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子連れ狼 死に風に向う乳母車
1972
子連れ狼 死に風に向う乳母車
1972
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子連れ狼 死に風に向う乳母車
1972
1h 29m
Cast/Crew
Kenji Misumi
Director
Go Kato
Actor
Akihiro Tomikawa
Actor
Michitaro Mizushima
Actor
Sayoko Kato
Actor
Ichiro Nakatani
Actor
Hiroshi Nawa
Actor
Shunya Wazaki
Actor
Daigo Kusano
Actor
Jun Hamamura
Actor
Isao Yamagata
Actor
Yuko Hama
Actor
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Avg ★4.0
(14)
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てる
4.0
面白い。 武士道とは何か? 武士道とは死をもって生きること 痺れますね。 始めて子連れ狼を観たけど、面白かった。観る前は若干バカにしてる節もあった。子ども連れてる厳めしい顔したおじさんってイメージしかなかったし。いやまぁ、実際そうなんだけど。そんなおじさんの話が面白いんかいって思っていたけど、面白かった。 この作品の見所は若山 富三郎の殺陣にある。キレッキレの殺陣いやはや凄まじい殺陣です。早い。とにかく早い。でも、重々しい重厚な殺陣でした。とはいえ、忍者が出てきたり、乳母車が実はボンドカーだったり、エンターテイメント的な要素もあり、それをどう観るかは人それぞれだけど、古い監督ならではだなぁなんて感じる。映画なんだから、なんでもありだ! って豪快な声が聞こえてくる。 実は若山 富三郎を知らなかった。凄い役者ってのをこの作品ではじめて知って、さらに、勝新太郎に似てるなぁなんて思っていたら、勝新太郎のお兄ちゃんなのね。とんでも一家だなぁ。
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dreamer
4.0
この映画「子連れ狼 死に風に向う乳母車」は、「子連れ狼」シリーズの第3弾で、小池一夫脚本、三隅研二監督、若山富三郎主演という布陣で、当時、3カ月に1本の製作というハイペースでのシリーズとなっていた。 もともと、全部で6作作られた、この「子連れ狼」シリーズは、時代劇というよりもアクション映画と呼びたいほど、豪快な斬り合いの連続で、繰り返し何度観ても6本とも実に面白い。 冒頭からラストまで、全編を通して斬り合い、また、斬り合い。血が噴き出る。首が飛ぶ。頭が真っ二つに裂ける。だが、ただ残酷なのではなく、殺陣は工夫に工夫が凝らしてあり、一瞬たりとも観ている者を飽きさせない。 若山富三郎扮する拝一刀が刀で斬りつける。すると、敵は素手で白刃をはさみこむ。拝一刀は、刀を動かせなくなる。そこに、もう一人の敵が突如あらわれ、斬りつけてくる。拝一刀、危うし!! そうした、それまでの時代劇には見られなかった、奇抜で斬新な殺陣が随所に見られるのだ。 とにかく、このシリーズは、主人公のキャラクターの設定が、実にいい。拝一刀は、もともとは公儀介錯人。つまり、切腹の際の首斬り役人だ。徳川幕府に仕えているが、その仕事は、人に嫌われるダーティなものだ。しかし、仕事の性格上、剣の腕だけは滅法強い。そして、死を見続けてきたから、度胸も座っている。 これが、幕府の公儀刺客人で、幕府のために働く殺し屋集団の柳生一族に、妻を殺された事から、一匹狼のアウトローになり、柳生一族と死闘を演じ続ける事になる。しかも、柳生を裏で操る幕府権力とも敵対する。たったひとりの反乱なのだ。 時代劇は、こういう巨大な権力にたてつくアウトサイダーを主人公にした時が、一番面白い。観る者に爽快なカタルシスを味合わせてくれるのだ。「座頭市」シリーズが面白かったのもそのためだし、宮本武蔵が面白いのも武蔵が、吉岡一門という権力集団と一人で闘うからなのだ。 こうして、アウトサイダーとなった拝一刀は、子供の大五郎を連れて裏街道の旅に出る。そして、殺しを引き受ける刺客になる。金のために人を殺す。ダーティなヒーローなのだ。ひとたび、権力にたてつくアウトローになったからには、堕ちるところまで堕ちてやる。それが"冥府魔道"の生き方なのだ。 この拝一刀の魅力は、このダーティぶりにあり、悪しき現代に、男の誇りを守り抜こうとしたら、ヒーローは汚れざるを得ないという、"シニカルな姿勢"が、私の心を捉えて離さないのだ。 拝一刀は、武士であって武士ではない。武士の美学を守るために、敢えて、武士の美学を捨てるのだ。 この第3弾の「子連れ狼 死に風に向う乳母車」は、原作の劇画の18話「あんにゃとあねま」と46話「渡り徒士」のエピソードをメインに描かれていて、前半で女郎を助けた拝一刀が、忘八者の女元締め・酉蔵に水責めと「ぶりぶり」という折檻を受けるシーンがある。 「忘八者」は、裏稼業を仕切る集団で「忘八武士道」など、小池一夫時代劇の随所に登場する、作者お気に入りの設定だ。酉蔵役の浜木綿子は、萬屋錦之助主演のテレビシリーズでも、同じ役を演じている。 歴代の俳優の中で最も殺陣がうまいと言われる、若山富三郎の殺陣は、1作ごとに過激かつ過剰になっていくが、この作品では、彼が主演した「賞金稼ぎ」シリーズを思わせる派手な銃撃戦で、まるでマカロニ・ウエスタンを彷彿とさせるような、死屍累々の大殺戮が展開していく事になるのだ。 また、三隅研二監督の演出の衝撃度は、加藤剛演じる渡り徒士とのラストの対決に顕著に表われていて、拝一刀に首をはねられ絶命するまでの描写が、加藤剛の渡り徒士の生首の主観映像で撮影されるという、前例のない過激な表現方法が取られているところも見ものだ。 荒唐無稽でナンセンスと言えばそれまでだが、それをそう感じさせないのは、このシリーズの根底に、権力に対する荒々しい反抗精神があるからなのだ。
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葛城真実(かつらぎまさみ)
5.0
エンタメ系時代劇の傑作。どのくらいエンタメ系かというと、主人公がかつて就いていた「公儀介錯人」という役職からして実在しない。史実より面白さ優先。仕込み乳母車のギミックはファンタジーに近い。しかし、最高に面白いのでこれでいい。若山富三郎の剣技は掛け値なしの本物。いちいち、抜刀、納刀するのも様式美として正しい。素晴らしい出来の映画。 「刺客引き受け5百両」 十両盗めば首が飛ぶ時代に、この金額設定。高いけど、千両箱1杯の半分。持ってる人は持ってそうっていう落としどころもよいですねえ。 冥府魔道を歩む子連れ狼の戦いはスピーディーだけどキレイすぎない。時には狡い奸計で勝つ。そして、火力で勝ったりもする。本当の侍と戦う時以外は。後半の戦闘シーンではニヤニヤがおさまりませんでした。良すぎます。
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「今だからこそ」な時代劇
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