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    star4.0
    あぁ、またこの感覚だ。 是枝監督の映画でいつも感じる。 人間の汚い部分、暗い部分を綺麗に写している。 それが良くもあり、モヤモヤも生み出す。 . 「誰も知らない」「万引き家族」に比べると人間の汚い部分が一般的、というか普通に理解できるので不快感はかなり少なけど。(犯罪とかが絡むとやっぱりモヤモヤが勝ってしまう) でもこの監督の映画はみんな演技が自然で、それが凄いなといつも思う。それぞれ言いたいこと言ってる感じで、他の人の話にガンガン被る。 それが、自分が実家にいる時のようで心地いい。 . 樹木希林とYOUが食事の準備をしているシーンはとても好き。美味しそうなお料理たち。自然な親子の会話。ゆったりとした空気。最高です。 . 樹木希林が家に入ってきた蝶々を「純平かもしれない」というシーンは胸が締め付けられる。 . 全編を通して好きなシーンばかりで、また見たくなる。だけど、ストーリーは光が見えない。 それぞれの想い、わだかまりは何も解消することなく両親の死を迎える。 実際、こんな家族も沢山いるのだろうけど…… この監督の作品は、育った環境や現在の境遇によって好き嫌いが分かれると思う。 個人的には、映像や演技、空気感は好きだがストーリーが好きじゃない。いつもモヤモヤしてしまう。 それなのに良作だと感じてしまう不思議。
    70
    日本の昭和の夏。実家に帰省すると、こういうかんじなんだろうな。幸せとは、チクチク言われたり、文句や不満もあり、そんな中にある。 息子が命と引き換えに助けた男の子を、1年に1回命日に呼ぶのは辛い想いをさせる為だと樹木希林が阿部寛に言うシーンが印象に残りました。
    This may contain spoiler!!
    50
    是枝裕和と言ったら「誰も知らない」が有名だけど、今作はあのような社会の闇を描いた重い映画ではなく、一般的な日本人家庭を描いたのんびりとした映画。 阿部寛や樹木希林など誰でも一度は見たことがあるであろう役者達の自然な掛け合いが、リアルな日常を演出している。YOUが阿部寛の身長が高いことをいじっていたり、何気ない台詞や会話が印象に残る。 私の家は親戚が多く、正月などはよく家に集まることがあったので、なんだか自分の家族を見ているようで面白かった。YOUと樹木希林の掛け合いは、自分の母と祖母を思い出した。夏の田舎町の雰囲気と言い、不思議と郷愁にかられてしまう映画だった。 日本独特の死生観を題材にし、日本人の日常的な風景を切り取った、是枝らしい、日本らしい作品である。
    50