The 100 Year-Old Man Who Climbed Out the Window and Disappeared

ポジティブとかプラス思考とか、「ピンチはチャンスだありがとう」とかもう<ウンザリなんすよ>という方にとてもオススメしたい。 100歳のおじいちゃんが歩んできた人生は<ザ・ドリフター>。 人生なんて全てに白黒つけられたり善悪に分けられたりするほど単純なものではないハズ。 ただ飛び込み、翻弄され、しかしながらひた向きさと愉しむことを忘れない姿勢。 アメリカ映画ではちょっと出せない、ほのかなダシが効いた作品です。

本当に華麗な冒険…というか人生。 考える前に行動した方が良いかも、と思える。 とってもシュールなハッピーエンド。

20211230

100歳の誕生日を迎えたお爺ちゃんは老人ホームから逃げ出し、駅でチンピラ風の男にスーツケースを預かり、それを持ってバスに乗ってしまう。 ケースにはとてつもないお金が入っていた。 ここからお爺ちゃんとしては不本意な逃亡劇が始まる。 このお爺ちゃんは爆弾が大好きで、これまでに関わった歴史的な事象が挟まれる。 スペインのフランコ将軍、副大統領時代のトルーマン、スターリン、レーガン、ゴルバチョフなどだが、悲惨な事件なのに、軽妙に描かれるので深刻にならない。 印象的なキャラは「象女」と「ほぼ男」。 「長生きの秘訣？考えても仕方がないよ、なるようにしかならないのだから。」

いやぁ……好みの映画だ シュールな笑いでまさに華麗なる冒険でした ラストシーンのアランの「行くんだ」という短いセリフからも感じるように、考えるより先に行動せよとのメッセージ性もあるんでしょうが、そんなことよりこの映画の空気感が好きです これが好きな人には是非とも「幸せなひとりぼっち」もオススメします

覚えてない！

2013年のスウェーデン映画 ・ 老人ホームで100歳を迎える老人アランが窓から脱走して繰り広げる冒険活劇 ・ 爆弾大好きな少年時代からのエピソードを挟みながら物語が展開していくんだけど、現実で起きてる事件も過去の出来事も冗談みたいなことばかりで笑ってしまう ・ タイトルとジャケットからかわいらしいおじいちゃんの冒険なのかなあと思いきや、意外とブラック・ユーモアたっぷりなのがいい ・ いろいろ起きてるけど、なにも起きてないかのように進んでいく物語 ・ スウェーデン映画って良作が多いよなあ いつものようにアメリカがリメイクするパターンになりそう

展開がハチャメチャですが、なんとか成り立ってるところが笑えました。 題名からは想像できない過激？な冒険です。