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hanako

hanako

1 year ago

4.5


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Dear Radiance

Series ・ 2024

Avg 3.8

2024/12/16 第一回から最終回まできちんと追った大河ドラマは初めて。全48話あるからこそ出来る美しい伏線回収と歴史の移ろいに本当に楽しませてもらったし、「2024年と言えば、光る君への年ね!」って後々思い出せそう。 合戦のない大河ドラマで前評判も低く、低視聴率でのスタートだったようですが、私のような従来とは違う視聴者には届いたし刺さりましたよ!(NHKの製作陣へ)。 ◆ 「源氏物語」の作者紫式部の生涯をドラマチックに描いた作品。あの望月の歌で有名な藤原道長との運命的な幼い日の出会いの第一話から始まり、「源氏物語」をライトにでも知っていると「この出来事が源氏物語のあの部分に繋がるんだ!!」と合点しながら楽しめる。(「あさきゆめみし」は事前必修科目)。 一条天皇の時代に花開く女流作家たちの文学が政治を動かし、人の心を動かし、歴史を紡ぎ、1000年の時を超え、平安貴族の華やかでドロドロとした世界を現代の私たちに伝えている。最後は武士の時代の到来を予感させるラストシーンで、さすが大河のNHK!って感じでした。物語の力によって最愛の人を延命させるなんて、どこの千夜一夜物語。 宣孝や惟規の最期を看取ることが出来なかったまひろが、最愛の道長の臨終を見届けることが出来たこと、倫子様の器のデカさ(としたたかさと恐ろしさ)は天下一品。(確かに、幼少期の2人の出会いからのエピソード聞いたら、壮絶すぎてぐうの音も出ないよね。ドンマイ倫子様。) でもまぁ、親戚だらけの内輪の結婚と政治の狭い閉じられた世界で、歌詠んだり酒飲んだりばっかりで、そりゃ滅びるわな、とは思ってしまうよね。 ◆ お気に入りのキャラクターたち ・安倍晴明(ユースケ・サンタマリア):はまり役だった!「お弁当にお箸つけますか?」のノリで呪詛オプションつけてくれるのが笑った。 ・藤原隆家(竜星涼):貴族の時代から武家の時代へ時世に乗って軽やかに生きる様がカッコよかった。これまでの数奇な半生を振り返る最終回付近での再登場にはジーンとくるものがあった。 ・一条天皇(塩野瑛久):このドラマで初めて知った役者さん。美しくて、平安絵巻からそのまま出てきたような神々しい帝でした。同時期に放映していた「無能の鷹」もしっかり見ましたよ~。塩野さんを光源氏役にして、「源氏物語」をドラマにして欲しいくらいです。 ・藤原実資(ロバート秋山):黒光る君!w 確かな演技力あり。このキャスティング考えた人、偉業! ・藤原行成(渡辺大知):この方も初めて知ったけど、とても安定感があってよかった(ミュージシャンなのね)。行成フォントはあなたの字なのね。道長と同じ日に逝くなんて、愛が深い。物語よりドラマチック。