Comments
Comments
    star4.0
    現代だからこそできるサイレント映画の斬新な使い方に思わず声を上げて感心してしまいました。 劇中でも言われているように、言葉は最低限の字幕で表示されるだけなので、純粋に役者さんの演技力や表現力のみで魅せなければいけないという課題も見事にクリアしてました。役者陣皆さん素晴らしい演技でした。 トーキー映画の導入によりサイレント俳優としてのジョージが時代に取り残されていく様が、文字通り言葉なしに表現されていて見事でした。 舞台も雰囲気も'20〜'30年代の映画のなかに現代的な魅力を併せ持つ素敵な映画でした。 そして何より僕が惹かれたのはジョージ役のジャン・デュジャルダンさんの輝くような笑顔でした。 あんなスマイルができるおじさんになりたいですよ笑
    120
    今の時代に白黒サイレント映画。しかも舞台が1920年代のハリウッド。 だから何なの?て感じ。現代っぽさがあんまりないし、これを見るならチャップリンとか全盛期の昔の映画をみた方がいいと思った。
    20
    意地悪な見解で申し訳ないが、モロにアカデミー賞狙いの企画ではないだろうか。 白黒スタンダードの無声映画で、ご丁寧に四隅の部分を如何にも昔風にボカしている。ストーリーは、当時の映画界を描いたもので、いわば内輪話であり、更に凝ったことに、冒頭は映画評論家が喜びそうな劇中劇である。また、フランス映画にもかかわらず、当たり前のことだが舞台はハリウッドであり、当然字幕も英語だ。 このように、なりふりかまわず徹底的に「ハリウッド映画」というメディアにオマージュを捧げた一品を、そのハリウッド映画関係者が放っておく訳が無い。めでたくアカデミー賞となったという訳だが、現代の一般的な観客としては、やはりそう面白いものではなかったという気がするし、寧ろ他愛無いといったような性質のものだ。 何か、音楽評論家が、昔のSP録音を有難がって聴いて悦に入っているような感じを思い起こす。やはり、音楽を聴きたい一般の聴衆ならば、出来るなら最新鋭のデジタル録音を、BLスペックのメディアにより、重厚な装置で聴きたいと思うものではないだろうか? そういえば、この映画、音楽だけはフルオーケストラをきれいなステレオ録音で提供されており、ちょっとした違和感を覚えてしまう。つまり、ここで紛れも無く現代の映画であることを認識するのであるが、そう思うと益々白けてしまうのも事実だ。 まあ、この映画でとんでもない名演をしているワン公に対しては、皮肉でもなんでもなくアカデミー助演動物賞を捧げたい。
    10