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星ゆたか

星ゆたか

4 months ago

3.0


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Solomon's Perjury 1: Suspicion

Movies ・ 2015

Avg 3.3

2025.11.13 仲代達矢さん追悼映画として「切腹」(62)を選び。 その録画ディスクに一緒に入っていた作品で。 ついでに前後編5時間近くを“見てしまった”(?)。 しかも本作は公開翌年の1·2月に分けての放映で。 監督の成島出さんと本作女優デビューで役柄名が、そのまま芸名になったという藤野涼子さん(当時まだ15歳)が放映前後に裏話を披露する取り組みで、とても作品共々好印象を持った記憶を取り戻した。 作品自体は2015年の3月、4月に公開された。 宮部みゆきさんの原作が2012年の8.9.10.月に出版され合計300万部の大ヒットした小説の映画化にしては、前編が7億2000万.後編が5億7800万円と。邦画の場合10億円がヒットの目安としては?少しもの足りない結果と言えようか。 (制作費は公表されてないが前後編合わせて7~10億位係っているのでは?) 物語は1990年の12月25日の早朝、前夜に雪が降って積もってた学校の❲ウサギ当番❳だった藤野涼子と野田健一が。 校舎裏の雪地面から、同窓生·柏木卓也の死体を発見する所から始まる。 原因追求を警察や学校の判断に疑問を抱き。 中3の夏休み途中までに、生徒自らの〖学校裁判〗(陪審員10名も決めて)を開いた出来事を。 その20年後、🌸桜散る4月の新学期に、その母校の女教師として赴任してきた中原(藤野)涼子が、女校長に〖伝説〗として語り初める。 警察介入で、遺書はなかったが【自殺】と。 しかし数ヶ月後、匿名の便りが。学校·警察·担任女教師·そして父親が刑事職の藤野涼子宛てに送られてきた。 当夜の目撃者と証する[男子文面]には。 『自殺ではなくクラスでも有名な大出俊次をリーダー格とする“悪虐め3人組の仕業”だと。 学校も詳細を伏せていた校長の判断を揺るがす衝撃の展開だが。 この事件の担当女刑事は、普段から、祖業の悪い大出を補導してきた経緯と。何故目撃者も深夜の雪の降る学校に居合わせたか?の疑問もあるし。❬自殺説❭の判断を変える事はなかった。 映画では、事件が起きる普段から、この大出らの陰湿暴力的虐めを受けていた、三宅樹里と浅井松子の2人の泣き叫ぶ“虐め”の現場を見せた上で。 三宅主導の告発文書のポスト投稿の描写になる。 彼女らにしてみれば、自殺でそのままで終わらせず。 何とか警察のお縄に『あいつらをしとめたい』復讐心がメラメラ盛り上げったに違いない(少なくとも温厚な浅井は別にして三宅には…)。 藤野涼子はその告発文書には思いあたる事があった。 あの三宅と浅井が虐められている現場を。 少し離れた高所から見ていて。 (怖くて助けにいけなかった)彼女に。 亡くなった柏木卓也に。 『何故、普段から虐めは止めましょうと言ってる君が助けにいかないの?』 『自分だって行かないくせに…』と言い返したものの。 更に『そういうのを口先ばかりの偽善者って言って、一番悪いんだよ』と責められていたのだ。 そしてその柏木卓也の葬儀場に、一人ずっと立ちすくむ他校の謎の少年の事も気にかかっていた。 地方TVの取材·報道関連の加熱等で。 事件の重大さを感じ校長の辞任。 また担当新任女教師の所へも届いてとする【告発文書】がアパートの隣室の夫婦仲の悪い妻が。その不満のストレスから。 勝手に個人文書箱から取り出し、破り棄てた事実が後に。 女教師の私立探偵依頼(警察が動いてくれず)から判明したものの。 情緒不安定で退職してしまったりしている中。 刑事の父親の後押しもあって。 仲間を集い、自分たちでこの事件の真実の解明の為の裁判(犯人を暴く目的でなく)を夏休み中に起こそうとした。 最初は学校の反対教師らの動き(裁判妨害)に恐れていた生徒らも。 逆にその学校の一部の反対勢力の動きに反発して。 積極的に参加協力してゆく風向きに変わっていった。 事件は自殺じゃないとし、大出等が関与してるとする藤野涼子ら3人の検事側と。 大出等の犯行ではなく自殺とする神原和彦·野田健一等3人の弁護側という陣営。 裁判長にあたる役柄には秀才の同級生を配し。 いよいよ裁判が始まるよといった所が前編である。 この頃の社会的背景(中学校の虐め関連)を補足しておくと。 2月20日に川崎の男子中学生が陰湿な虐めの果て、河原で殺される事件が世間を賑わしていて。 その影響が少なからず、宣伝広告にあり。 観客心理に影を落としていたのではないかと、当時推測された事実もあった事と。 前後編の公開を1ヶ月空けた仕組みも大ヒットにならなかったのでは?とも言われた。