Les Misérables
Les misérables
2019 · Crime/Drama/Thriller · France
1h 44m
(C)SRAB FILMS LYLY FILMS RECTANGLE PRODUCTIONS



With a gun at his belt and a truncheon in his hand, Pento has just joined the Seine-Saint-Denis anti-crime brigade, an inner suburb of Paris. On the same team as Chris and Gwada, two men with occasionally “peculiar” methods, he soon discovers the tensions among the different neighbourhood gangs. As they find themselves overwhelmed during an interrogation, a drone films every one of their movements.
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コウキマン
3.5
2023.8.14.069 ネタバレあり ミュージカル映画の金字塔“レ・ミゼラブル”と同タイトルの映画。レ・ミゼラブルはフランス革命を描いたものだったが、そのフランスはいま移民や低所得者の不満が溜まりに溜まっており犯罪や暴動が頻発している。 警察の犯罪防止班に加わったステファンは仲間と共にパトロールするが、あちこちで軽犯罪は起きており、いろんなコミュニティがそれぞれ対立しており、一食触発な状況。警察も信用されていない。住人たちはトラブルが起きたら「あいつがやったに違いない!許さねぇ」と対話をせずコミュニケーションが取れない状況。 ある日、アフリカ系フランス人イッサがサーカス団のライオンの子を盗む。それをきっかけにステファン達は、さらなるトラブルと巻き込まれていく。まあ自業自得なところはあるけど。 権力と暴力で押さえ付けられた者のフラストレーションはどのように発散されるか?ラスト10分の暴動の緊迫感は評判通りでした。 これが今のフランスの現状だとしたら、この荒れた状態をどのように改善していくのだろ? 「悪い草も悪い人間もない。育てる者が悪いだけだ」
ジュネ
4.0
2020年51本目は、カンヌの審査員賞を初めとして世界中で非常に高い評価を受けている『レ・ミゼラブル』。 ------------------------------------------------------------ フランスは以前から労働力不足を解消するためもあって、多くの移民を受け入れてきた「人種のるつぼ」です。ユダヤ系、アルジェリア系、中国系、イスラム系、ロマなど多数の民族が1つの国家に暮らしています。加えてフランスは肌の色や宗教の違いによって人に区別を付けない「color-blind」を標榜しており、国勢調査などのデータをたどっても、どの人種が人口の何%を占めるのかが全く分かりません。それだけに、私のイメージするフランスとはあまりに程遠い、エスニックな国家の姿には非常に驚きました。 ------------------------------------------------------------ 区別を付けないと言えば聞こえは良いですが、それはあらゆる民族に対して自らのアイデンティティを捨て去り、フランス国民になれと強要しているに等しい施策でもあります。また、劇中に登場する「バンリュー」と称される郊外の集合住宅地を見れば、治安や雇用の格差が激しいことは一目瞭然でしょう。人々の間には、平等であることを強いられながら、決して平等には扱われないことへの強いフラストレーションがあるわけです。 ------------------------------------------------------------ そんな鬱屈した思いや怒りがあらゆるシーンからほとばしるように滲み出ます。本作の中で徹底した悪役として描かれるのは警官たちですが、ライオンを盗んだイッサを初めとして、登場人物全員が顔を会わせれば互いを互いに敵と決めつけ、人の話も聞かずひたすら罵りいがみ合います。彼らの根底には永きに渡るコミニュケーション不全が横たわっており、解決が容易ではないことを思い知らされました。 ------------------------------------------------------------ 最近の映画はやたらと「証拠映像をSNSで拡散」というネタに走りがちですけど、今回は最早それすらも関係なくなってくるんですね。それって本当に恐ろしいことで、証拠も根拠もなく人を傷つけるのが当然になった今の時代を象徴しているように思えてなりませんでした。
wishgiver
4.5
