Judas and the Black Messiah
Judas and the Black Messiah
2021 · Biography/Drama/History · United States
2h 6m
© 2020 Warner Bros. Entertainment Inc., MACRO JWMH, LLC, Participant Media, LLC and BRON Creative USA, Corp. All rights reserved.



The story of Fred Hampton, deputy chairman of the national Black Panther Party, who was assassinated in 1969 by a Cook County tactical unit on the orders of the FBI and Chicago Police Department.
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星ゆたか
3.0
2022.10.8 『刑務所に送られようが、どこで何をされようが言っておく。私は労働者だ、民衆だ、革命家だ。“ブタでなく人間だ”と。』 1970年に21歳の若さで、黒人民主主義団体ブラックパンサー党の指導者として、襲撃され暗殺されたフレッド・ハンプトンの言葉。 この事件に対し遺族らが直ちに、FBI, シカゴ警察、州検察の共謀による犯行として、4770万ドルを請求する民事訴訟を起こした。 この宿泊先に就寝している大方のメンバーを含めた寝込みの犯罪は、警察側の99発、党側の1発という有り様でしたが。 この裁判の採決は当時の最長12年後に、185万ドルの和解で終結したそうです。 タイトルの“ユダ&ブラックメシア”の後者にあたる“救世主”が暗殺されたハンプトンとすれば。 前者の“裏切者”になるのは、党員の一人ビル・オニール。 たまたま偽物のFBIのバッチを使って(権力を盾にして)同じ一般黒人の車を盗んで捕らえられた。 FBI捜査官ロイ・ミッチェルに『有罪になれば車泥棒で一年半、連邦捜査官の成り済ましで5年だ』と前口上され。 しかしブラックパンサー党や周辺の内部情報を常時報告(密告)してくれれば報酬付きで身の安全の保障も約束してくれた。そういう駆け引きで個人の、社会の運命が変わった。 映画はこのビル・オニール氏が、後の1989年3月3日に一度だけテレビインタビューされた映像が冒頭の俳優の再現で、終末では実録の映像で示された。 記録者に『息子さんにはどう話します?』と“密告”していた事実を聞かれ。 『私は……共に闘った。傍観者じゃない。今になって当時を振り返り人を批判するだけの人間じゃない。何もしなかった連中とは違う。自分の考えを持ち熱心に活動し現場に出る勇気もあった。命を恐れたんじゃない。あとは歴史が語るはずだ。』と。 この実際の映像は1990年1月15日の《マーティン・ハーサー・キング牧師の日》に放映された。そしてその晩ビル・オニール氏は自ら命を絶った。との話。 このキング牧師の暗殺事件は1968年4月4日にあった。そして4月5日の翌日、 大がかりな黒人抗議・抵抗(あくまでもこれは暴動ではないと彼らは主張)運動が起きたとされてます。 ハンプトンを演じたダニエル・カルーヤ(1989年2月24日生まれ)さん、 オニールを演じたラキース・スタンフィールドさんと共にアカデミー助演男優賞の候補。ここはすでに2017年の「ゲット・アウト」で主演男優賞の候補済みの知名度も勝って、ダニエル・カルーヤさんが(体型を変えての)熱演で初受賞。 しかしこの俳優によって演じられた ハンプトン像。 冒頭での街頭演説もですが、民衆の心に言葉の一つ一つを染み込ませ、高ぶる感情をその言葉を連呼させることで、意思統一していく力は、とても二十歳前の青年には見えない。リーダーたる素養だ。 『我々の党は、慈善でも自己満足でもない。無料の〔朝食・医療・教育・民衆の解放〕を掲げる。』と。 周囲の血筋の違う貧困層の白人やプエルトリコ人らと共に手を繋ぎ、いい社会を作っていきましょうと呼び掛ける。 