The Ghost of Yotsuya
東海道四谷怪談
1959 · Horror · Japan
1h 16m



This horror tale relates the consequences of a Japanese legend which tells of a man who has to betray his wife in order to achieve power.
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むささび
3.0
This may contain spoiler!!
YOU
4.0
中川信夫が監督を務めた、1959年公開の怪談映画。 『皿屋敷』『牡丹燈籠』と並び「日本三大怪談」に数えられる日本古来の怪談『四谷怪談』を江戸時代後期の狂言作者・四代目鶴屋南北が生世話物として書き上げた戯曲『東海道四谷怪談』の21回目の映画化作品となる本作は、フランシス・フォード・コッポラが「世界のオカルト映画の最高傑作」と賞賛したことでも知られる作品とのこと。自分のような若い世代にとっては「怪談」に触れる機会というのもそうそうありませんで、とにかく本作の持つあらゆる意味での”力強さ”にぶっ飛ばされ続けた至福の76分でした。要所要所だけを切り取れば70年代のオカルト映画や80年代のスプラッター/スラッシャー映画とも共通する要素は多分に含まれているのですが、作品全体としてはそのどれとも被らない、まさに「ジャパニーズ・ホラー」的な独自の魅力に満ち満ちているという印象です。元々は歌舞伎の演目として執筆された原作のスタンスを非常に意識したような演出や語り口もさることながら、本作が今なお「怪談映画」としてその地位を不動のものにしている最大の要因はやはり「東洋的な様式美」だと思います。それは若杉嘉津子演じるお岩の造形や描き方、全編に渡る撮影や美術などからも感じ取れ、とてつもない恐怖・残虐描写が炸裂しているにも関わらず我々は気付けばこの芸術的な世界観の虜にされてしまいます。 全編しっかりビビらされると同時にその国の伝統や風習に則った様式美が作品全体を纏っているという意味ではダリオ・アルジェントの『サスペリア』とも非常に近いと思います。ここぞという場面でトラウマ級の恐怖を植え付けられる点でも似ていますし、お国柄が反映されているのもやはりオカルト映画的ですよね。また本作はれっきとした「女リベンジ映画」でもあり、今の時代にも通底するテーマ性もしっかりと感じ取れます。だからこそ本作は「怪談」な訳で、前述した「日本古来の様式美」含めこれからは元の『四谷怪談』に変わって本作こそが次の時代へと受け継がれていくのではないかと、そうであって欲しいと切に願う次第です。異なるバージョンや他の怪談映画も観てみたい! 「これだから今時の若者は・・・」を覚悟で言いますと、自分はお菊さんも知りませんし、お菊さんがお皿を数えている理由も知りません。精進致します。
油麻
3.5
2023/2/22 身勝手な男への悲しい復讐物語。男も最後には無惨に死ぬし お岩の人生ってなんなんだ。 それでも演出や音の使い方で四谷怪談のおどろおどろしさも表現していて、飽きない。今となっては定番過ぎるところもあるが、それで良い。 これは「様式美」だ。
ケイタ
3.0
四谷怪談って何となくは知ってますが、こんな話だったんですね〜。 クソ野郎どもへの復讐なんすね〜。 思ったよりクソ野郎過ぎて、そりゃ、恨まれるわ笑 でも、お岩さんって皿の枚数数えてなかったっけ。
horahuki
5.0
