Comments
Comments
    隣の映画初心者
    star5.0
    本当に生きてる人間の起こした犯罪と、その本心からの反省であり弁明を、実際の記録と本人達の出演による再現映像によって、一つの作品として作り上げたという孤高の存在とも言えそうな作品です。 最近、ニコラス・ケイジが本人を演じて話題になってたりしますが、そんなもんじゃない。 罪の告白と弁明、そして和解にいたる重要な出来事をまとめ上げています。 どこまでが本当の本人達か?という疑問はありますが、本作を企画し、作品化され、日本語の字幕が付いて配給されてるこのことが、映画史の中では一つの事件でもないかとは思う次第。 裁判のシーンなんか、なんで、こんなに棒読みというか、見る人を意識してない喋り方なんだろう?と思ってたのですが、後で背景情報を知って氷解でした。 ラストシーン、ほんとに素敵です。人生で後何回かは観たい。
    This may contain spoiler!!
    20
    実際の事件を元にした作品。その事件も自身を「マフマルバフ」と偽ったというのだからなかなか衝撃的。しかも実在の人物が今作でも演じたらしい。 随所に描かれる貧しさはイランの失業率の高さ(作中、高学歴と推測される被害者家族の次男やその友人も失業者であることが語られる。映画が製作された1990年頃の失業率は約10~15%の間を推移していたそうな)の象徴。ちゃんと職を持てていたら、こんな事件は起こさなかったんだろうな。 自身を「マフマルバフ」と偽った青年、サブジアンは映画好きな失業者。扮した理由は「マフマルバフになりたかったから」 作中語られる通り、被害者家族の前で「マフマルバフ」を演じれば「一流映画監督マフマルバフ」となれるけれど、そこから離れれば、「貧しいサブジアン」となってしまう。どちらも空虚であるけれど、求められるのは「マフマルバフ」。だから、「マフマルバフ」を演じた。被害者家族の次男もパン屋になった長男を侮蔑し、芸術の道に進みたがってたし、「あわよくば」だったのかな、と。 裁判シーンは実際のものらしく、イランの裁判の様子を見ることできたのも一種の勉強になったな。 このような事件を起こしたことでサブジアンは念願の「俳優」となったわけだし、終盤憧れのマフマルバフ本人と出会う。正直唐突なラストで驚いたけれど、これが彼にとっての光だったのかな(ただ、解説によると闇市での「外国映画のDVDの売買」が主な収入源で、キアロスタミの短編作に出演予定だったものの、喘息の発作に襲われ亡くなった、とのことで傍から見れば幸福な人生だったかは疑問ではある…)
    This may contain spoiler!!
    00
    坂の上の家、サイクリスト
    00