Minamata
Minamata
2020 · Drama · UK, United States, UAE, Japan
1h 55m
(C) 2020 MINAMATA FILM, LLC (C)Larry Horricks



A movie about reporter W. Eugene Smith and his research on mercury poisoning in Minamata, Japan, resulting in severe neurological symptoms.
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あっちゃん
4.0
1959年に「世界の十大写真家」に選ばれたフォトジャーナリスト、ユージン・スミスが、当時の妻アイリーンと1975年に出版した写真集「MINAMATA」を題材に、ジョニー・デップが製作・主演で映画化したヒューマンドラマ。 1971年から3年間、アメリカから熊本県水俣市に移り住み、水俣病に苦しむ人々の日常や抗議運動、訴訟の日々を撮影したユージン・スミスの姿を描く。 今朝の朝日新聞1面に、「水俣の声なき声 ユージンは世界に警告した」と題された記事が掲載され、2面、25面にも関連記事。この映画の社会的影響力を認識した後に鑑賞。 45年前にユージンとアイリーンが世界に警告した水俣病は、まだ終わっていないというこの作品の強いメッセージを感じた。 母親が、全身麻痺で目が見えず口もきけない娘をお風呂に入れる。ユージンは静かに「美しい」と言った。このシーンがユージンの全てを物語るのではないか。
シゲ
3.5
・過度に悲劇性を強調することもなく、抑えめで丁寧な描写だった ・酒浸りだが使命感・信念を持つユージンのキャラクターもよかった ・今年は同じ題材でもう1本「水俣曼荼羅」が予定されているが、現実がどうなっていったのか、ぜひ観てみたいと思う。
ツァラトゥストラハカク語リキ
4.0
「写真を撮られると魂も取られるというが、実際は撮る側が魂を取られる」 * * 水俣病という、中学生のときに名前だ け覚えた日本の黒歴史が、もはや過去の話ではなくなる。 * * それほど強烈で、メッセージ性があり、開始早々ゾワゾワし、それが最後まで続く。 * * 素晴らしい構図と美しい色使いは、すべてのシーンが一枚の写真のよう。 * * 水俣病だけが問題じゃない。企業の金儲けのために自然や人が犠牲になる資本主義という現実。そろそろ本気で変えていく時期かもしれない。
アリちゃんパパ
4.5
水俣病の悲惨さを写真で世界に訴えた写真家ユージン・スミスの水俣での活動を描いたヒューマン映画の傑作です。 本作が優れているのは、水俣被害を声高に訴えるだけ でなく、静謐で美しい映像と坂本龍一のメロディアスな音楽によって水俣病の悲惨さを際立たせている所です。 そしてチッソによる様々な妨害行為を描くことでエンタメ性を持たせ、商業映画として成立させているところが立派だと思います。 癖のある過剰な演技に走りがちなジョニー・デップですが、本作ではユージン・スミスが乗り移ったような繊細で堅実な演技を見せてくれました。特に脳性麻痺の女の子を抱きかかえながら、優しく歌を歌うシーンの慈愛に満ちた表情には、泣かされました。これは僕が知る限り、ジョニー・デップの最高の演技だと思います。 真田広之、浅野忠信、加瀬亮など日本人の俳優が皆良い仕事をしています。とりわけチッソの社長を演じた國村隼の屈折した感情表現は、見事という他はありません。 本来なら日本人が作るべき本作をアメリカ人が作ってくれたことに、心から感謝します。
邊見 猛
5.0
This may contain spoiler!!
wishgiver
4.0
世界的写真集団「マグナム・フォト」の正会員でもある伝説の写真家ユージン・スミスと当時の妻が、1975年に発表した写真集「MINAMATA」の映画化。 製作も兼ねるジョニー・デップ渾身の演技はユージン・スミスという写真家の軌跡を見事に表現していて、ユージン・スミスのフォト・ジャーナリズムの気概に圧倒されました。 ストーリーは一部脚色されていますが、実際に社会科で習った「水俣病」の新たな一面を知る上で、とても力強いメッセージ性のある作品。 ライフ誌の編集長?を演じたビル・ナイも良かったし、坂本龍一の音楽も素晴らしいし、カメラワークも見事。 そして何よりユージン・スミスの最高作の一つで、家族の希望で封印されていた写真「入浴する智子と母」が使われており、水俣病の凄惨さに打ちのめされました。 それにしてもジョニー・デップは『グッバイ、リチャード!』に続いて、すごくいい味。 いろいろ あったけど、これからの彼の演技がますます楽しみです。 2021.9.28@109シネマズ四日市
エラトーマス
4.5
公開前は日本側のコーディネーターがいない事からスルーしようと思っていたが、坂本龍一の音楽に惹かれて映画館で鑑賞した。 感想は映画館で見てとてもいいと思った。 水俣病がなぜ世界的に知られる様になったかを描いていたし、水俣病で苦しんでいる人達の生活を知ることができた。 映画としても完成度が高くとても面白いし、役者は端役に至るまで自然で素晴らしい演技をしていて最後までじっくり観れた。
tpopo
3.5
エンドロールの前に映し出された数々の写真。水俣病に限らず、企業(株主)や国家によってこんなにも多くの人々が犠牲になっているのかと唖然とさせられる。(もちろんそれは人間だけではなくその他の生物も植物も環境も)それはしかし同時に現代の我々が便利さと引き換えにして得たものもあるという皮肉を避けては通れないのはこの問題を考えるとき必ず行き当たる壁なのだろう。だけど過剰な生産。過剰な娯楽。過剰な消費。それらは本当に必要なのだろうか。見知らぬ土地の見知らぬ誰かを踏んづけてまで得なければならないものなのだろうか。見て見ぬふり、無知の果てにあるのはそのツケを払わされる世代がいつか現れる、いや、いま現在進行形で、我が国で繰り返されようとしている。それも「国家」規模で。こんなことを書くのは頭でもおかしくなったかと嘲弄されるだろう。自分でも嫌になる。べつに布教する気も啓蒙する気もない。ただ人類は、人類の一定数の人間は、同じ過ちを「手段」として繰り返すのだなということだ。おれはもうこんな世の中うんざりだよ。残酷さの中から生まれてしまう美。私は黙って一人でそれを眺めながら、この生を無駄に消費し、黙ったまま死んでいきたい。それがささやかだけど最大の願い。
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