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【レビューが書けない映画】 新宿のリアルな街並みでシティハンターが暴れる迫力もさる事ながら、これはもうシリーズファンがそれぞれの楽しみ方で楽しむ映画。変なとこで涙腺崩壊するし、個人的な思いが強すぎてレビューにならない。 ◆概要 1980~90年代に放送されたアニメ「シティーハンター」の20年ぶり第4作目映画。声優陣には神谷明、伊倉一恵らオリジナルキャストが再結集する他、飯豊まりえ、山寺宏一、徳井義実らも参加。初代監督のこだま兼嗣が総監督を務め、主題歌「Get Wild」も健在。同じ北条原作の「キャッツ・アイ」からも主人公の来生三姉妹が登場する。 ◆ストーリー 冴羽リョウと槇村香の事務所に、モデルの進藤亜衣がボディガードを依頼にやって来る。美女の依頼を快諾するリョウだったが、撮影スタジオで更衣室を覗いたりとやりたい放題。一方、海坊主は新宿に集結する傭兵が亜衣を狙っているという情報を入手する。 ◆感想 新宿の駅、商業施設、御苑、構図をそのまま描写したリアルな街並みの中でシティハンターが駆け抜け暴れる姿が爽快。原作ファンが大半だろうけど、そうでなくても楽しめる内容だと思う。 ただこの映画に関しては個人的な思いが強すぎて、はっきり言ってレビューにならない。かかるアニメシリーズ時代のBGMに脳が反応しすぎて中身が入ってこない笑。「Get Wild」がエンドでかかる事は予想通りながら、「SARA」や「愛よ消えないで」まで使われているし、お恥ずかしながら二度目の「Still Love Her」がラストでかかった時には涙腺崩壊してしまった。思い入れの強い曲だったので…おそらくシアターで自分1人だけだったと思う笑 節々で挟んでくる「もっこり」からトンボが飛ぶあのシーンまで、シリーズのなぞりは欠かさず。さらに香が幼少期からハンマーの使い手だったり、キャッツアイが世界観に交錯してくるあたりの世界観の拡大もファンにはたまらない。エンドロールのシリーズエピソード回顧なんてもう最高だった。 ひとつだけ。アニメの動きの粗さが少し気になった。もう少し滑らかに丁寧に作れなかったものか… いずれにしても、一気に昔の自分にタイムスリップできた映画。テレビだろうがアニメだろうが、今で言うYouTube動画だろうが、自分が子供の頃に記憶したコンテンツがスクリーンで復活する事のワクワク感は尋常じゃない。ひょんな形でまた、映画の素晴らしさを体験できました。この映画を企画してくれた製作陣に感謝!
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