Lady Macbeth

主演の女優が豹変していく姿に見惚れた。部屋の真ん中で椅子に座って真っ直ぐ前を見るシーンがたしか3回ほどあったけど、どんどん鋭い目になっていくキャサリンが怖いけど、美しかった。美。恋に盲目ってまさにこの事だなと。めちゃくちゃ相手のことが好きなのに最後にはその相手さえも切り捨てることができるキャサリン。ほんとうに怖い。使用人のアンがほんとに可哀想だった。アン役の女優さんがとても演技が自然で入り込めた。ある意味めちゃくちゃ一途な恋愛。恋愛で人ってこんなに変わるんかと思うと恐ろしい。純粋で残酷な怪物になる少女の話

19世紀後半のイギリス。 裕福な商家の歳の離れた男性に嫁いだものの、気難しい夫とは体の関係はなく、夫や舅に抑圧される生活から若い使用人の男と不倫関係になった17歳のキャサリン(フローレンス・ピュー)の物語。 抑え込まれていたものが解き放たれ、自分の欲望を満たすために残酷なモンスターになって行くキャサリンが怖い。 2016年に公開されたフローレンス・ピューの映画初作品をシネマート新宿・心斎橋の企画「のむコレ2020」で鑑賞。 #2020年劇場鑑賞96本目 3.0/5