My Small Land
マイスモールランド
2022 · Drama · Japan, France
1h 55m
(C)2022「マイスモールランド」製作委員会



Sarya lives between three worlds: Having fled from Turkey to Japan, her small family tries to maintain their Kurdish traditions. On the other hand, Sarya, who arrived when she was five, feels at home in Japan. But then, the family loses its refugee-status. Life becomes unpredictable and their days in Japan seem numbered. A haunting story about the balancing act of finding your place in the world.
🌙 抜け殻になっても、感情は消えない
「ぬけがら」都度課金開始✨
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wishgiver
4.0
主演、嵐莉菜の存在感と演技力に脱帽。 実父、実妹、実弟で演じるクルド人家族のリアルさ、そしてクルド難民問題を背景に、真面目な高校生の淡い恋心を描いた青春の匂いに心を打たれる。 先進国の中で極端に少ない難民認定や今後の移民受け入れ問題を考えるべく、この題材を映画化した川和田恵真監督の想いと力量が詰まった良作でストーリー、脚本もとても良いです。 5か国にルーツを持つ嵐莉菜をキャスティングした監督も、それに応えた彼女自身も素晴らしいし、この秀逸なフライヤーの彼女を観るだけで映画館に行く価値あり。 全国的に公開が終わったこの時期に上映してくれた映画館にも拍手を送りたい。 これを観て「難民を受け入れるべき」って決めつけるほど簡単な問題ではないけど、入管での処遇もいろいろ問題になってる昨今、多くの人にまずは問題を知る意味でも観てほしい作品。 「W杯の時、私は日本を応援したかったけど、それを周りが許してくれるのか、わからなかった」 2022.8.15@イオンシネマ東員
邊見 猛
5.0
This may contain spoiler!!
星ゆたか
3.5
2023.4.29 在日クルド人問題をドキュメンタリー映画(社会問題として)でなく、日本における普通の青春ストーリーとして表明した注目作品です。 監督・脚本を川和田恵真さん(91年千葉生まれ)。 イギリス人の父、日本人の母を持つ。 是枝裕和監督率いる映画制作者集団 「分福」のメンバーの長編デビュー作品。 物語はクルド人の家族(父と妹弟の三人)と共に、幼い頃故郷を逃れ。 埼玉県の高校に通う17歳のサーリャを、ドラマの焦点として描かれてゆきます。 難民申請を続ける中、父は(どうも怪しい雇用主の)住居解体作業の仕事を同じ難民のクルド人四人とし、生活を賄ってます。彼の妻、家族の母親は日本にくる前にトルコ国内での争いの中亡くなっているらしい。 父親は40代、妹は中学生、弟は小学生という感じです。 このサーリャを演じる嵐莉菜さん(04年生まれ)は本作で数々の新人賞受賞の期待のやはりこれがデビュー作。 また家族を演じた父親、妹弟三人も全て嵐さんのそのまま家族という。とてもユニークな作品になっています。 父親がイラン・イラク・ロシアのミックス。 映画には出演してませんが母親はドイツ人と日本のハーフという日本国籍を得ている一家だそうです。 この映画の中では物語上、トルコ語を話す場面があるので、莉菜さんは父親の言語指導を仰いだとも。 物語は学校で仲良し三人組と流暢な日本語で冗談を言い合う普通の女子高生サーリャを中心に進められます。 彼女は大学進学の為にコンビニでバイトをそつなくこなし。 そこで知り合った同じ年の聡太君(コンビニオーナーの甥っ子役:奥平大兼さん、03年生まれ)とも仲良くなり。 次第に自分がそれまでドイツ人と言っていたけど。本当は難民申請中のクルド人であることを話せるような親密感を覚えていきます。 この辺の普通の高校生のデリケートな男女関係の雰囲気を、ゆっくり描いているのも好印象です。 そんな中これまでも何度も難民申請をして、その度に短期ビザで暮らしていましたが。 それが却下され〔仮放免〕という処置を下されました。 これは〔就労禁止〕〔移動制限:本作の場合居住の埼玉県内だけ〕などが課され。 まったく『じゃあ一体どうして生活して行けばいいんだ!』という法の仕組みです。 しかも父親の解体作業の雇用主が雲隠れし、父親も就労していた事実から。不法管理局に入管〈収容〉されてしまう事態になってしまいました。 小学校の先生になる為に進学したい希望も、難民だと受け入れる学校が限定されるということで推薦も高校側から却下されてしまいます。 急に生活苦の状況に。 アパート代2ヶ月分を払えないなら出て言ってと、オーナー(演じるは癌闘病中という小倉一郎さん)に言われる。 