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わずか14分でここまで感動できるとは! 製作された1902年というと、日本ではまだ丁髷の人がいた時代。そんな時代の人々の活き活きとした姿を見ることができるだけでも価値はあります。 当時は映画自体、誕生したばかりで、その内容はドキュメンタリーが主流でした。そのような中、マジシャンであったジョルジュ・メリエスが映画にエンターテイメントをもたらしたのです。 現代の常識がまだない時代だからこその発想や、まさに魔術と言える撮影手法の数々には、驚嘆とともに、童心にかえったような気分を味わえました。 この映画から40年後にフルカラーの大作「風と共に去りぬ」が、さらに50年でVFXを駆使した「ジュラシックパーク」や「ターミネーター2」などのが生まれ、CG全盛の現代へと繋がります。 我々はこの先、一体どんな映像美や技術革新を眼にすることができるでしょうか。 そんな未来への希望も抱かせてくれるひと時でした。
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