Jo Pil-ho: The Dawning Rage

「最後まで行く」のイ・ソンギュン演じる悪徳刑事チョ・ピロが、大企業の巨悪に巻き込まれ、復讐に挑む物語。 イ・ソンギュンの舐めんなよ的反骨精神がなかなか痛快。

アジョシの監督と聞いて視聴。アジョシほどキャッチーでもストレートでもないが、抜群のエンタメ性で最後まで面白く見ることができた。 特筆すべきはケレン味のあるキャラクターの数々だ。汚職警官と不良少女を中心に、アクがありながらも愛嬌のある描き方がされている。役者のセリフや一挙一動からそのキャラクターの生きザマが浮かんでくる。室長の人とか実にいい。爽やかな雰囲気なのに変態に片足踏み入れちゃってる感じが絶妙。 アジョシから引き続きエモい画の撮り方が上手い。チョ・ピロがヤブ医者ぶん殴るところが効いてる。セリフも良かった。この世に780ウォンの人生なんかない。