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ジュネ

ジュネ

7 years ago

3.0


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Cold Pursuit

Movies ・ 2019

Avg 3.2

2019年120本目はリーアム・ニーソンの近年のイメージそのままに、復讐者としての狂気を描いたサスペンス『スノーロワイヤル』。 主人公が愛する家族のために手段を選ばず敵をぶっ潰す映画と言えばもちろん、リーアム・ニーソンの代表作でもある『96時間』を思い出しますが、本作はまさにそのイメージを逆手にとった妙チクリンな一本でした。主人公のコックスマンは市民栄誉賞を授与されるほどの善良な市民でありながら、息子のために人を殺すことをこれっぽっちも躊躇わず、あまりのギャップに唖然とさせられます。 更には残酷な殺害シーンに流れる陽気なフォークス、人が死ぬ度に映し出される墓標とコミカルな墓碑銘など、作風はシリアスどころかオフビートな乾いた笑いに満ちており、リーアム・ニーソンがいつものごとく渋くて怒れるおっさんを演じるかと思っていた私としては完全に梯子を外された気分でした。 いつの間にやら主人公そっちのけで大きくなっていく縄張り争いもそうですが、全体的に「ズレ感」「外し感」の光る映画となっており、そこ含めて愛せるかはかなり賛否の分かれるとこでしょう。