A Hero
Ghahreman
2021 · Drama · Iran, France
2h 8m
(C) 2021 Memento Production - Asghar Farhadi Production - ARTE France Cinema



It is about a man who is in prison for debt, but when he is released for a few days on leave, he realizes that his girlfriend has found a bag full of money, but decides not to use the money to pay off his debt. When the news of his selfless act spreads in the city, he becomes a famous figure and his fellow citizens work to help him...
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Tsukky
3.5
分かりやすいストーリーでエンタメとしても楽しめるのに、観終わった後は考えさせられる芸術作品でした! 作中描かれるほんと些細な誤魔化しや、小さな嘘が積もり積もって主人公を追い詰めていく過程がリアルだなぁと思いました。 SNSによる被害を描く作品は数多くあると思うけど、そのSNSの画面を見せないで表現しきっているのが凄いと感じました‥ 作中描かれていなかったり、説明されずに終わっていることも多くあって、考える余白が残されているのもいいと思いました アミルジャディディさんの根はいい人なんだなと伝わる演技も最高だし、サレー・カリマイくんの吃音の演技も違和感なく素晴らしかったです! ラストカットの対比の絵力の強さと、オープニングのバスとの繋がりに👏です!
あっちゃん
4.0
『別離』と『セールスマン』でアカデミー賞外国語映画賞を2度受賞したイランのアスガー・ファルハディ監督の社会派サスペンス。 2021年カンヌ国際映画祭で、グランプリ受賞。 借金を返せなかった罪で投獄されているラヒムは、婚約者が偶然拾った金貨を落とし主に返すことを決意する。彼は、メディアによって英雄となる一方、SNSで詐欺疑惑が広まり、状況は急変する。 ソーシャルメディアの功罪を問う作品だが、SNSやメディアを描写することなく、登場人物の心理劇だけで描いているのがすごい。
wishgiver
4.0
『別離』で一気にファンになったアスガー・ファルハディ監督の最新作☆ ホントは悪いのかもしれないラヒム役アミル・ジャディディのキャスティングが素晴らしい。 話のキレはオスカー2作品に劣るけど、この監督のストーリーテラーの上手さに惹き込まれる。 イランとの障壁を感じさせないファルハディ監督の人間ドラマはもっと多くの人に観られるべき。 SNSや人の噂話に翻弄される本作もなかなか見応えがありました。 2022.5.30@伊勢進富座
Till
3.5
イランの巨匠アスガー・ファルハディが手掛けるサスペンス・ドラマ。 元看板職人のラヒムは借金の罪で収監されている。ある日、彼の婚約者が金貨の入ったバッグを拾い、それを売れば借金を返済できるはずだったが、ラヒムは罪悪感から金貨を落とし主に返すことを決意する。そのささやかな善行がメディアに美談として取り上げられ、ラヒムは英雄に祭り上げられていく。ところが、SNSを介して広まった噂をきっかけに状況は一変し…。 まさに「金貨を拾っただけなのに…」な映画で、些細な出来事から次第に事が大きくなっていき、やがてそれが本人の望まぬ方向へと向かっていく。SNSが普及した今日、バズりさえすれば一瞬にして“英雄”になれる一方、何か不祥事が明らかになれば一瞬にして“悪人”におちぶれることだってありうる。そんなソーシャルメディアの光と闇を赤裸々に描きながら、最終的には「人間の倫理観」までも問うてくる本作の“鋭さ”には唸らされた。 そういった社会派の側面はもちろんのこと、本作は映画としても素直に面白い。前半の些細なやり取りや行動が後半にちゃんと活きてくる緻密さ、観客の裏をかいてくる意外性までも兼ね備えた実に映画的な脚本、そして英雄となった主人公がSNSに翻弄される過程をサスペンスフルかつスリリングに描く巧みな演出力・ストーリーテリング力には脱帽した。対比を効かせた長回しのラストシーンも見事。ここは米アカデミー賞外国語映画賞を過去二度も制したファルハディの成せる業であろう。 社会派作品としての志の高さ、そしてエンターテインメントとしての面白さ、その両方を併せ持った文句なしの秀作でした。
