Operation Chromite

舞台は朝鮮戦争。 北朝鮮の猛攻によって韓国は釜山周辺まで追い詰められていた。 アメリカ率いる連合国は起死回生の仁川上陸作戦（クロマイト作戦）を計画する。 そのための韓国の決死のスパイ活動の実話の映画化作品。 ♢♢♢ 『新しき世界』のイ・ジョンジェは出演作品こそ少ないものの、ホントいい俳優だな〜と改めて感じます。 静かな男気の演技が素晴らしいし、マッカーサー元帥役のリーアム・ニーソンと対等な存在感もすごい。 CGのクオリティも上出来で、韓国では700万人動員の大ヒットとなりました。 ♢♢♢ この後、北朝鮮側に中国が参戦し、押された連合国は停戦に持ち込みますが、まだ共産主義の脅威が極めて高かった時代のお話。 この朝鮮戦争渦中以降を舞台にした『国際市場で逢いましょう』も併せて観ると、朝鮮戦争の歴史がよくわかります。

1950年、北朝鮮の奇襲により韓国は国土を失う。 国連軍の司令官はマッカーサー（リーアム・ニーソン）、仁川に上陸して反撃するクロマイト作戦を実行する。 そのために韓国兵からなるスパイ組織が上陸地点の情報を集めることに。 迫力満点の戦争映画で、冷戦前の国際状況がうかがえる。

戦争はだれかの思想や利権で始まり、犠牲になるのは一般市民や兵士。みんなただ平和に暮らしたいだけなのに…。戦争は悲しいものですけど、同じ民族同士だと余計に悲しいですね。