すると初めは疑心暗鬼だった他の組織の連中も、その日頃の連帯感のお陰で党本部会館の一部が、言われなき警察の襲撃・放火事件の後の復活工事には自主的に手助けに来てくれたではないか。 またFBIのミッチェル氏は、時にあの有名な当時の長官ジョン・エドガー・フーパー氏に、仮にこのような革命家は投獄(実際にハンプトン氏を70ドルのアイス盗難の罪で逮捕)されても、決してあなどれない。出所し出版物などで批判する影響力もある。だからと念入りにミッチェルの生まれたばかりの女の子の保障も暗にほのめかし(おどかされ)、あの“息どめ”の暗殺実施計画を急がせた。 またそのミッチェルも、時々オニールが密告仕事から抜け出したい気を見せると。 白人至上主義のK.K.K団体に、消したい黒人を手渡し、実際あったひどい悲惨な殺人事件の例の話を持ちかけ(これも一つのおどし)、あくまでもFBIは全うな正義の観念のもと動いてることを強調した。 ラストクレジットに実話の映画らしく、その後の話と実像映像。 結局ビル・オニール氏は70年代初めまでFBIに情報を売り、稼いだ金は現在の20万ドル(日本円にして3000万円近く)だったという。 またハンプトンの愛妻デボラさんは、夫の暗殺25日後に出産し、1978年のイリノイ支部の解散まで活動したとも。 現在はアリア・ヌジェリと名乗り、ブラックパンサー党カブスの顧問として、 愛息フレッドJr議長と共に運動を進めてるとのこと。 しかしながらいつもこのような外国の警察機構の歴史・実態を見て知る度に、日本のかつての軍国主義下の特別高等警察などをも含めて、集中的に権力を持った団体・組織・体系の在り方を考える。 現在の日本の警察の存在・位置・体制・価値などはいかがなものかと。
LIBRO
3.0
今なおアメリカはWASPの国(作中ほどではもちろん無い)。当時の白人と黒人両方の目線で描かれた良作。 作中のシーンは史実(映像の世紀バタフライエフェクト「大統領が恐れたFBI長官」に詳しく描かれている)で、面白さは並。でも演出とカメラアングルは良い。 どうしても自分に知識があってザックリ流れを知ってるから、感動よりも「そりゃそうだよね」とストーリーに感じてしまう 【余談】 マイノリティである黒人もキング牧師・マルコムX・モハメド・アリetc...と誰を信じるかでそれぞれ派閥に近いものがあった。乱暴に言えば、黒人同士で現状変更の方法でグループを組み争っていた。 当時のFBIは盗聴に録音、危険分子への破壊工作と、少しでも革新的な団体や人には容赦がなかった
riri
5.0
黒人人民主義運動団体「ブラックパンサー党」を発足し、リーダーとして力強い発信力を持っていた実在の指導者フレッド・ハンプトン。 この指導者ハンプトン役に、 数々の主演男優賞を獲った『ゲット・アウト』や、『NOPE』でも主演のお兄ちゃん役、あとこれも好きな『クイーン&スリム』で黒人差別を描く主演を演じたダニエル・カルーヤなのも見どころ。 しかし主人公はハンプトンではなく、黒人である故 理不尽に逮捕された1人の男ビル・オニールである。 ある日オニールは覚えの無い容疑で逮捕され、釈放の代償としてブラックパンサー党への潜入スパイとしFBIから送りだされることを飲んでしまう。 当時 白人至上主義に転じていたFBI 対 ブラックパンサー党の敵対悪化が増した中… オニールのFBIへの垂れ込みで、とうとう指導者ハンプトンとハンプトン率いるメンバー達の多くが銃で撃たれ亡くなってしまう。 劇中にはなかったが、DVDの特典映像が衝撃だった。 ブラックパンサー党を裏切り その後の将来の生活を約束されたオニール。 ・・その彼が映画撮影中でインタビューに応じた奇しくもキング牧師の命日の夜、自ら命を経っていたのだ。 この事が、オニールが決して自身だけが逃げ延びれたと口角を上げて晩年を過ごしたのでは無いことを物語っている。 裏切りの代償を貰い乍らも、心に痛いしこりを持ち それに耐えきれず自殺を選んだ主人公。 黒人人種差別の根深さ罪深さを又噛み締める。
cocoa
4.0
