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【超満腹ディザスタームービー】 凍るビーチ、砂漠の洪水、阿寒地への熱波…見た事も無い“真逆”の気象災害映像力に加え、カーアクションや、人間愛、サスペンスなど、映画の要素を詰めに詰め込んだ“満腹ディザスタームービー”。 ◆ 実際の最新データに基づいた、想定できる極限の巨大破壊シミュレーションらしい。 主演は『トゥームレイダー2』のジェラルド・バトラー。『オーシャンズ』シリーズのアンディ・ガルシア、『トゥルーマン・ショー』のエド・ハリスも出演。 『インディペンデンス・デイ』シリーズ2作で製作・脚本を務めたディーン・デブリンが長編映画初監督を務める。 ◆ なんと言ってもこの突出した映像力。既述の洪水や熱波に加えて、竜巻や雷、巨大雹まで、これでもかとスケールの大きい映像が続く様は圧巻。東京まで出てくるし!笑 幾重にも落ちる雷を避けながらのカーアクションなんて見た事もない。何気にサラ(アビー・コーニッシュ)の魅力爆発のこのカーアクション、『ベイビー・ドライバー』を彷彿とさせて個人的には強烈に印象に残りました笑 さらにこの映画に垣間見えたのは、単なるディザスタームービーで終わらせない感。気象コントロール衛星の故障を招いたのが誰なのか、サスペンス要素を盛り込んでいて飽きさせない。ジェイク(ジェラルド・バトラー)とマックス(ジム・スタージェス)の兄弟愛に涙腺をくすぐられるシーンも。監督が共同脚本も務めるこの映画ならでは、描きたかったものをふんだんに盛り込んだ内容だと思う。 ◆以下少しネタバレ◆ ただ、スケールの大きさを追求するがあまり、アメリカ大統領を拉致する展開が、個人的には残念。映画とはいえ、あまりに非現実的過ぎるし、拉致成功に至る描写も、丁寧とは言えなかった。 要素てんこ盛りな反面、一つ一つが薄い気もする。兄弟愛や、サスペンス要素に絞れば、もっと芯の強い映画になってたと思う。 まあ、こういう映画なので、細かい部分は気にせず、ドキドキ感を単純に楽しむべきなんでしょう!
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