Minding the Gap
Minding the Gap
2018 · Documentary · United States
1h 40m
©︎ 2018 Minding the Gap LLC. All Rights Reserved.



Three young men bond together to escape volatile families in their Rust Belt hometown. As they face adult responsibilities, unexpected revelations threaten their decade-long friendship.
🦈 普通じゃない出会いが、恋になる
「シャークボーイミーツガール」都度課金開始✨
🦈 普通じゃない出会いが、恋になる
「シャークボーイミーツガール」都度課金開始✨
Cast/Crew
Comment
40+Gallery
Soundtrack Info

Theme from "Minding the Gap"

Video Life

Theme from "Minding the Gap" (Reprise)

Dawn over Rockford

Father and Son

Our Mother
ジュネ
4.5
2020年138本目は、インディーズ製作ながらアカデミー賞にもノミネートされた『行き止まりの世界に生まれて』。 ------------------------------------------------------------ 寂れた片田舎で少年同士がスケボーをきっかけに強固なコミュニティを形成していく姿は、『ロードオブ・ドッグタウン』や『スケートキッチン』といった青春グラフィティを思い出させます。しかし本作にはそんな爽やかさは皆無で、あまりの息苦しい閉鎖的な環境ゆえ、スケボーにしか救いを見出せなかったのだという事実が徐々に浮かび上がってくる、深刻なドキュメンタリーでした。 ------------------------------------------------------------ イリノイ州ロックフォードは貧困率が20%を超える非常に貧しい都市です。ただメンバーでもあり監督でもあるビンは、自らが不幸である理由を経済格差ではなく、生い立ちにあることを明らかにしていきます。ロックフォードは決して治安が良い場所ではありませんが、中でも「暴行」の発生率は群を抜いて高く、アメリカ国内でワースト3位に位置するほどです。ビンもザックもキアーも…虐待の被害者だったんですね。 ------------------------------------------------------------ また本編が進むにつれ、私たちは「虐待は虐待を生む」という最悪のシナリオを目の当たりにしなくてはなりません。しかも10年以上も親友と呼べる間柄を築いてきた人間の。仲間や自分自身の消したい過去も含め、何もかもを映像として残すのは本当に勇気のいる行為だったでしょう。過去の楽しい記憶を交えながらのため余計に生々しさが残りますが、その叫びには耳を傾ける価値があると思います。
モーギラス
4.5
映画館観賞。 少年たちのばかし合う映画かと思って観に行った。とんでもない。傷を奥に深く掘っていく感覚で、生々しくて痛い。海を渡った先に、同じ時代、必死にもがいて生きてる彼らの現実を見て、自分を省みることとなった。 同じ女性だからかもしれないが、ニナの一言一言がずしんときた。ニナは強い。 一方でビンの母親は、母であることよりも女であることに重きを置いてた。あのインタビューは観てるこちらも辛かった。ビンはそんな母親のことも受け入れてるんだろう。 観終わったら、冒頭の颯爽としたスケボーシーンが遠く感じる。 * 2020.8監督コメント/パンフからの情報↓ ザックはロックフォードで家を買い、父親の建設会社で働いてる。サムと結婚して子供ができた。エリオットにも定期的に会っているよう。 キアーはアリゾナ州フェニックスを拠点にスケボーをしながら音楽活動をしている。 ニナはロックフォードでエリオットと住み、新しい彼氏ができたそう。 *** 2021年8月DVDにて再観賞。やっぱりこの映画はすごい。ビンの母親への見方が今回少し変わった。「女」としてを全面に選んだわけではない。「自分」を守ることを優先した。それから亡くなった夫に対して今もまだ希望を持ってるコメントを見ると、DVの深さを感じる。
cocoa
4.0
