In a Better World
Hævnen
2010 · Drama/Romance · Denmark, Sweden
1h 58m



The lives of two Danish families cross each other, and an extraordinary but risky friendship comes into bud. But loneliness, frailty and sorrow lie in wait.
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wishgiver
4.0
2010年アカデミー賞外国語映画賞作品。 原題は"Hævnen"(復讐)。 アフリカ難民キャンプの医師アントンと、その家族が住むデンマークを舞台に、理不尽な暴力にどう対峙するかというテーマを描いた作品。 子ども社会のいじめに対して、当人はどう向き合えばいいのか。 暴力に屈するのか、一矢報いて一目置かせるのか。 それを大人はどう教えればいいのか。 そしていざ大人がその場面に直面した時、子どもたちに教えたとおりにできるのか。 非常に繊細な問題を2カ所の舞台を活かして上手く描いており、自分ならどうするのか終始考えさせられる。 暴力をふるう側は先進国デンマークでは実は弱者であるが、その図式がわからない子どもたちに、なぜ復讐しないのかを説くのは非常に難しい。 そして当の大人が難民キャンプという環境で、理不尽な暴力に容易に復讐できる機会が訪れたときにどうするのか。 弱者側の視点や安易な結末をあえて描かず、 本作が社会に提起しようとしているのは、答えではなく思考すること。 デンマーク/スウェーデン作品らしい作品でした。
about movie
2.5
暴力のなんたるかを教えることのなんと難しいことだろう。そう思わされる映画。 難民キャンプの医師で、紛争という最悪の暴力の中にいた父。その彼でさえ、なんでやられたらやり返さないの?という問いに答えられず、子供たちの無邪気な暴力が加速していく。 思えば、こんなにも豊かなデンマークや日本ですら暴力は生まれている。それは暴力に対してどう復讐すれば?という答えのない問題のせいかもしれない。
星ゆたか
3.5
2023.3.13 デンマークを代表する女性監督スザンナ・ピアさん(60年生まれ)のアカデミー外国映画賞受賞作品。 アフリカ難民キャンプの派遣医師として働くアントンは、二人の幼い息子と、別居中の(やはり病院)医師の妻マリアンヌの家族。 医師としては誠実なアントンだが、気の迷いからか妻への裏切りで離婚話も上がっている。 プライドも強く夫への愛を完全に無くしている訳ではないが、どうしても詫びを入れ許しを請う夫を許せないでいた。 しかし息子にとって父親は、母にない気持ちの伸びやかさで大好きな存在。 その上の息子12歳のエリアスが、スウェーデン人ということで、学校で陰湿なイジメを受けている。 この当時のデンマークにおけるスウェーデン人って、その言葉の発音の、揚げ足を取らわれるほどの差別を受けていたらしい。『スウェーデンに帰れ!』と何かにつけて言われる。 公園でブランコの取り合いで喧嘩している8歳位の次男を止めに入った父親アントンに向かって。『スウェーデン人だな』と。 その相手の息子の父親が敵意ムキダシで怒鳴り、胸ぐらを掴み平手打ちをするこの“馬鹿自動車修理工”は、いつも周囲の人間を怒鳴りちらしている憎々しいワルなのだが。 同じようにアフリカの現場でも暴君のやりたい放題の卑劣な殺傷行為を見ているアントンは、殴られても遣り返さない。馬鹿な人間を相手にすることは、自分も同じ馬鹿であることを認めること。 決して勇気がないからではない、自分は弱虫ではないと。 別の日に息子達を連れて、『何故あんたは私を殴ったのだ?その理由を話してくれ』とわざわざ会いに行く。 遣られたから遣り返すでは、いつになっても“争い”は無くならないと。 《悪人に手向かってはならない 誰かが右の頬を打つなら 左の頬を向けなさい》(マタイ5・39) イエス・キリストの究極の教え。 このアリエスの学校にロンドンから、デンマークに引っ越し転校して来たクリスチャン。 母親を癌で亡くし父親の実家の祖母のもとへ。 父親のラルスが出張が多いのはエリアスの父親アントンと同じ。 これまでも父親の仕事の関係で、転校の多い暮らしぶり。 だから転校した初日に、その学校のボス的存在に舐められないことが大事という彼なりの“世渡り術”を身に付けていた。 エリアスを再三いじめていたソウスという少年を、(毎日自転車の空気を抜かれたり、物を投げつけられたり)その空気入れで、後ろから殴りかかり、羽交い締めにして持参のナイフを喉もとに掲げ脅した。 『これ以上俺達に関わりあったら殺すぞ!』