Hatching
Pahanhautoja
2022 · Horror · Finland, Sweden
1h 31m
(C) 2021 Silva Mysterium, Hobab, Film i Vast



Tinja is desperate to please her image-obsessed mother. One day, after finding a wounded bird in the woods, Tinja brings its strange egg home and nurtures it until it hatches. The creature that emerges becomes her closest friend and a living nightmare, plunging her beneath the impeccable veneer into a twisted reality. [The 23rd Jeonju International Film Festival]
笑いと推理が交差する、時代ミステリー
「唐人街探偵1900」都度課金開始✨
笑いと推理が交差する、時代ミステリー
「唐人街探偵1900」都度課金開始✨
Till
3.5
フィンランドの新鋭女性監督ハンナ・ベルイホルムの長編デビュー作となったホラー映画。 12歳の少女ティンヤは、完璧で幸せな自身の家族の動画を世界に発信することに必死な母親を喜ばすため、全てを我慢して自分の感情を抑え込み、新体操の大会優勝を目指して練習に励んでいた。ところがある日、ティンヤは森で奇妙な卵を拾う。家族に内緒で温めているとやがて孵化し、中から「それ」が生まれて…。 徐々に“大きくなる卵”、少女が“吐き出したもの”を“食べる”「それ」、途中で登場する“修理屋”の男、など出てくるものすべてが象徴的。これは何を表しているのか?何のメタファーなのか?そんなことを考察しながら鑑賞する楽しさを存分に味わえる秀作だった。 それにしても母親の毒親っぷりは恐ろしい。SNSにあげられる“幸せな家族像”は虚像に過ぎず、実際には完全に破綻している。特に母親の娘に対する精神的な攻撃はもはや虐待で、こいつの存在が一番ホラー。父親の傍観者ぶりや弟の嫉妬深さも奇妙で、この家族には終始“異様さ”が漂っている。「卵」のファンタジー的な要素が目立つ本作だが、このリアルな人物描写も非常に見応えがあった。 また、『プロメテウス』や『ジュラシック・ワールド』などを手掛けたアニマトロ二クス・デザイナーのグスタフ・ホーゲンや『プライベート・ライアン』、『ダークナイト』でアカデミー賞メイクアップ賞にノミネートされた特殊メイクアップ・デザイナーのコナー・オサリバンなど一流アーティストが制作した「それ」の造形も見事。CGを使わず一から作り上げているからこそ出せるこの“質感”はCGに頼りがちなこの時代には逆に新鮮かもしれない。 初長編監督作品ということもあって肝心のホラー演出に関してはまだまだ洗練されていない感じはしたが、思春期の少女の葛藤を「卵の孵化」で表現するというその斬新な発想力、そして実行力は確かなものなので、この監督の今後には期待できそうです。
しまとも
3.5
フィンランドのホラー。一見すると幸せな家族、実はバラバラ。ある日少女が卵を拾って育てる。卵の中身は何なのか、みたいな話。少女役、すごく可愛いし、上手い。アメリカン・ホラーに慣れてるので、予想外で面白かった。なんだかミーガンを思い出したけど、人間の怖さという面では、断然この映画のおかあさん。ホンマに怖い。お父さん、役立たず過ぎてコレまた怖いわ。幻?二重人格?いやいやアリバイあるし、みたいなことを最後まで思ってしまう。
隣の唐十郎
3.0
〈第一形態〉 森で拾ったびっくらタマゴ 隠して育ててあら大変(^^) 大きな大きなタマゴになりました 〈第ニ形態〉 大きな大きなタマゴから、大きな大きなヒナが孵りましたとさ それは不思議な姿をしてました 〈第三形態〉 え?ヒナ?そんなの知らないよ 何でもないよ!あっちへ行って!どっか行け! 〈第四形態〉 …………何に見えようと、もう遅い 🐣 ヒヨコがとんでもなくカワイイのは、ふわふわの羽毛に包まれているから 実はその中身はグロテスクだったりするものなのです😓 表面的な明るさの裏にある[心の闇]で膨らみ育つ発育ホラーでした🐤
ロアー
4.0
