Rashomon
羅生門
1950 · Periodic Drama/Drama/Mystery · Japan
1h 28m



Brimming with action while incisively examining the nature of truth, "Rashomon" is perhaps the finest film ever to investigate the philosophy of justice. Through an ingenious use of camera and flashbacks, Kurosawa reveals the complexities of human nature as four people recount different versions of the story of a man's murder and the rape of his wife.
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セイクク
3.0
芥川龍之介の短編「藪の中」を脚色したヴェネチア映画祭金獅子賞のレジェンド映画です。 小説は学生のとき読んだ…はずσ(^_^;) 【名作ですが、あえて現代目線での私的レビューの為、 評価は厳しめです〜(>_<)】 まず驚かされるのは雨の描写! 現代でもこれだけ印象に残る雨の描写はほとんどなく、それだけ当時は衝撃的な映像だったでしょうね〜(o^^o) そして同等に素晴らしいのはカメラワークで、現代でもトップクラスと言っても良いほどの素晴らしさです〜 ☆☆☆☆ 演技は正直「七人の侍」の方がレベルが高かったかなぁ〜三船敏郎も志村喬も「七人の侍」の方が魅力的でしたね (*´ω`*) 脚本は賛否両論ありますが、個人的には全く好みではなかったです…まあ合わなかったって事ですね…(^◇^;) 3人の目線から…は当時は斬新だったと思いますが、いま目線で観ると当然普通です… (*´ω`*) それにしても時代が平安末期ということもあり、人が人を信じられない様子が丁寧に描かれていて、平氏側だと思われる貴族化した侍のへっぴり剣術にも納得です♪ 刀は差していますが、剣術の練習なんかはしてないんでしょうね〜 こういう細かな描写はさすがだなぁ〜と感じましたね☆ どれだけ公開当時の観客に戻って鑑賞する事が出来るかがこの作品を楽しむ「鍵」だと思います。 私には出来なかったなぁ〜(●´ω`●)
hanako
4.0
2023/7/8 藪の中で見つかった遺体を巡るミステリータッチのヒューマンドラマ。 事件の当事者である3人が三者三様の証言をし、真相が分からないという煙に巻かれるような話。 この不可解な事件について、豪雨の降りしきる羅生門の下で杣人、坊、それに加えて下人の3人が語り、人間の本質を浮き彫りにしていく。 芥川龍之介の「羅生門」だと思っていたら、大筋は「藪の中」のストーリーをベースにしている作品でした。 是枝監督の「怪物」の解説で、物語の構造が同じ作品としてこの「羅生門」がよく登場するので、関連作品として観ました。 ◆ 割ともったりしたシーンが多いのですが、それをも観客に退屈せずに見せるカメラワークや音楽による演出が素晴らしく、流石、の一言。 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆(ネタバレ含む) ◆ ◆ ◆ ◆ 冒頭、杣人が「ちっとも分かんねぇ」と言っているのは、事件の真相ではなく"なぜみんなが嘘をついているのか”という事だったんですね。 かく言う杣人もまた、事件現場から高価な小刀を持ち去り、事件の真相を知っていながら黙っていたので、罪深き人。 当事者たちの三者三様の嘘も、各々の情けなさを隠す虚栄心からくるもので、いかに人間とはエゴに満ちえているか。「世の中そんなもんでしょ、鬼よりも人の心が恐ろしい」と、ある意味達観した下人と、「人という人を信じられなくなったら、この世は地獄だ」と性善説の立場を取りたい僧。雨の降りしきる羅生門の下で僧が打ちひしがれる中、捨て子の赤ちゃんを巡っての最後のやり取り。 赤ちゃんの着物を剥いで雨の中逃げていく下人は小説「羅生門」の切り取り?(「外には、ただ、黒洞々こくとうとうたる夜があるばかりである。下人の行方は、誰も知らない」)。 この絶望で終わらせず、赤ちゃんを引き取ると申し出る杣人と、絶望の中に僅かな希望を見た僧、それに呼応するかのように晴れ渡る空。希望を残したラストはいいですね。(でも、この杣人、途中で赤ちゃん捨てるのではと疑ってしまったのは私だけではないはず。それだけ疑心暗鬼になってしまう映画)。
about movie
3.0