と。 ただこの喧嘩は相手が怪我したため、警察が介入することに。 しかしこれを機に二人は仲良くなり行動を共にするようになる。 そして前記した“馬鹿自動車修理工”への報復として。 クリスチャンの世話になっている家の物置小屋にあった、祖父の花火の火薬を集め、彼は小爆弾をネットで作り方を調べ作り上げた。 そしてそれを日曜の朝。人どうりの少ない時間帯に“馬鹿野郎の車爆破計画”として実施することに。 そして爆弾を設置し、当日マッチで火をつけたその瞬間。 車の近くを早朝マラソンをする母娘が走り通ろうとするではないか‼️ 『危な~い!駄目~!』とエリアス。 夢中になってその車、母娘のそばに走りよって。爆発💣の炸裂をもろに受け倒れ失神。病院に緊急入院!すぐさま必死の手当て治療を受けて一命を取りとめる。 幸い致命的な怪我にはならず、後は治癒する時間の問題に収まりそうだ。 この出来事で一度は親友の死の責任を感じ。 自らも死をもって償おうとまで思い詰めたクリスチャンだったが。 このエリアスの犠牲的行為で、母娘の命を助けることになる場面まで見て。 『アレーッ? このシーン見たことあるぞ!。』 思い出した。と鑑賞ノートを確認したら。2012年の12月28日に見てました。その時もそれなりに感動してますが。今回の方がより心を動かされた感じです。 特に医師アントンがアフリカの医療現場で、悪人のボス的存在の男の治療を周囲のスタッフや、身内を殺された人達に反対されながら、医師としての務めを果たす所。 しかしその後その男の悪態に怒り。 民衆の怒りと恨みの輪の中にこの治療した男を放り込む。 良心のかしゃくにさいなまれながら。『これで良かったのだろうか?!』と。 さんざん遣られた相手なんだから、遣り返すのが当たり前。 『眼には眼を❗』2001.9.11アメリカ同時多発テロの報復で始まったアフガニスタン紛争の長期化がその典型的一例。 余談だが。あの車を少年に爆破された“馬鹿大人の修理工”はその後、どんな反応だったのだろうか? あのいじめっ子のように去勢されて、おとなしくなったのだろうか? この辺の心の中の問いかけの葛藤は、いつの時代。どこの国の人間にとっても。 普遍的命題であろう。
あっちゃん
3.0
デンマークで暮らすいじめられっ子の少年と医師としてアフリカの難民キャンプに赴任している父親を中心に、赦しと復讐、善と悪の狭間で揺れ動く人々の姿を描くヒューマンドラマ。 難しいテーマに挑戦しているが、現実はもっと厳しいと思うと、答えが見つからない。
Morimi
3.0
お、重い。。 善悪、モラル、道徳はどのようにして育まれるのか。 置かれた環境で変わっていくのか、腐ったままなのか。
MASA
4.0
暴力に対する最も有効な対抗策は何なのか?を考えさせられる映画だった。 暴力に暴力で対抗すると戦争と一緒。 暴力でしか自らの力を示せないのは弱者だから。それはその通り。だが、その暴力に何もしないと相手はエスカレートするだけ。ますます暴力は過激になる。だから、暴力で返すと相手は大人しくなる。これも事実。 何が正しいか、その答えは今もまだ出せていない。そのとき、そのときに考えていくしかないのだろうか? 暴力で返すのはよくないこととわかっているが・・ 考えさせられる映画だった。
Schindler's Memo
3.5
邦題もそうなのだが、極めて真面目に作られた映画と思う。このデンマークの女流監督、今まで2作ほど観たのだが、どれも非常に心を揺さぶるというか、観ていて苦しくなるような作風だと思う。本作も、例えば描かれているところの「憎悪の対象」に対して、観客であるこちらとしても強烈に憎悪感を抱いてしまう。 演出が「巧い」ということなのだろうが、やはり結局は「リアル」なのだろうと感じる。 このような人間は現に存在し、大概の他の人間は、このような人間に対して暴力も辞さない気持ちになる。映画で描きたいところは、この暴力の連鎖に対する警鐘を、子供の復讐行動とその顛末、聖職者たる父親の行動と一瞬の怒りを描くことにより鳴らした・・・ということなのかもしれない。 「映画」という娯楽メディアでは、悪は、巨悪であれ、チンピラであれ、抹殺されなければ面白くない。本作もそのような感じが示唆されるのだが、全くスカっとしない。このスカッとしない点が製作意図だと思うし、その意味で非常に真面目な作品なのだと思った。
ガーーーン
3.0
復讐ダメゼッタイ映画 映画の中での復讐は大好物な自分に深く反省😞 非暴力を身をもって子供に伝えるエリアス父も聖者ではなく不倫してたとかフェアな作りに好感 でも鬼畜ビッグマンを民衆に引き渡した🩸のは許す❗️ クリスチャンもサイコではなく母を亡くして辛かったんだよ
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