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【要素満載のサスペンス映画】 主人公の女性目線一貫ながら、大きく3つに分かれる高速テンポのサスペンス。まるでマジックを見せられているような、いま起こっていることへの解釈のスピードを試される。 ◆概要 出演は「ピッチ・パーフェクト」シリーズのアナ・ケンドリック、「ゴシップガール」のブレイク・ライブリー、「クレイジー・リッチ!」のヘンリー・ゴールディングら。原作はダーシー・ベル「ささやかな頼み」(2017)。監督は「ゴーストバスターズ」のポール・フェイグ。 ◆ストーリー ニューヨーク郊外に住むステファニーは、同じクラスに息子を通わせるエミリーと親しくなる。2人はお互いの秘密を打ち解けあうほど親密になるがある日、エミリーが突然失踪し、ステファニーは彼女の行方を追う。 ◆感想 要素詰まりまくってる作品。個人的にはアタリ。なんだかマジックを見せられてるような、自分の脳が展開を予測出来ない&起こった出来事がすぐに吸収出来ない。サスペンス脳が弱い自分にとって、全くシンプルでない展開とそのテンポがとても爽快でした。 ◆以下ネタバレ◆ まずエミリーの死体が上がった時点でまだ映画の半分も行ってない。これから半分以上、この映画がどう展開するのか全く頭が判断できなくなった笑。双子というサスペンスのある意味禁じ手を使ってしまってはいるものの、謎解きはテンポよく終わらせて、三つ巴の思惑の戦いになるラストが面白い。 子供がほったらかされ過ぎな点は置いといて笑、映画がそんなサスペンス三部作的に仕上がっている形が素晴らしい。女のドロドロ、服がオシャレなど、女性がより楽しめる映画なものの、そんな要素満載の原作をこのテンポで2時間にまとめあげて、男でも抜かりなく楽しめる作品に仕上げたスタッフに拍手。
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