The Promise
La Promesse
1996 · Drama · Belgium, France, Luxembourg, Tunisia
1h 30m



Igor, aged 15, and his father Roger deal in housing and peddling illicit labor in the outlying districts of Liege, Belgium. Scams, lies and swindling rule their lives. When one of his father’s illegal workers gets injured on the job and asks Igor to promise to take care of his wife and baby, Igor finds himself at a crossroad. He wants to keep the promise, but the price would be to betray his father.
🌙 抜け殻になっても、感情は消えない
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cocoa
4.0
原題はフランス語で「La Promesse」。 「約束」と言う意味。 かなり久しぶりの再鑑賞ですが、邦題のタイトル「イゴールの約束」は好きです。 ベルギーのダルデンヌ兄弟監督の作品は多く観ていますが、ほぼ30年前のこの作品からずっとテーマがぶれていない。 相変わらず世界で不法移民問題が絶えない今だから、余計に心を動かされました。 15歳のイゴールは学校にも行かず、自動車工場の見習いをしている。 何度も仕事を抜け出すイゴールはクビになる。 それは父親ロジェに完全に支配されているから。 父親は不法移民の斡旋業をしていてイゴールに手伝わせている。 何でもお金で考える父親に育てられ、イゴールも大人相手に宿泊代やその他を取り立てている。 ある日、不法移民のアミドゥが事故に合い、「妻と子どもを頼む」とイゴールに言い残し死んでしまう。 その遺体をコンクリート詰めにして隠した父親ロジェ。 しかしイゴールはアミドゥとの約束を忘れられなかった… そんなストーリーです。 イゴールを演じるのは当時15歳だったジェレミー・レニエ。 彼の作品もたくさん観ているが、最近は『ノーベンバー フランス警察最悪の5日間』の時はすっかり老けていてビックリ。 (それでも45歳なんだけれど) この作品のジェレミー・レニエは子どもながらに演技も上手い。 大人を騙して財布を盗んだり、父親の行動から次々と助っ人役に徹するイゴール。 彼はとんでもない悪党ではなく、同世代の友達と持ち寄った部品で変形ゴーカートを作るなど楽しみもある。 イゴールが忙しそうにミニバイクで疾走するのはいつも父親に呼びつけられるから。 バイクで走る時は支配された彼が子どもから大人にならざるを得ない、そんな切り替えになっている。 ブルキナファソからの不法移民、アミドゥが呼び寄せた妻アシタと赤ちゃん。 アミドゥが死んだことも隠され、イゴールは気になって仕方ない。 父親ロジェは嘘の電報を打ったり、他の男に襲わせたり、いろんな手段でアシタを国に帰らせようとする。 それを見ていたイゴールはアシタに寄り添い、父親ロジェに初めて反発するのです。 イゴールの生育歴はまったくわからない。 母は?父と髪の色も違うが本当の親子関係なの? そんな事をずっと考えて観ていた。 ロジェが違法な仕事をしながら育てたとしても、いつかはイゴールも大人になっていく。 そのきっかけがアミドゥとの約束だとしても、親子の主従関係がずっと続くとは思えない。 終わり方もダルデンヌ兄弟らしく、これからも人生が続く…。 ロジェ役は常連俳優のオリヴィエ・グルメ。 相変わらずの安定した演技で若いジェレミー・レニエの存在を引き出していた。 と言うことで、ダルデンヌ兄弟監督作品は最新の『トリとロキタ』まで期待を裏切らない作品ばかり。 それの出発点は「イゴールの約束」だったのかもしれない。
油麻
3.0
2023/6/25 見終わってから数時間経っているが、未だに余韻に浸ってる。少年が父親の呪縛から脱出し1人の自我を持った人間に成長していく物語であるが、ラストはアレで良かったのか…?もっと救いのある最後でも良かったのでは? と、モヤモヤしていたが、例え最後まで秘密のままにしていてもいずれはバレたろうし、何よりアシタを欺くことは父ロジェとやっていることは同じ。父親からの指輪を売り払ったイゴールに出来たことは本当のことを話すことだけだったろう。 カメラワークがなかなかに酔うが、映像に説得力があり90分あっという間だった。
しじらみ
3.5
一箇所超絶パン繋ぎがある。
3.2.1.0
3.0
This may contain spoiler!!
いやよセブン
5.0
日本ではダルデンヌ兄弟監督作品の第一作目となる作品。 イゴールは不良少年で、学校も行かずに家業の手伝い。 その家業とは、父親ロジェがやっている不法移民の斡旋業だ。 移民のアミドゥが工事現場の足場から転落、居合わせたイゴールに妻子を頼む、と言って息を引き取る。 父親は病院や警察に届けることはせず、建築現場のコンクリートに埋めてしまう。 残された妻子の様子を探るイゴールだったが、隠していることが辛くなってくる。 とうとう父親と衝突、妻子をつれて逃亡生活に。 ダルデンヌ兄弟独特の異様な迫力に満ちた映像で、先の見えないストーリーに引き込まれていく。
akubi
3.5
罪悪感と後悔が彼の吐き出すたばこの煙と混じりあい、少年は苦しそうに目を細める。たばこをすうことが、まるでなにかの罰であるみたいに。 正しい ということがなんであるのかを知らずに生きてきた少年はやがて、自らの瞳で世界を見るようになる。彼の柔らかい心がすべて受けとめるには、この世界は惨すぎた。 この物語に終わりがないみたいに、これからすすむこの道に、どこかに闇を照らすひかりがあるという希望もまだ続いてゆくようで、わたしはあの雑踏のなか、拳をにぎりしめただ、霞んでゆくふたりの背中を追いかけた。
rmh.
4.0
ジェレミー・レニエとオリヴィエ・グルメの名演に全てが懸かっていた作品。 素晴らしかった。 違法に移民を受け入れてマージンを取りながら生計を立てている親子。 父親も息子を愛しているし、息子も父親を愛している。 ただ、商売柄胸を張れないし、どうしても社会の闇ばかり見てしまう息子。父親に従うしか、生きていく術はない。 1人の移民の事故死をきっかけに、誠実に生きたいと息子がもがき始める。 お父さんを愛してるけど、僕は誠実に生きたいんだっていうイゴールを演じた15歳くらいのジェレミー・レニエが素晴らしい。 てか可愛すぎる‼︎‼︎‼︎ オリヴィエさんも、やっぱり名優ですな…
キヨ
5.0
イゴールの気持ちの変化、苦悩。 ヒリヒリするような緊迫感、緊張感。 被写体との距離感が素晴らしい。 イゴールが父の支配を超えて、 内なる意志に従い行動する。
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