絵面はオシャンティなのに、不穏漂いまくりの北欧ホラーを観てきました。 個人的なイメージとしては、ヨロコビだけがインサイドしていて残りの悪い感情が全部出て来ちゃったパンドラの箱みたいなダークホラー版「インサイド・ヘッド」。やっぱり北欧の映画っていろいろ容赦なくエゲつなくて最高です。 "理想の家族"ってことで、おうちの壁紙もインテリアも主人公ティンヤやママの服も全部大好きなやつでした。あんなおうちに住みたい。 母娘だけじゃなく、父息子の見た目もそれぞれのミニコピーなのがあからさまで、そこはちょっと面白くて笑っちゃいました。 ホラー要素としてはかなり正当な怖がらせ方をしてくるので、くるぞ!と思った時に目を逸らしておけば怖いの苦手な人も大丈夫なやつでした。 ネタバレになるので言葉を濁すけど、この手のストーリーでどっちのオチに転ぶのかが測り切れなくて、ずっとどっち?どっち?と翻弄されながら最後まで観ていたんですけど、なるほどそっちでしたか。確かにそうですわ。 メタファーも多い映画だったので、その辺はネタバレなしに語れないので以下に分けて書くことにします。 ↓以下ネタバレ注意↓ 要素や符牒がたくさん散りばめられていて、細かいところまで気を遣って作ったのが伺える映画でした。 例えば、浮き出た背骨、痩せた?という母親の台詞、急なガツガツ食い、鳥の特性でもある吐き戻しによる餌付け、それらによる摂食障害のほのめかし。思春期の女の子に多い病気ですよね。 そもそもいくら大会のためとは言え、グレープフルーツ半分程度しか与えず、その食事を花で飾る母親の狂気っぷりが鼻血シーンよりマジで怖かった。 犬を埋め直したのが父親というのも、見て見ぬふりでことなきを得る父親のスタンスが現れていたし、父親もかなり悪いところがあったよね。 ママの浮気相手が1番まともだったけど、ホントにいいやつだったらそもそもあんな状況になってなかった件。父親がほぼ空気なので、母娘の関係を客観的に見て指摘してくれる存在って重要だったのにな。体操のコーチも結局そこまで踏み込んでこなかったし、ティンヤには本当に逃げ場がなかったんだよね。 最後は後味悪いオチだったけど、少女性の終焉って結局こういうことなのかな?多分この映画「RAW」と一緒のジャンルとして括っていいはず。 ずっとずっと真っ白な服を着て天使のように描かれていた少女ティンヤの最期。ママの足の傷もそういうことなの?きっとそうなんでしょうね。あんなかわいかったティンヤもママのような大人になってしまうんでしょうね。 これが男性の作った映画だったら少女性に幻想抱いてそうだな〜と思いつつのバッドエンドなんですけど、女性監督となるとバッドエンドとも言い切れなくて、少女が大人になるための生々しくてどうしようもない一種の通過儀礼というか、無垢なまま大人になることは決してできないというみんな知っているけどあえて口には出さない性(さが)というか、それとどんなに毒親でもどんなに歪んだ関係でもどこか決して断ち切れない母娘の関係性だったりとか。観る人の性別や自身の母娘関係によっても見方が左右される映画だと思いました。とりあえず、観た後にこうして心に影を残していく北欧の映画の雰囲気ってやっぱり大好きです。
ユウ
4.0
見放題終了前に鑑賞。独特な雰囲気を持つ北欧ホラー。怪物よりも気になるのが、母親で、娘に対する告白の内容や行動がヤバく、そもそもの原因。ラストが良かった。
さちゃちゃりーぬ
4.0
不気味で最高。 幸せ家族ぶってるけど、イカれ母親に抑圧されたぶっ壊れ家族。いいこで健気で、母親の期待になんとか応えようとする娘ティンヤちゃんがかわいそうで…。 そのティンヤちゃんが、森で拾ってきた卵を育ててみたところ、得体のしれない生物が産まれてきて…という内容。 卵から産まれた生物も怖いし、イカれ母親も怖いし。 暗く不気味な、こういう雰囲気の映画大好き。途中で見るの止めて寝るつもりだったのに、一気に見てしまった。 2024.11.2
Takmaaaaani24
4.0
これは…面白いホラー映画だったぁ…。少女の育てる卵やそこから生まれる何かについては監督さんがインタビューで全部喋ってるので敢えて言わず、多分あまり注目されないであろう弟くんの存在ね!俺はじめてかもな北欧映画見ててこの少年ぜんぜん可愛くないな笑わない生島ヒロシみてえだ、と思ったのは笑
Taul
3.5
『ハッチング―孵化―』鑑賞。『私ときどきレッサーパンダ』のホラー版のようで思春期の少女の吐き出したい葛藤と親への反抗と絆。学生映画のような展開だし演出も淡泊だが、フローラルな雰囲気と蓋をした蠢くものの対比が上手い。落としどころに切なさと怒りも。北欧の女性監督の新しい才能。期待と共にもっと個性を発揮してほしい。
Please log in to see more comments!