The Fury
The Fury
1978 · Horror/Thriller · United States
1h 58m



A government agent is determined to come to his son's rescue, when a sinister official kidnaps him to harness his extremely powerful psychic abilities.
🌙 抜け殻になっても、感情は消えない
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dreamer
4.0
このブライアン・デ・パルマ監督の「フューリー」は、原作がジョン・ファリスの長編小説で、作者自身が脚色もしていて、もっとうまい整理が出来そうな、かなり入り組んだ脚本だが、それをデ・パルマ監督は、太い線でグイグイ画面に移していって、全編これ見せ場という作品に仕上げていると思う。 強引な運びでいながら、画面の構成には神経が細かいところまで、よく行きとどいていて、訳のわからないショットなど、ひとつもなく、さすがデ・パルマ監督の映画だけあって、安心して観ていられる。 超能力者を諜報部員に、無理やり仕立てようとする話で、このアイディアの先例には、ジョージ・E・チェスブロという作家の「消えた男」という小説があり、この小説は超能力者が大人だから、自分で対抗策を考えるのだが、この映画「フューリー」の方は、まだ高校を出たばかり。 ジョン・カサヴェテス扮する非情な諜報部員に、まんまと乗せられて、訓練施設に閉じ込められる。それを父親の元諜報部員のカーク・ダグラスが救い出そうとするのが、本筋となるストーリーだ。 ジョン・カサヴェテスの一味に追われて、当時61歳のカーク・ダグラスが大奮闘、パンツひとつの裸で、屋根から屋根へ飛び移ったり、非常用梯子にぶら下がったりして見せてくれる。 脇の筋立ては、エイミー・アーヴィング扮するシカゴの金持ちの娘が、自分に超能力があるらしいのに不安を覚えて、バラゴン・インスティテュートという研究所に、検査を受けに行く。 その研究所が、カーク・ダグラスの息子アンドリュー・スティーヴンスが最初に入れられた所なので、その残存思念に、エイミーが感応する。 カークが新聞に出ていたのを見て、手掛かり探しに雇った超能力者が、エイミーの存在をまず知らせる。カークは研究所に勤める女キャリー・スノッドグレスを味方につけて、息子が閉じ込められている場所を、エイミーに探させようとする。 そして、エイミーを研究所から連れ出す場面は、デ・パルマ監督得意のスローモーション撮影のアクションで、グッと画面の中に引きずり込まれてしまう。 一方、息子のアンドリューは、父親はアラブ・ゲリラに殺されたと信じこまされていて、久し振りに外出を許された遊園地で、アラブ人の乗っている観覧車を、念力で吹っ飛ばしたりするが、この場面もなかなか見せてくれる。 アンドリューの額に太く盛り上がる血管は、「スターウォーズ」のリック・ベイカーが担当していて、さすがにうまい。 こうして見せ場を次々と積み重ねていって、いよいよクライマックスへと突入していくのだが、人間不信を募らせたアンドリューの超能力が爆発する屋内シーンと、カークとエイミーが救出に忍びこもうとする屋外シーンを、切り返していく演出テクニックは、さすがにデ・パルマ監督、実に鮮やかだ。 ラストの最大の見せ場は、バート・I・ゴードン監督が「マッド・ボンバー」で、ダイナマイトでやって見せているから、全く新しいとは言えないけれど、持って行き方がうまく、A・D・フラワーズの特殊効果も見事で、逆に「マッド・ボンバー」以上に、驚かせてくれる。
ご自由さん
3.0
2008.11/22 2回目鑑賞。 カークダグラスがこんなオカルト的な作品に出演とは驚いた記憶ありキャリーの二番煎じが新鮮さと驚きが劣る
アワビちゃん
3.5
超能力者の話なのだが、描写が古く感じられた。当時は革新的だったのだろうか。 とはいえラストシーンはデパルマ監督の美学がまさしく爆発。単にこれがやりたかったんだろうね。 もうこの映画、このシーンだけで良いよ。 あとは警官のコミカルなやり取りやチェイスシーンは同時代のスピルバーグを彷彿とさせる。それもそのはず音楽がジョンウィリアムズなのだ。 ちっと今見るとキツいので1.5倍速で見た。ゴメンね。
Masatoshi
4.5
面白かった
にっしー🎲
5.0
心配してたが、ちゃんと、映画的カタルシスがあって良かった。
路傍の骨
3.5
デ・デ・デパルマーーー!
