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くらっしゃあ

くらっしゃあ

4 years ago

4.5


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The Godfather: Part III

Movies ・ 1990

Avg 3.7

【マイ・4K UltraHD Blu-ray・コレクション】 【思い出映画】 ◇オールナイト上映で彼女が爆睡した映画◇ 【主題歌が好きな映画】 ◇カヴァレリア・ルスティカーナの間奏曲◇ 【別バージョンがある映画】 ◇『マイケル・コルレオーネの最期』◇ 2作目から16年を経て作られた『PARTⅢ』。 前2作は視聴済みだったので、すごく楽しみにしていて、公開が始まると当然のごとく映画館に馳せ参じた。 それもなぜか土曜日のオールナイト上映に。 当時の彼女(嫁さん)も一緒だったのだが、もともと『ゴッドファーザー』になんの興味もない人だったので、上映が終わる頃には爆睡していたっけな(汗) ま、それはともかく、 フランシス・フォード・コッポラ監督が『地獄の黙示録』で背負った借金返済のためにやむなく撮ったと言われている本作は、同時期に公開された『グッドフェローズ』で助演男優賞のオスカーを獲得したジョー・ペシが出ていたらもっと面白くなっていたのに、などと揶揄されたりして評価的には散々だった。 しかし、世間一般の評価に反して、個人的にはけっこう好きなのだ。 その大きな理由はアンディ・ガルシア! 当時『アンタッチャブル』『ブラック・レイン』と印象的な映画に立て続けに出演し、私の中で赤丸急上昇中だった彼が演じたのは、マイケルの兄、ソニーの息子、即ちマイケルの甥っ子にあたるビンセント・マンシーニ(当初、デ・ニーロも候補に挙がっていたが、歳取りすぎで却下。当たり前や)。 本作の中ではやはり彼の存在が突出していたように思うし、そんなアンディ・ガルシアを観ているのが嬉しかったのだ。ちなみにアンディ・ガルシアに部屋に連れ込まれる女性記者は無名時代のブリジット・フォンダ。すでに目を引く別嬪だった。色っぽかったし。 また、当時アル・パチーノの演技には特段の感銘は受けなかったのだが、その後、時を経て親にもなった今では観るたびに、老境になり糖尿病を患い、心の中ではずっと次兄のフレドを殺してしまった(正確には部下に命じて)ことを後悔し続ける姿に見入ってしまう。 そして、オペラの後の悲劇の場面で見せる慟哭から、【カヴァレリア・ルスカチーナの間奏曲】が静かに流れる寂しいラストにかけての彼の姿に、ただただ胸が詰まってしまうのだ。親父のヴィトは孫と戯れながらの大往生だったのに・・・。 ところで・・・本作の中でたったひとつ、納得できずにいるのが、マイケルの娘メアリーを演じるはずだったウィノナ・ライダーの降板。そして、その代役に監督の娘ソフィア・コッポラが演技経験ゼロなのにもかかわらず、充てられたこと。 慣れない演技を必死に頑張ってはいたが、案の定、ラジー賞の餌食。 私自身も、劇中のソフィアの姿をノニーに脳内変換しようと必死だった。けれども久しぶりに観た今回は、もう5回目くらいだからか、さほど拒否感もなく受け入れている自分がいた。 あと蛇足だが、「カヴァレリア・ルスティカーナの間奏曲」はマーチン・スコセッシ監督の『レイジング・ブル』ではオープニングに使われている。デ・ニーロ演じるプロボクサー、ジェイク・ラモッタがこの曲をバックにリング上でシャドーをする場面はむちゃくちゃカッコ良いのだ。 ・・・本作公開30周年の2020年に、コッポラ監督の手により再構成された最終版『マイケル・コルレオーネの最期』は少し間をおいてから観る予定。 [2022年5月16日 5回目くらい]