昔々のロサンゼルス 映画撮影の事故で、大怪我を負った青年はスタントマン生命を絶たれ、恋人も失い人生のどん底にあった。 落下事故で腕を骨折した少女と[空想物語]でつなぐ心の触れ合い。 しかしそれは自殺用のモルヒネを盗って来させるための口実だった… 絶望の淵から希望を見出す優しい物語。 映画で使われた事のない世界遺産をロケ地に求め、24か国の絶景での撮影は4年を費やしたという。 ターセム監督の前作[ザ・セル]に続いて衣装デザインは世界の石岡瑛子。唯一無二の世界観は美術館の殿堂入り。 アート的価値だけでも相当ですが、映画づくりに人生を捧げた人達へ敬意に満ちた宝石箱(or 玉手箱)のような映画なのです。