2020.7.12.123 韓国のある島で行われている人身売買。売られてきた知的障害を持った人は、塩田で奴隷のような扱いで働かされていた(このあたりまでは実話。2014年にニュースになった)。そのような情報を手にいれた記者が、カメラマンと二人で島に乗り込み調査をしていく。島の一部の人間からは客人として歓迎されるが、塩田関係者からは疎まれる。他の島民からも「あまり首を突っ込むな」と制止されながらも調査を進め、記者たちは暴行の事実を掴み警察へと通報。そこから起きる大量殺人事件。まさかの展開で、なかなか楽しめた。

韓国映画で珍しいモキュメンタリー映画。 実話元にしてるからリアルぽく作ったんだろうけど…自分だけかもしれないけどモキュメンタリーってどれもカメラが不自然過ぎてかえってリアルに感じられないんだよね。 取材とはいっても平気で他人の敷地や家屋に入り込むのには驚いた。 これは韓国だからオッケーなの？ 搾取される者と 搾取する者…… 搾取される側は徹底的に考えさせないよう洗脳する。愚民政策だな。 日本でもちょっと前に貧困ビジネスで似たような話あったな……。 この話は韓国の小さな島の話だけどあの国の根幹の部分にも思えた。 李氏朝鮮から大きく変わらない支配構造と差別文化なんだろうな。 ……なんて実話元にした中盤くらいまでそんな事思いながら見ていたんだけど、物語がぐわっと動き出してからは創作の面白さが発揮されてた。 実話と虚構を上手く混ぜた映画だと思った！ 本当にあった方の事件を知っていたから余計に振り回されて楽しかった(๑´∀`๑)

実話だったとは、怖いし重い

韓国で実際にあった、人身売買された知的障害者の奴隷契約事件(しかも2014年！)を基に、殺人事件の絡んだサスペンスとして膨らませた作品です。冒頭で凄惨な事件があったことを匂わせ、ファウンド・フッテージ的にお話が語られます。 連絡船もなく完全に外部と断絶された小さな島に住む人々は、一見取材チームに親切にも見えますが、明らかに何かを隠している様子が見受けられます。触らぬ神に祟りなしといわんばかりに、閉鎖的な集落の暗い部分が見え隠れ。そんな住人たちや、事件関係者とおぼしき人々への取材を、ホラー的な演出で見せています。 正義感から不当な契約をする事業主を糾弾しようと取材を続ける、ホラー的でありつつも、あくまで社会派エンターテイメントの様相を呈している本作ですが... 不穏な空気が最高潮に達したとき、いよいよこの事件のゾッとするような本当の姿が牙を剥きます！ 取材チームの男性が立てたフラグも、しっかり回収されていきます...(((；゜Д゜)) 後半の展開はフィクションとしても、こんな奴隷契約がつい最近行われていた事実には驚きと怒りを禁じえません。少々地味ですが、限界集落ものともいうべき一種のジャンル映画としても、サスペンスとしても楽しめる良作でした。 2017年日本公開。監督は、同じく実話を基にしたスリラー「ある母の復讐」などを手掛けたイ・ジスン。主演はドラマ「二度目の二十歳」などのパク・ヒョジュ。

ペ・ソンウ凄いわ！

純粋に知的障害者の人身売買の話かと思いきや、なかなかの展開でした！

酔いそうになる