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【私的アニメーション映画50選】 【主題歌が好きな映画】 ◇白虎野の娘/平沢進◇ 今敏監督が亡くなってもう10年を超える年月が過ぎたが、未だに心には喪失感が残っている。それくらいこの人の映画は私の感性にフィットしていた。 『PERFECT BLUE』『千年女優』『東京ゴッドファーザーズ』そしてこの『パプリカ』。たった4作。どれも私にとっては珠玉の映画。なかでもいちばんリピート率が高いのが(Blu-rayソフトを持っていることも手伝って)『パプリカ』だ。ちなみにソフトは国内盤よりも格段に低価格の海外輸入盤を購入している。なんで日本のアニメの円盤は今だにあんなに価格高めなんや!『鬼滅の刃』は仕方ないから予約したけど。 本作はごく簡単に言うと筒井康隆の同名小説を原作とした、人の夢の中に入ってカウンセリングを行う女性パプリカの活躍を描くものだが、ストーリーもさることながら、映像と音楽のグルーヴ感が素晴らしい。アバンからオープニングクレジットの流れでいきなり心を鷲掴みにされていた。本作の音楽は平沢進が担っていて、劇伴だけではなく主題歌も手掛けている。それがエンドロールで流れる「白虎野の娘」。独特のメロディラインにこれまた独特の歌詞、なぜだかクセになる楽曲だ。
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