原題は「Minding the Gap」。 スケボーをする上で「道路の溝に気を付けろ」と言う事ですが、「人生の溝や歪みに気を付けろ」とでも言っているよう。 産業が衰退し企業は撤退、失業問題を抱えるイリノイ州ロックフォードが舞台。 若者ザック、キアー、そしてビンの3人の12年に及ぶ映像をまとめた意欲作。 アジア系アメリカ人のビンが自ら監督を務めています。 アメリカの高い離婚率や貧困、家庭内暴力の実態が次々と明かされる中、3人の青年のもがきや苦しみが何とも言えず、避けられない暴力の連鎖を強く感じました。 その中で一番印象的だったのが黒人のキアー。 彼は子ども時代から感情が豊かで、悔しさや感極まった時にすぐに泣き、着ているTシャツで涙を拭う。 両親の別居時に父親に引き取られ、躾や厳しさに家出を繰り返す。 そんなキアーがバスでスケートボード・パークに通ってスケボーに熱中する。 ある日、父親を亡くしてしまうけど、殴られて嫌だったはずなのに3人の中では一番父親の影響を良い意味で受けている。 「白人の仲間といても黒人だと言うことを忘れるな」 「選べるならまた黒人になれ。俺たちはいつも問題に立ち向かっているからだ」 そんな言葉を父親に言われたキアーが車に乗る時にも見えるところに免許証を置き、警官に対して「丸腰アピール」をする習慣。 洗い場の仕事からキッチンやホールに昇格して嬉しそうに働く姿。 そして最後はロックフォードの町を出て新たに人生を進む姿も前向きだった。 それからずっとスケボーのシーンをカメラで追い続けて来たビン。 彼も複雑な家庭環境で、前に進むために映画を作ったのですが…。 継父デニスに激しい暴力を振るわれていたビンとその母。 でも母は「もう過ぎたこと」と言ってビンのインタビューで涙を流すが、その後また再婚する辺りはそばに男性が必要なんだろう…。 ちょっと失望したけれどビンはもう義弟とともに乗り越えている様子でした。 もう一人のザックもそうだけど、みんな家庭内で暴力を振るわれ、ザックは早くに子どもを持ったけど恋人にも暴力を振るうと言う、まさに暴力の連鎖となっている。 アメリカの男は強くあれ! そんな意識が間違った強さとなり暴力が蔓延る事に愚かさを感じてしまう。 人口20万人にも満たないロックフォードでは暴力犯罪が多くその4分の1は家庭内暴力とか。 地域の閉塞感の強さから浮かび上がる現実問題の多いこと。 スケボーで大事なのはコントロールする事。 すっかり衰退し人気のない広い道路やスロープのあるパーキングを軽やかにスケボーする仲間達の姿は何とも言えないくらい美しくもある。 それぞれ抱えている問題はあるけれど、結果的にはスケートボードがどれだけ彼らを救ったのか。 そんな事を強く感じさせられた、彼らが前に進むためのドキュメンタリーでした。
wishgiver
4.0
ラストベルト(錆びついた工業地帯)にある、アメリカで最も惨めな町イリノイ州ロックフォード。 そこに暮らすキアー、ザック、ビン(本作の監督でもあります)の12年間に渡る映像を使った珠玉のドキュメンタリー。 『mid90s』の実話版とも言える本作はタイトルの『行き止まりの世界に生まれて』きた少年たちの家庭内暴力、貧困、そして絶望をスケボーと共に描いた傑作でした。 スケボー仲間といる時だけ幸せでいられる。 そしてそれをずっと撮っている、映画作りを夢見る少年がいるところも『mid90s』と同じ。 2016年の大統領選で、このラストベルトの人々の投票がトランプ大統領誕生に大きな影響を与えたことを考えても、アメリカの今を知る貴重な作品だと思います。 ビンが撮りためたスケートビデオと共に描かれる12年間の軌跡は苦しくて辛いことがほとんど。 それでも彼らの笑顔に希望を感じられる素晴らしい作品でした。 (2020.9.22@アップリンク京都)
ginger
4.5
ザックが言っていた「このクソみたいな人生を選んできたのは俺なんだ。逃げ道はない」という言葉は、程度の違いはあれど様々な人が抱えている後悔だと思う。 各々が子供から大人に変わっていく過程を撮ったこのドキュメンタリー映画は、青春の美しさ、大人として生きていくことの力強さを貰える作品だと感じた。
N.Y
4.5
12年間で、人はこんなに変わってしまうんだなと感じた。 自分の人生が酷いことくらい、自分が一番分かっている、という部分に共感した。 彼らにとってスケートボードが生きる意味であり、心の拠り所となっていたことが凄く伝わった。
どん
4.5
「デンバーのやつらは恵まれてて合わない」「俺は流されないで生きてる」と強がっていたザックが涙ながらに「自分の人生が最低なのは自分のせいだと認めたくなかった」と話すようになったのは、まさに語りによるセラピー効果。 父から殴られても、「虐待ってほどでもない」とかばう子供たち、ひどい男とわかっていても、「一人よりまし」と離れられない女性たちは、愛されていないことを認めてしまうと心が壊れてしまうがゆえの防衛機制なのかも。 「あいつは、理由もなく殴るやつじゃない」 愛を知らないから不幸が再生産されるから愛しかたを教えてあげる、より、語りにより感情を吐き出すほうがよいのかも。 サンデル先生の成果主義についての本が話題ですが、90分のドキュメンタリーで、自己責任の社会で苦しむ人々のリアルな感情を肌で感じた。
tokontsun
4.0
暴力や貧困や孤独、弱い人と強い人について感じることがいっぱいあったけど、答えが出なくて。ザックが「人生がクソなのは俺が最低だからだって認めたくない。でもこういう人生を選んだのは俺だから逃げ道はない」みたいなことを恥ずかしそうに言うシーンがとても印象的。同じような思いがこの世界にどれだけ溢れてるかと思うと、なんとも言えない気持ちになる。ただこうやってカメラにおさまって話をすることがセラピーとして機能してたのかなと思うとそれが救い。自分に向き合うことがスタートなのだとしたらその先に光も見える。12年間も丁寧に彼らを撮り続けたビンに拍手。
Please log in to see more comments!