コンビニ(こちらの雇い主を演じるは藤井隆さん)も違法就労者雇用ということでやむなく解雇。別れ際に給料と精一杯のみやげを持たせてくれる。 やむなく友達のしていたパパ活で、カラオケまでの同意一万円にチャレンジ。 しかし相手が追加ハグ5分3000円、キス1万円とエスカレートしてくるので、その場から逃げ出してくることに。 そんな中での聡太君とサーリャちゃんの関係も、彼のクルド難民知識のレベルへの共感も含めて中々、切なくいとおしいです。見せ場としたら抱擁~キスと進みたい所を手を繋ぐ感覚で抑えました。 逆にやや内気な彼に対し、彼女は“クルド式挨拶”として、軽く両頬にキッス。 幼い小学生の息子は、言葉は話せるけど。自分の存在が周りと違うこと(アイデンテイテイ)で浮いていることで孤立していて。 『自分は宇宙人だ』と言ったことでさらに。無口になってしまったと。 学校の先生も心配の声を。 そんな息子に石蹴りの石を拾って。 父親がこの石もクルドの石も同じなんだと話す場面はいとおしい。 それは家族でラーメンを一緒に食べる所でも、さらにその意味が重複。 クルド人も日本人も美味しい食べ物を一緒に食べる至福感は同じなんだと見せる所に通じます。 同じように食事習慣といえば。 夕飯は家族が一緒に祈りを捧げて食べるのが、クルド人の誇りという風習などや。 また時々近くに住むクルド人が集まって、仲間意識を高める為に食事を愉快に共にする様子も忘れがたい。 監督は難民問題も含めて、この映画の中に描かれたことを。 『どうか他人ごとでなく自分ごととして受け止めて下さい』と話している。
Taul
4.5
『マイスモールランド』鑑賞。素晴らしい監督のデビュー作に出会い、素晴らしい女優の誕生を見た。川和田恵真監督は難民問題を扱いながらも埼玉のクルド人女子高生の青春の日々を瑞々しく描き切る。演じた嵐莉菜の一瞬たりとも見逃せない憂いと輝きに満ちた魅力。なんて真っ直ぐで繊細な傑作なんだ。
Schindler's Memo
4.0
日本の難民対策を問題視するテーマがあると思われる。 確かにそのとおりなのだが、全体的には、日本という与えられた環境に素直に溶け込みたいというお嬢さんの健気さが愛おしく伝わる。 また、いかにも朴訥とした少年との初恋描写も、柔らかな光みたいな懐かしさを感じる。 川辺に佇むサーリャのシルエットは、美しい日本の女学生そのものであり、難民認定制度がどうだとか、クルド人のアイデンティティがどうだとかというより、この娘さんに日本国籍を与えたいと強く思ってしまった。 まだ若いが、監督と女優さんの力であろう。
ばん
3.5
マイスモールランド クルド人の家族と共に日本で育ったサーリャ。難民申請が不認定となり、在留資格を失う。彼女の揺れる眼差しを丁寧に掬った映画。不確かな眼差しから、ラストの前を向く眼差しの変化に胸がグッとなる。同時に彼女の強さに甘えていてはいけないと、日本人として強く思う。 https://t.co/BqmOboKNVz
riri
2.5
正直この作品が放映された2022年の移民の人数と、今日2025年の人数とは顕著に変わりすぎており、日本人として複雑な気持ちになるものであった。 但しもちろん、 日本の治安を損ねることなく普通に生活している外国の方々へは、道徳的に気持ちも寄り添うべきだし、日本の政策を準ずるに値するべきとも思っている。 2025年現在に観るにはあまりにも左側でリベラルに偏った描き方だったなと、素直に感動できなかった自分が居る。
my life
4.0
ふと気になった「マイスモールランド」を初鑑賞してみた。日本を舞台にした外国人目線の映画と言うコトしか知らないが、何処か惹かれてしまったみたい。 日本に住んでいる外国人は意外と多い。そりゃまぁ、普通に沢山の国籍の人が生活しているとは思うけど。だけど、そのヒトの気持ちまでは考えたコトはない。 少し前に観た「ファミリア」は愛知県瀬戸市に住むブラジル人の話やったけど本作はクルド人の物語。鑑賞後に気になり少しググると埼玉県の川口市には多くのクルド人が生活しているみたい。 そもそも、劇中でも言っていたが、クルド人には住むべき国がない。国を持たない最大の民族で日本の他には欧米にも移住しているらしい。そんな、クルド人にとっての幸せは、何処の国なんだろう。 日本がそうやったら、ええのになぁ…なんて、浅はかな感情を抱いてみたものの、本作を観ている限りでは、きっとそうではないんやろうね。 どうやら、クルド人だと言う事を特定のヒトには秘密にしていた様子。学校でドイツって言うワードが出ていたのは、そう言うコトやったのかな。だけど、コンビニで知り合った聡太にだけは徐々に心を開いてゆく。 この聡太がポイントで、友達以上恋人未満のような関係が続く。だが難民申請が不認定となり精神的にも滅入ってしまいそうな環境に陥るが健気に前を見ている姿には少なからず胸を打つ感じ。サーリャに心を寄せていると思われるクルド人は気の毒な存在やけど… 父親の存在も最後までポイントかな。クルド人の誇りを持っているが、何よりも子供のコトを考えている。自分には何も出来ないけど、外国人の目線になって考えるだけでも価値のある作品だと思えた。
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