マツムラモトオ
3.5
超能力もの好き。デ・パルマは色んな技法を駆使しているが映画としては間延び感があるのはいかんともしがたい。だが、ラストシーンの爽快さで☆ひとつプラス。70年代の風俗も懐かしい。
horahuki
4.0
我々の文化にあの子達の居場所はない めちゃくちゃ面白い!!周囲によって虐げられている者を主軸に据え、不条理にとことん追い詰める物語はいつものデパルマ。原作や脚本が別にいるとはいえ『キャリー』と同じく望まずして手に入れてしまったサイキック能力のために苦しみを強いられる遣る瀬無い展開が共通していて、どちらにしても惹きつけられるものがあるな〜って思った。 『キャリー』のように直接的にサイキックを追い詰めていく描写があるわけではないけど、「我々の文化は同化しない者を滅ぼす」と作中で語られるように特殊すぎる故に居場所がどこにも存在しないということが冒頭から執拗に語られ、それでもこの世界で生きようとしがみつくが故に、悪意を持った罠として提供される偽りの「居場所」に引き寄せられ貶められていくのが救いなさ過ぎて辛い。 本作は、強力なサイキック能力を持つ息子を秘密組織に連れ去られてしまった元諜報部員の父親が、息子を取り戻すためにサイコメトリー能力のあるサイキック少女の協力を得つつ秘密組織に喧嘩を売るというお話なんだけど、冒頭で息子が連れ去られるまでの二転三転する見せ方がめちゃくちゃ上手い。親子の双方に対する愛情・信頼の強さを一瞬で提示し、抱える不安と包み込むような優しさからそれに代わって現れる危機までを席の離脱・着席を持ってカメラを左右に振りながらの長回しで予見させてしまう異常なうまさにゾクゾクした。 的確なタイミングの涙、一度挫いてからの巻き返しで希望と絶望どちらに転ぶかを完全に予測不可能にした上での主観カメラ。何であれだけの尺でこれだけ自然に感情とスリルを盛り込めるのかがわかんない。凄すぎる!カーチェイスひとつとっても、ガンガンスピード出した迫力のあるものではなく、ゆっくりとつけられてるだけなのにビシビシ伝わってくる緊張感。濃い霧の中の逆転と目に見えない何かと戦うような撹乱というシリアスな演出の中にも小ネタのように笑いを仕込み、コントのようなオチを持ってくるセンスが本当凄い。笑いをオチとして締めるシークエンスが全体的に多いのが、暗く救いのない物語を絶妙なバランスで見やすくしてるのがめちゃ丁寧。 クライマックスの爆発もいつものデパルマだけど、攪拌器のような無慈悲な回転の中にも血が飛び散るワンカットを挟むことで残虐性を効果的に上乗せしたり、上と下に分かれた対面が既に存在する場所・立場が違っていることを決定的に印象付けたりと、ちょっとしたことに気を使ってるのが良くわかる。 原作を読んでないから細かな設定部分はわかんないけど、職業的に2人とも親の愛情を十分に受けられていないことが窺えるし、仕事を辞めてその埋め合わせを一生懸命に取り組んでいたであろう主人公に突きつけられる結末には胸が痛くなる。でもその辺りはサイキックジャンルの定石通りでもあるわけで、更には自分が属していない価値観を持つ集団に対して「優しさ」を持つことの大切さを訴える物語としても訴えかけてくるのが良かった。 今日休みやったんで年賀状書こうと思ってたんだけど、結局めんどくさくてサボっちゃった…。そろそろ書かなヤバい!
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