なでかた
4.0
考えさせられる映画ってだいすき!子供が大人に挟まれて可哀想だった😭
星ゆたか
4.0
2024.3.12 「別離」(2011)「セールスマン」(2016)などで世界的評価の高いアスガー・ファルハディ(72.イラン出身)監督作品。 『ほんの些細な出来事が人生の〔致命傷〕となっていく』作風は今回も同じ。 友人の持ち逃げで負った借金がもとで。その貸し主から訴訟を起こされ刑務所生活になった主人公ラヒム (アミール・ジャディディ:84年)。 一度目の結婚相手にも恵まれず。吃音障害のある幼い息子を姉夫婦に預けている。 しかし再婚相手になりそうな女性との生活に。 早く移って人生の再出発を測りたいと思っている。 その為には貸し主で訴訟をお越し、今回の投獄になった相手に全額一編に払い戻すが絶対条件。 話の様子ではこの主人公ラヒムへの貸し主の人間的評価は最悪で。 情状酌量の隙がない。 けんもほろろな対応。その父親と一緒に店をやっている娘も同じ。 観客としては主人公の過去に、これほど“けなされる”に至る『何があったの?』が気になる所だが。 映画では語られていないので片手落ち。 離婚した元妻との事も同様。 何とか姉夫婦の援助などで借金を払い、その後は働いて少しづつ返していきたいと思う。 時折刑務所から2日ほど外出許可が出て。 姉夫婦の家に帰る事が出来。 再婚相手にも会えた。 ただその女性も一緒に暮らす兄(夫婦)には、刑務所生活の男と一緒になる話は反対されている。 この双方の家庭事情などの描写が念入りで。 この映画の説得力になっている。 そんな折、その再婚相手の女性が“金貨17枚入ったバッグを路上で拾い。 一旦はこれを紙幣に変えて借金返済に充てようと“邪念”が起きる。 しかし思い変えし。 落とし主を捜す〔張り紙〕を落ちていて場所の近くに。 そして主人公は刑務所に戻る。 やがて『それは私のもの』と主張する女性が現れ。とりあえず姉の所に置いてあった、その落とし物を手渡ししてもらった。 しかしこの時の、その女性の訳あり環境の為の連絡先不明言動が。 主人公にとっては究極な“不利な立場”に追いやる事になっていく。 そしてその都度、些細な状況処理の“嘘”が。 後に色々主人公達の立場をより複雑にしていく。 一度はTV報道などの。 素直に拾い物を持ち主に返した行為の。 『模範的囚人』の最高レッテルは、世間の称賛と、吃音の息子の懸命な合わせての報道は。 そのまま主人公の社会復帰の強力な後押しになる訳だったがどういう訳か。 まもなく彼の再就職先斡旋所の判断で『見送り』に。 何故ならSNS世界で。 これらの主人公達の善意の報道に対し。 『嘘っぱち』『信頼出来ない』などの声があがってるからだと言う。 こういう一連の“世間の動き”が主人公達の明るい前途に、 大きく立ち塞がる事に。 そして焦った主人公は貸し主と口論し揉め。喧嘩騒ぎになり相手にも怪我をさせ。 しかもその様子の防犯カメラの映像が貸し主によってSNS拡散され…。 せっかくのこれまでの社会的評価も、この一件で地に落ちてしまう。 急遽社会的イメージ墜落を嫌う斡旋業者も、慈善団体も逆に、作為的にこの主人公の更なる回復SNS発信作りに専念しようとするが?…!。 こんなにも、国籍が違い信仰心も異なるイランという国の映画に。 そこで描かれる人間感情に何の違和感もなく。 むしろその言動の変化などに同調できる事が凄いし。 それを一編の映画にした監督一同の製作関係者の力量に感心した。
ツァラトゥストラハカク語リキ
4.0
「名誉を守るためならお金はいらない」 * * 金貨を拾ったけど正直に持ち主に返したことで一躍英雄になり、自作自演の容疑をかけられて手のひらを返される話。 * * ラヒムが完全な善人ではなかったり、彼を英雄にまつりたたる人たちにも裏があったりして複雑。 * * また、ラヒムの息子が吃音であることも相まって、彼の中で英雄であることやお金から吹っ切れる感じがいい。 * * 人々の感覚や街の雰囲気が日本や欧米と違う感じも面白い。喧騒と静けさが混じりあった感じ。
Taul
4.0
『英雄の証明』(2021)鑑賞。善行と嘘の狭間の小さな話もファルハディの一瞬も逃さない脚本・演出でまったく眼が離せなくなる。見た目や要領が重要で不寛容さが渦巻くSNS時代。そんな社会を昇ってもすぐ降ろす冒頭で暗示し、真実は神(観客)のみ知るという最後の長回しで完璧に問い掛ける。超絶技巧に満ちた作品だ。
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