すごい迫力!すごい緊張感!! 警官 vs スラムの暴動の作品はこれまでいろいろありましたが、本作のリアルな緊張感はもうダントツでした! ♢♢♢ 元々アフリカ系黒人とイスラムが緊張状態にあるところに少年が事件を起こし、事態は一気に街を緊張状態に包む。 冒頭のW杯優勝にパリ全土が沸くシーンからあがります。 そして『デトロイト』を遥かに凌ぐ緊張感、『トレーニング・デイ』さながらの警官同士の対立、『エンド・オブ ・ウォッチ』ばりにリアルな映像、もう観てる間ずっと息をのむ状態で衝撃のラストに突入していく演出、脚本は絶品。 ♢♢♢ コロナウィルスの余波で急遽地元での上映が決まりましたが、大スクリーンで観てこその作品。 暴動の危機と隣り合わせにあるフランスの実情を肌で感じる傑作でした。 (2020.3.14@AC津)
ツァラトゥストラハカク語リキ
3.5
「悪い草も悪い人間もない。育てる者が悪いだけだ」 * * 教育の中に哲学が浸透しているフランスに憧れるけど、そんな国にもこのような地区があり、このような警官が未だに存在することに驚く。 * * 警官も市長もヤクザもサーカス団長もみんな悪くて、それぞれの対立がとても生々しくて緊張感がある。 * * 最後の暴動シーンはその緊張感がMAXになるけど、終わり方が好みじゃ ないので評価点0.5点マイナス。
ジョニーJoe
4.5
茫然自失。観後、しばらく動けなかった。 感じろ、そして考えろ。 自力で あの最後の最後へ辿り着かないと、本当には出会えない。 目撃した者でないと、選び直せない。 直前のトークショーで、当のラジ・リ監督から「最後の10分間は、手足をしっかり踏ん張って つかまって、観てください(笑)。かなりスゴいですから」と脅されていた通り、 ラストに向かって、その場面の “当事者” として、ギューッと全身を圧迫され、プレッシャーが この上なく高まっていき… だがしかし、更なる心的な、本当のクライマックスは、物語が進行中には やって来ない。映画本編が すべて終わった後に ぐわぁーーーーっ と。 踏ん張っていた地面が すべて無くなり、「あっ」と頭が真っ白になって堕ちていき、息もできずに “どうすれば??” の焦り…。 …そこに去来する、あの『レ・ミゼラブル』の言葉。 圧倒的エネルギー。 結論の押し付けではなく、現実の提示。でもドキュメンタリーじゃない。 心を動かす “物語るアート”。 そして勿論これは、“他の国の話" じゃなかった。 ===== プレミアム試写会。来日のラジ・リ監督ご本人と、なんと細田守監督が登壇という、千載一遇なトークショー。短時間ながら含蓄ありまくり。 作品の舞台の土地で実際に育ち、今もそこに住んでいるというラジ・リ監督が「僕は10才の時に道で警官に職質された」って話をしてて… 「その歳で そんな経験をしちゃったら、その後の人生への影響たるや…」と。すべての大人は、かつての子供。その連鎖の大きさ。 本作のプロデューサーが、Netflixからの配給オファーを蹴って、各地域の配給会社との契約を敢えて選んだという その意図通り、言葉にできない程、素晴らしい機会。 本作自体の存在を含めて、いろんな意味で感謝でした。 #ラジリ #細田守 #スティーヴティアンチュー
しむこ
3.5
えー😱フランスのパリでしょ?あんな治安悪いんですか😥 さすがに日本であそこまでの地域はないでしょう。いやー、ビックリしました。 最後はやっぱり、火炎瓶投げちゃったんだろうな😢
GOICHI
4.0
レ・ミゼラブル 「ガキどもの逆襲」 これまで幾度となくミュージカルや映画化されたヴィクトル・ユゴーの小説「レ・ミゼラブル」だが、今までとはジャンルも作風も何もかも違う、現代社会が抱えている闇をリアルに描いたドラマになっている。現在は犯罪多発地区の一部となっているパリ郊外のモンフェルメイユを舞台に、現代社会が抱えている闇をリアルに描いたドラマ。犯罪多発地区の一部となっているパリ郊外のモンフェルメイユが舞台。自身が出身で現在もその地に暮らすラジ・リの初長編監督作品。 まずこのタイトルを持ってくること自体良い意味でタイトル詐欺だわ。中身はとんでもない社会の闇を描いていて、人種差別や職業差別などあらゆる人間の闇が衝突する。正直この映画に出ている奴で良い奴なんて主人公ぐらいじゃないか。 どうにも終盤まで子供に感情移入してしまったが、普通に考えてライオンの子供を盗んだところから始まってるからなコレ。終盤の流れもカタルシスがあるような感じで見てたけど、お前らが元凶だってことを振り返って改めて思う。 警官も警官で俺が法律だとかぬかして王様気取りだし、嫌悪感催すぐらいだわ。何より自分らの事故を揉み消そうとしてるのがヤバい。 ラストの終わり方が賛否両論あるし何の解決にもなってないのでモヤモヤ感が残るが、これは敢えてだと思うし、国は違えどどこにもありそうな問題で、色々と考えさせられる映画だった。見終えた後ドッと疲れが出るタイプの作品だが、オススメ。
なでかた
5.0
すばらしい!! お見事(ノ゚∀゚)ノ 貧困と格差というテーマをしっかり、きっちり描ききってくれました。 アカデミー賞も頷ける。 ラストのシーンは、滅茶苦茶ハラハラしたけど、貧困と格差というテーマにおいて、物凄く重要なシーンであり、メッセージ性が濃く表現されていると思った! うん、すばらしい!
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