2001HAL
4 years ago
3.0
Heroic Losers
Movies ・ 2019
Avg 3.2
アルゼンチン映画。邦題は酷いが原題は「まぬけたちの一連の長い冒険」というらしい。人の良い(ある意味でまぬけな)田舎の人達が皆で出資しあって農協を作る計画を立て資金を集めて銀行の貸金庫に置いておくが支店長に融資が受けられるから預金するよう勧められて預金したら翌日に銀行の預金引出しが国の命令で出来なくなってしまう。一方で支店長の友人の弁護士が銀行から融資を受けて即日ドルで引き出している事が分かった。要は田舎の出資者達は支店長とその友人に騙されたという事である。弁護士に皆で仕返しをするというストーリーである。まあまあ面白いが期待した程では無かった。名作「瞳の奥の秘密」のひとの原作・脚本だったので私に期待が高過ぎた所為だろう。それにしてもアルゼンチンでは庶民が現地通貨であるペソを信用せずドルを持っていて流通している。この映画でも主人公達が不動産を買うのはドル払いであり皆から集めるのもドルで、それを弁護士に持っていかれたから怒っている訳だ。アルゼンチンは文化があり良い映画も作れる国なのに国力は落ちている。前期高齢者である私は子孫の為我が国日本はそんなになって欲しくないと感じさせられた。