この恨み晴らさずにおくものか… 中川信夫×石川義寛という『亡霊怪猫屋敷』の名コンビが放つ、数ある四谷怪談映画の中でも最高傑作の呼び声高いレジェンド中のレジェンド。公開当時はそれほどの評価を得られなかった本作だけど、後に再評価され怪談映画の頂点とまで呼ばれるに至った経緯をもつ。キャストやスタッフ皆が自分の代表作を尋ねられると本作を挙げるほどらしい。 まるで歌舞伎狂言の世界に入っていくかのようなオープニングクレジットから引き込まれる。そこから間髪入れずに伊右衛門がお岩さんの父親たちを切り捨てる伝説的な4分超えのワンカット映像へと繋がり本編がスタートする。安直なズームやクレーン撮影を使わずに直角移動を用い、役者たちの殺陣や登場タイミングを含めて複雑なシーンをワンテイクで成功させたというのだから驚きしかない。 結婚の話をする伊右衛門とお岩さんの元に現れる蛇が2人の行く末を暗示させ、巳年だと語るお岩さんを余所に身勝手に蛇を切り捨てる伊右衛門の態度もまた同様に今後の関係性を予感させる。そしてその予感通り、江戸で始まる2人の結婚生活には楽しさも喜びも感じられず、そこには倦怠に満ちた薄暗さしかない。中川映画ではお馴染みな美術担当の黒沢治安によれば、蚊帳等の最低限の小道具に限って色相の単純化を図ったらしい。 直弼はメフィストフェレスだと中川監督が伊右衛門役の天知茂に語ったように、直弼は伊右衛門を悪の道へと誘う。士官もできず先の見えない貧乏暮らしに嫌気がさした伊右衛門は、町で助けた若いお梅に惹かれる。そこに直弼がお岩さん殺害を持ちかける。本作では赤の色彩が悪を予感させる心理表現として外連味たっぷりに用いられるのだけど、直弼から毒薬の提案を聞いた伊右衛門の背後にも燃えるような強烈で暗い赤が画面を覆う。そして同様に直弼から薬を受け取る伊右衛門の背後でも白→赤への変遷が仰角カメラによって行われ、更には毒薬の包紙も赤色という念の入れよう。 そして有名な花火の連打を迎える。自分の中に芽生え花開いた悪の感情なのか罪悪感なのか。それに対し驚きの表情を浮かべる伊右衛門の心的深淵を表し、開けばもう閉じることのない不可逆性が闇への転落を決定づける。斜角を左右に振るカメラもまたお岩さんの決して戻ることのできない顛末を語り、悲痛が恨みへと転じる。 そこからはお岩さんの独壇場。現実からはかけ離れた悪夢的幻想空間の中で伊右衛門を責め苛む。木下恵介版『新釈四谷怪談』でも提示された「伊右衛門の罪悪感が見せる幻」としてのお岩さんという解釈の余地を本作でも採用しており、暗転する映像、影が濃くなる伊右衛門、更には板戸や池等の彼の悪事を象徴するアイテムが空間を埋め、蛇が何度も現れるのも単純に悪を連想させるものに留まらず、お岩さんが巳年であることに由来しているであろうことからも伊右衛門の罪悪感が作り出した心的空間であることの説得力を増している。中川監督は『怪談蛇女』でも同様に罪悪感が見せる幻としての心霊表現を採り入れており、亡霊を見てしまった自分の中の罪の意識に焦点を当てているのがわかる。 そして、聖人君子では決してないものの根っからの悪でもなく、また悪になり切ることもできない伊右衛門の人間臭いキャラクターも本作の魅力。「岩、許してくれ」の言葉と伊右衛門の顛末(誰が刀を握っていたか)から真実の彼の姿が推し量れるわけで、伊右衛門はクソなんだけど、クソとして単純に切って捨てることのできない普遍性が時代を越えて愛される所以なのでしょう。
tomomi
3.0
伊右衛門が悪人すぎてドン引き。お岩が本当に可愛そう。自分の嫁ぎ先を巡って父親が闇討ちに遭い、知らず知らずに仇となる男と一緒に暮らし子供も授かってしまう。父親を殺害してまで一緒になりたかったお岩に酷い仕打ち。可哀想で怖いとは思えない。がんばれーと思いました。
ジャッキー
3.5
予想以上にお岩さんの怖さにびっくり。伊右衛門は恨まれても仕方のない悪行をしているので成敗されて当然。
aburaya312
5.0
今まで見た中で一番怖い映画。人間の情念が迫って来る。
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