ第三者に見られてしまうかわからない場所でも平気で行為に及んでしまう性癖もないが、それでも「うん、男と女の間には、こういうこともあるわな」と、得心しながら観ていた。 ただ柄本佑演じる男のほうが、どうも精神的に不安定な感じがあり、途中、これはもしや『失楽園』パターンにハマっていくのかと心配した。 結果的には『失楽園』どころか、「えっ？！そんなことになんの？」というトンデモ展開が待ち受けていて、一気に現実味が霧消してしまった。 本作は2019年のキネ旬日本映画のベストワンに選ばれたようだが、なんだかキネ旬らしいというか、狙いすぎというか・・・ま、いいけど。 それはともかく、瀧内公美。 不覚にも、本作で初めて知ったのだが、本当にいい女だ。 彼女のことを知り得たことが本作を観た最大の収穫だ。 調べると、彼女が出ている映画は何本か観ていたが、全くの認知外だった。いろいろ観直さなければ。 あとオープニングで「早く抱いて」の伊東ゆかりバージョンが流れていた。 こういう映画には本当に、しっくりくる歌だ。 【Netflix】