三人の証言がある事件を全く違う話で語る、といういかにも面白そうなあらすじ。 真相が藪の中の原作と比べ、真実を語り、人はいかに虚構の中で生きているかを浮かび上がらせた本作。 読者に思考させ芸術性を求めた芥川に対し、人間性を追及した黒沢監督、ということか。 若き日の京マチ子さんは、美女の価値観が違った平安の女性を演じても妖絶さ満点。
どりんこ
5.0
真に恐ろしいのは人間の心。 盗人と1組の侍夫婦の出来事を通じて、人間の心の中に棲む「鬼」を強く浮き彫りにした作品。 製作から60年経っているのに全く古臭く感じないって凄い..。 今の時代これをリメイク出来る監督、演者は居ない気がする..。 今なお黒澤明監督作品が世界的に評価されているのが分かった気がしました。 ずっと緊張感が続いて気が抜けない。 役者の魂が視線の動きに至るまで映像に焼き付いているようで、伝わってくる。 基本的に人の心の中に棲む恐ろしさを描きながら、最後のシーンだけは救い。 上手く言語化できないのがもどかしいけど、すべての人に一度は観て欲しい。 NetFlix
Till
4.0
第24回アカデミー賞で名誉賞(現在の国際長編映画賞)を受賞したサスペンス・ドラマ。 一応原作は芥川龍之介の短編小説『藪の中』と『羅生門』なのだが、舞台が『羅生門』というだけで、ストーリー自体はほぼ『藪の中』。最初にこの『藪の中』のザックリとしたストーリーを聞いたとき(読んではない)、「え、何それ。ミステリーとして破綻してるやん」なんて野暮な感想を抱いたものだが、これはミステリーとしてではなく人間ドラマとし て捉えるべきだったのだと、この映画を観てようやく気づいた。 事件の関係者である多襄丸、真砂、金沢の3人。同じ時間に同じ状況にいたはずなのに、それぞれの供述は矛盾だらけで全く噛み合っていない。各々が各々の都合の良いように状況を解釈し、事実を歪曲させる。それゆえに、「真実」が藪の中に葬られてしまうという恐ろしさ。「エゴイズム」「虚栄心」そういう人間の醜い部分が生んだ悲劇であり、本質的には救いのない物語ではあるのだが、ラストで一筋の光が差し込む。ペシミスティックなところに終始するのではなく、人間の「善」の可能性までを示唆した黒澤監督からのメッセージに心を打たれた。原作にはないらしいが、これがあったことによって、より物語に「深み」が出たのではないだろうか。 ストーリーだけでなく、構成、演出、カメラワークなど技巧的な面に関してももちろん素晴らしい。日本が世界に誇れる数少ない1本だと思う。ちなみに、近日公開されるリドリー・スコット監督の最新作『最後の決闘裁判』で脚本を務めたマット・デイモンとベン・アフレックも本作からインスピレーションを受けたそうです。
LIBRO
4.0
有名な芥川龍之介の「羅生門」より、芸術性を薄め、人間を深く深く掘り下げた作品。ラストシーンは希望のある終わり方(雨も弱まり晴れ間が出る)だが、心に一抹の不安がよぎる人は、私含め多いはず 【余談】 原作は芥川龍之介の「藪の中」らしい。ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を取ったことで有名だが、当時大映は映画祭の出品に消極的で、現地イタリアの会社が自腹で手続きをした。監督の黒澤ですら、出品された事を知らなかった
星ゆたか
4.5
2022.1 1951年9月8日、サンフランシスコ会議で対日平和条約が調印され、敗戦後、連合軍の占領下に置かれていた日本の独立が約束された。その2日後、〔ラショウモン ベニスグランプリ〕の電報に、出品した大映社長さえも、『グランプリ それは何だね?』と聞き返したという。それほど映画人にとっても、一般の人達においても、認知しらざる快挙だった。またグランプリに与えられる金獅子像は結局日本人関係者が一人も出席しなかったので、誰かが探してきた日本人に似ているベトナム人に手渡されたという。 私はこの映画を今から48年ほど前に、初めて黒澤明作品として、静岡名画座で見て、とても映画の面白さに興奮した記憶がある。 白黒映像の世界。森の木葉の間から射しこむ夏の太陽光線の煌めき、映像と音楽の交響詩。朽ちひしがれた羅生門に激しく降りこむ雨。 検非違使(今の検事と判事を兼ねたようなもの)の石庭風な様式美の展開。この時の被告側だけの陳述描写は、セット、人物配置、役者の演技と相まって、ぞくぞくするほどの魅力だ! まさにこの映画の俳優達の演技には、敗戦後の日本人の復興にかける生命の躍動感に溢れ、また映画全体のスタッフにもそれは同様で、その映画の力は、いつの時代の観客にも元気を多いに与えてくれる。 また四人の証言によって同一事件を多様にあいまいに語った物語構成は、話法の一義性から多義性への展開(いつの世でも、人間、誰でも自分をかばう嘘をつきたがる)として、大変興味深く、今日でも充分通用する。
ヨッシー
3.5
最後の子供を持って帰った男の言葉さえも嘘だったりして
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