IMAXで観ました。もらえたポスターが洒落てました。 冒頭の高速道路から楽し過ぎて泣くという異常事態に、我ながら焦った。物語はシンプルの極致で(だってほとんど主役二人しか出てこないし)、ありきたりな一方、映画の素晴らしさがてんこ盛りで、誰にでも届くと思います。ミュージカル感もそれほど強くないし。 夢があって、現実があって、美しくて、楽しくて、もろくて、力強くて、幸せで、ほろ苦くて。この映画が好きになりすぎて、どうしたらいいのか困っています(←どうもしなくていい)。 終盤のソロでしっかり泣かせてくれるエマ・ストーンは勿論、ライアン・ゴズリングだって十分にいいです。二人とも大好きだ。 色彩の変化とか、長回しの撮影とか、スコアとか、ジャズへの想いとか、看板とか、過去の名作へのオマージュとか、色々語るのは野暮ですね。 いま夢を追ってるひと、夢をあきらめたひと、夢を持ったことがないひと、落ち込んでるひと、毎日楽しくないひと、満ち足りてるはずなのに物足りないひと…つまりみんな、観ればいいのに。 シネスコサイズだから、可能な限り大きなスクリーンで観るのがオススメです。 追記:一点だけ気になったこと。それぞれの"うっかり約束忘れ"は、互いの相手への想いを描く手段として対になってるわけだけど、そのシチュはせいぜい1作に1回じゃないかなー。うーん。 以下、ネタバレ。 終盤の、あり得たかもしれない過去のフラッシュバックで涙腺がおかしくなって困りました。楽天的なハッピーエンドだろうとタカをくくってたら、適度なハッピーエンド感がいい塩梅で、幸せ過ぎない余韻が心地よくて、リピートがクセになりそうです。しかし、カップルや夫婦で観たひとたちはビミョーな空気にならないんだろうか(要らん心配)。