Comment
「興収三千万程度からクチコミで広がり三億に」「わけわからないけどなんかすごい」「元気になる」「まさに電子ドラッグ」「世界が輝いて見える」「とにかくキンプリを観てください」 といった(一部妖しげな)評判を聞いて、テレビシリーズ観てない男3人で応援上映に突撃しました。応援上映とは、サイリウムを振ったり声援、合いの手でワイワイ楽しむという観客参加型上映です。9割女性の客席の中で最初は縮こまっていましたが、序盤には妙な笑いが止まらず、中盤には理解が追いつかないまま魅了され、終盤では号泣……。 映像のクオリティがそんなに高いわけじゃありません。昨今のアイドルアニメと比べると見劣りするところもあるでしょう。しかしプリズムスタァの本質はアイドルではなくアスリートらしく、これでもかと繰り出されるブッとんだ必殺技の数々の前では些細な事です。多分、魁男塾が最も近いんじゃ無いでしょうか。あとはコロコロコミックとかでやってた無駄に壮大なホビー漫画。その辺りが好きだった人はきっと懐かしさを感じることでしょう。 男性からすると、イケメンスタァ達による扇情的なパフォーマンスには最初の内は戸惑う物です。しかしトチ狂った映像と応援上映に身を任せていれば、もはや性別などどうでもよくなってきます。これがプリズムの煌めきか…… カルト的な人気、とはよく言った物ですが、まさにこれはただの映画体験ではなく宗教体験といって過言ではないかも知れません。予算も時間も足りない中、僅か1時間ほどの尺に物凄い熱量が込められています。インディーズ映画が好きな人には特にオススメしたいです。 一回目は通常上映の方が良いという人もいますが、私はいきなり応援上映で正解だったと思います。まだ間に合います、是非応援上映でキンプリを観てください!!
5 likes0 replies