ジュネ4.52020年157本目は、富山チューリップテレビが地元議員の不正資金流用を次々と暴き出し、数々の賞を獲得したドキュメンタリー『はりぼて』。 ------------------------------------------------------------ 取り上げられている問題自体は非常に深刻そのものですが、出てくる政治家が1人残らず救いようのないバカばっかりで終いには笑えてきます。作り手の編集も意図的で、劇中で流れるテーマソングには小馬鹿にしたような陽気さを感じますし、清廉潔白を訴える政治家が速攻で「申し訳ございませんでした!」と頭を下げるシーンは漫才ネタそのものです。 ------------------------------------------------------------ こうした不祥事は恐らくどこの組織にもあって、必ずしも政界に限ったことではないですよね。古くからの伝統や慣習に従って水増し請求することが「当たり前」になっていて、その体制を変えようとする人が誰もいないんですが、地縁社会のコネにすがって何期も当選を繰り返してる政治家ばかりなら当然の結果でしょう。支援者も70、80の高齢者が中心なので時代に合った新しい考えなんて何1つ浮かぶはずありません。 ------------------------------------------------------------ 五百旗頭監督の仰っていたように選ばれた政治家だけではなく、彼らを選んだ有権者にも、そして真実を伝えようとするメディアにも総じて責任があると感じます。大企業・スポーツ界・芸能界…あらゆる業界が抱える基本的な構造の欠陥を浮かび上がらせる迫真のドキュメンタリーで、日本でもまだこんな絵が撮れるんだなと誇らしい気持ちになりました。Like11Comment0
wishgiver4.0チューリップテレビの五百旗頭(いおきべ)幸男と砂沢智史が監督を務めた富山市議会の政務活動費不正流用のドキュメンタリー。 知ってる人からすれば当たり前の内容でしたが、「正々報道。」を掲げるチューリップテレビのお二人の熱量にシビれました。 映画化に当たっての編集や音楽も素晴らしくて、邦画でもこのレベルの製作者がいることに希望を感じたし、チューリップテレビを退社した五百旗頭氏の作品を通した提言であろう問いかけにも心が動きました。 議会制度の限界や政治に期待できない今、私たちはどうすればいいのか。 多くの人が観てこそ、一石を投じようとする本作の意義があるので、今後も上映館が増えることを切に願います。 大島新監督の『なぜ君は総理大臣になれないのか』に映像レベルでは劣りますが、当事者意識レベルの高さが伝える熱さはこちらが上。 報道人としての矜持を自身にも追求し続けた二人に美しさを感じました。 監督お二人の今後にも期待です。 (2020.11.20@伊勢進富座)Like5Comment0
まいのすけ4.0こんなに飽きずに見終わったドキュメンタリー作品はなかなかない。 富山の平成に開局したテレビ局「チューリップテレビ」が市議会議員の政務活動費の不正利用を調査報道によって暴いた。そのなかで見える、議員たちの滑稽さを作品に残したものである。 調査においては、記者の目の付け所が素晴らしく、問題意識の高さ、鋭さには唸りました。 また、泥臭い報道ドラマというだけでもなく、かっこ悪く浅はかな議員の人間像を映像でしかできないような間合いを作って伝えている。見せ方としてもうまい。いい作品です! また、監督の五百旗頭さんが爽やかイケメンなのにぐいぐい質問していて素敵です....Like1Comment0
ねこじた5.0ジャーナリズムがよくわかる映画。真摯に作られている。ドキュメンタリーなので、これホントなのかよって何度も思った。こういう映画がもっと増えてほしい。Be the first one to like!Comment0
2001HAL3.5富山市議が何人も政務活動費の不正使用で罪に問われ辞職したというのはニュースで知っていた。この映画は富山のチューリップテレビがニュースで市議の不正を追及するドキュメンタリーである。マスコミに追及されて最初は否定するが結局不正使用がバレて辞職するハメになる。その連鎖である。最初から政務活動に使用した分だけ請求していれば問題とならないがバレなければ金が自由となるので皆手を染めてしまう。そういった人間の愚かさを見せられた。チューリップテレビが追及しなければ何も問題にならなかったかもしれない。何か、出て来る市議が人間くさくて分かり易い。市議も理想を持って政治の道を歩んだ筈なのに気がついたらそうなっていたんだろう。残念ながら笑える作品である。Be the first one to like!Comment0
ジュネ
4.5
