癌で余命宣告をされた主人公が残される妻と子の幸せを願って、生きているうちに妻の再婚を企画するというお話。 ずっと気になっていてようやく鑑賞。 おそらく見るタイミングを違えていれば評価は変わっていたと思う。 たまたまこの半年で複数の病気になり少々弱っていたせいか、心に沁み渡った。 序盤からサメザメと泣いてしまい気付いたら終わっていたという感じ。 悪人がおらず優しさに溢れた世界でとても温かい気持ちになった。 それと、織田裕二の演技が良かった。 少々癖が強いかもしれないけど実直な主人公の人柄が良く伝わってきた。 もちろん、他の演者の方々も良かったけどね。 では、本作は他人にオススメできるかというと…… うーん、他の作品紹介するだろうなぁ、といった感じ。 正直、薄っぺらい作品だと思う。 途中から冷めた目で見る人もたくさんいると思う。 自分自身も超健康だった1年前に見ていたら星1.5とかになってたかも。 結局何が言いたいかというと、映画って内容とかも重要だけど見るタイミングや場所、シチュエーションなんかも重要だなぁと、改めて認識させてくれた作品だった。