昨年のアカデミー賞に多部門でノミネートされ、助演男優賞で見事オスカーを獲ったダニエル・カルーヤの主演作。 ちなみに歌曲賞も受賞。 1960年代後半、勢力を広げる黒人人権団体「ブラックパンサー党」。 イリノイ支部では指導者フレッド・ハンプトン(ダニエル・カルーヤ)を中心に活動を広げていた。 FBIの偽バッジを見せて窃盗を繰り返していたのがビル・オニール(ラキース・スタンフィールド)。 本物のFBIに逮捕され、オニールはブラックパンサー党に情報屋として潜り込まされる。 カリスマ的なフレッド、党にスパイとして入ったオニール、そしてオニールを操るFBI捜査官ミッチェル(ジェシー・プレモンス)。 3人の立場の違いや信念、葛藤、裏切りを見事に描いた作品でした。 何と言ってもダニエル・カルーヤ。 恰幅も良くなり演説をしてもカリスマ性が凄い。 『ゲットアウト』のイメージからかなり変わって存在感がすごかった。 しかし指導者としてのフレッドは民衆のために食堂を設けたり診療所を計画したりとあくまでも困っている人の事を考えている。 そんな人情深い、そしてシャイなフレッド役も熱演していたダニエル・カルーヤでした。 そんな姿を知ると潜入したオニールは気持ちが揺らぐ。 警察に囲まれ党の事務所を銃撃された時に怖くて屋上に潜むオニールの姿。 ミッチェルに次々と命令され、事務所の見取り図やフレッドの部屋の見取り図を書かされる姿もリアルでした。 党の演説会にこっそり潜入してきたミッチェルを見つけたオニールの複雑な表情も何とも言えず。 そしてミッチェルが当時のFBI長官フーバーに追い込まれるシーンもすごい。 「娘が黒人を連れてきたらどうする?」「骨のある革命家は刑務所の中でも何かを成し遂げてしまう」 「潜入者(オニール)を別の使い方をしたらいい」など。 考えあぐねるミッチェルがその後実行に移すのは…。 あぁ、それにしても企むミッチェルを演じるジェシー・プレモンスはこんな役がぴったり。 映画の中でこの3人の気持ちの動きにとても引き込まれました。 「革命家は殺せても革命は殺せない」と言い切ったフレッド。 「フレッドならナメクジに塩を売れる」と恐れたミッチェル。 オニールはやった事に潰されたのか、その後が何とも言えない。 上映の扱いが軽すぎる作品になってしまったが、見応え充分な内容でした。
shinki
4.5
서프라이즈한 두 신성의 연기대결.
sawa
4.0
1966年のシカゴ。黒人青年のウィリアム・オニール(ラキース・スタンフィールド)は、FBI捜査官になりすまして車を盗もうとして逮捕された。そこへFBI捜査官のロイ・ミッチェル(ジェシー・プレモンス)から、ブラックパンサー党のイリノイ支部に潜入し、捜査に協力すれば見逃すと提案される・・・という実話に基づいた作品。 支部長のフレッド・ハンプトンを演じたダニエル・カルーヤが第93回アカデミー賞助演男優賞を受賞。観衆を熱狂させるスピーチ力、敵対関係にあるギャングと和解させたり、運動に黒人以外のマイノリティを参加させるカリスマ性ある人物だというのに説得力がありました。 スパイとして潜入したウィリアムも、そんな人柄に惹かれ、そして黒人としてのアイデンティティーを自覚し、自分の立場と葛藤。そんなウィリアムを追い詰めるミッチェル捜査官の黒幕は、もちろんFBI長官ジョン・エドガー・フーパー。 FBIによる弾圧の様子が酷すぎる。とうとう、暗殺に協力するよう迫られるウィリアム。意外な所で、意外な人物から、「もう後戻りできない」というメッセージを受け取るシーンが衝撃的。「いつから?!どこまでが?!」 ラストで明かされるその後のウィリアムが悲し過ぎる。もしウィリアムが貧しくなければ、もし黒人でなければ。カッコいい劇中曲もとても良かったです。色んな意味で観てよかったと思う作品でした。
k.k
3.5
FBIに命じられブラックパンサー党に潜入する黒人視点から党の中心人物であるフレッドハンプトンを描く。「ブラック・クランズマン」とは真逆の構図。ハンプトンを演じたダニエルカルーヤはアカデミー賞では助演扱いだったが、どう考えても主演。「ゲット・アウト」以上に主演感があり、本当に名演だった。オニールの最期は文字で語られるのみだが、ハンプトン以上に哀しかった。そのオニールの葛藤をラキーススタンフィールドが表情の演技で魅せており、こちらも名演。ストーリーの驚きが少ない分、主演2人の演技に注目してほしい。
ジョニーJoe
4.0
#オンライン試写会 #THERIVER
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