2020年157本目は、富山チューリップテレビが地元議員の不正資金流用を次々と暴き出し、数々の賞を獲得したドキュメンタリー『はりぼて』。 ------------------------------------------------------------ 取り上げられている問題自体は非常に深刻そのものですが、出てくる政治家が1人残らず救いようのないバカばっかりで終いには笑えてきます。作り手の編集も意図的で、劇中で流れるテーマソングには小馬鹿にしたような陽気さを感じますし、清廉潔白を訴える政治家が速攻で「申し訳ございませんでした!」と頭を下げるシーンは漫才ネタそのものです。 ------------------------------------------------------------ こうした不祥事は恐らくどこの組織にもあって、必ずしも政界に限ったことではないですよね。古くからの伝統や慣習に従って水増し請求することが「当たり前」になっていて、その体制を変えようとする人が誰もいないんですが、地縁社会のコネにすがって何期も当選を繰り返してる政治家ばかりなら当然の結果でしょう。支援者も70、80の高齢者が中心なので時代に合った新しい考えなんて何1つ浮かぶはずありません。 ------------------------------------------------------------ 五百旗頭監督の仰っていたように選ばれた政治家だけではなく、彼らを選んだ有権者にも、そして真実を伝えようとするメディアにも総じて責任があると感じます。大企業・スポーツ界・芸能界…あらゆる業界が抱える基本的な構造の欠陥を浮かび上がらせる迫真のドキュメンタリーで、日本でもまだこんな絵が撮れるんだなと誇らしい気持ちになりました。
wishgiver
4.0
チューリップテレビの五百旗頭(いおきべ)幸男と砂沢智史が監督を務めた富山市議会の政務活動費不正流用のドキュメンタリー。 知ってる人からすれば当たり前の内容でしたが、「正々報道。」を掲げるチューリップテレビのお二人の熱量にシビれました。 映画化に当たっての編集や音楽も素晴らしくて、邦画でもこのレベルの製作者がいることに希望を感じたし、チューリップテレビを退社した五百旗頭氏の作品を通した提言であろう問いかけにも心が動きました。 議会制度の限界や政治に期待できない今、私たちはどうすればいいのか。 多くの人が観てこそ、一石を投じようとする本作の意義があるので、今後も上映館が増えることを切に願います。 大島新監督の『なぜ君は総理大臣になれないのか』に映像レベルでは劣りますが、当事者意識レベルの高さが伝える熱さはこちらが上。 報道人としての矜持を自身にも追求し続けた二人に美しさを感じました。 監督お二人の今後にも期待です。 (2020.11.20@伊勢進富座)
松井
5.0
正々報道、やってくれ
まいのすけ
4.0
こんなに飽きずに見終わったドキュメンタリー作品はなかなかない。 富山の平成に開局したテレビ局「チューリップテレビ」が市議会議員の政務活動費の不正利用を調査報道によって暴いた。そのなかで見える、議員たちの滑稽さを作品に残したものである。 調査においては、記者の目の付け所が素晴らしく、問題意識の高さ、鋭さには唸りました。 また、泥臭い報道ドラマというだけでもなく、かっこ悪く浅はかな議員の人間像を映像でしかできないような間合いを作って伝えている。見せ方としてもうまい。いい作品です! また、監督の五百旗頭さんが爽やかイケメンなのにぐいぐい質問していて素敵です....
ねこじた
5.0
ジャーナリズムがよくわかる映画。真摯に作られている。ドキュメンタリーなので、これホントなのかよって何度も思った。こういう映画がもっと増えてほしい。
Yukio
4.0
富山出身です。こんな情けなくも滑稽な事実があったんですね。
2001HAL
3.5
富山市議が何人も政務活動費の不正使用で罪に問われ辞職したというのはニュースで知っていた。この映画は富山のチューリップテレビがニュースで市議の不正を追及するドキュメンタリーである。マスコミに追及されて最初は否定するが結局不正使用がバレて辞職するハメになる。その連鎖である。最初から政務活動に使用した分だけ請求していれば問題とならないがバレなければ金が自由となるので皆手を染めてしまう。そういった人間の愚かさを見せられた。チューリップテレビが追及しなければ何も問題にならなかったかもしれない。何か、出て来る市議が人間くさくて分かり易い。市議も理想を持って政治の道を歩んだ筈なのに気がついたらそうなっていたんだろう。残念ながら笑える作品である。
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