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現実は不完全だがこんなにも美しい。 罪を償うヒロイズム、アクション、胸に訴えかけるロマンスは「マンチェスター・バイ・ザ・シー」には無い。 周囲の人、甥との関わり、人生最大の再会の全てが「ぎこちなく」そしてダサイ。 ( 例えば、大事なシーンのはずなのに救急隊員が担架を救急車に乗せるのに失敗する等 )。 こんな感じでふつうは映画としての「見せ所」である盛り上がりや悲しみは、日常によって波打ち際の波の様に打ち砕かれ掻き消される。 ------------------- この映画は他にも音楽の使い方、ワイドショットとクローズアップの使い分け、海が表すリーの感情、フラッシュバックの見せ方など色々と語れる事が多そうだ。
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