Teorema
Teorema
1968 · Drama/Mystery · Italy
1h 38m



A wealthy Italian household is turned upside down when a handsome stranger (Terence Stamp) arrives, makes love to every family member and then disappears. Each has an epiphany of sorts, but none can figure out who the seductive visitor was or why he came.
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やかん
4.0
無駄のない演出と役者の細やかな演技も然ることながら、ガンギマリなカメラワークのセンスが驚異的アート。脱帽どころかハゲ散らかしそうになるくらい酔いしれた。 文学的なのに説教くささはなく、俗っぽさと儚さのバランスが絶妙。 恋に壊された経験のある人間は5人のうちの誰かに心を掻き乱されるのでは…?かくいう自分もまんまと憑依されてしまった。しかも全員に。これはしばらく抜け出せなさそう。
dreamer
4.5
ピエル・パオロ・パゾリーニ監督の「テオレマ」について、パゾリーニ監督は、最初はこのテーマを詩による舞台劇として考えていたそうだ。 そのため、この映画は知的な構成が明らかすぎるほど明らかだ。 画面の隅々まで緻密に計算されており、登場人物の役割も非常にわかりやすい。 だが、主人公が神か悪魔かといった謎が"不条理演劇"のように、簡単には割り切れない。 それは、主人公を演じるテレンス・スタンプの顏のクローズ・アップが、極めて映画的な効果をもたらしているからなのです。 ミラノの大企業家パオロの家に謎の青年がやって来る。 青年は、パオロやその家族と性的な接触を持ち、彼らの欲望を解放して、やがて立ち去って行く。 残された人々は、彼ら自身の真実に向き合うこととなる。そして、彼に感化されたメイドは屋敷を出て、聖女になり、パオロは自分の工場を労働者に渡して荒野を彷徨うのだった。 悪魔の中に天使が宿るというようなイメージで、悪魔に魅入られた、悪魔のような美しい俳優・テレンス・スタンプ。 パゾリーニ監督の「テオレマ」に登場する彼は神なのか、それとも悪魔なのか? 彼の来訪は、郵便配達の姿をした天使によって告げられ、その辞去も天使によって予告される。 天使をつかわしたのは、そうすると神なのだろうか? 彼自身が神であったら、迎えの通知がくる筈はないのだから。 彼はただ、彼という存在のままブルジョワ一家に迎えられ、客として滞在する。 彼はそこにいるだけで、一家の人々に不思議な力を及ぼす。 彼を見、彼に触り、そして彼に抱かれることによって人々は、自分自身に到達する。 イエス・キリストの衣に触れただけで病が治る聖書の話が、ふと連想されるが、彼は決して人々を救いに来たわけではない。 一家のメイドは、やがてブルジョワの屋敷を出て、故郷の貧しい人々の所に行き、身を犠牲にして土をかぶり、聖女となる。 だが、一家の他の人々は、それぞれの苦悩を生き始めるのだ。 この映画でテレンス・スタンプが果たす役割は、そこに存在するということなのだと思います。 彼の顏と彼の微笑、そして彼のなまめかしい肉体で、そこに存在するということ。 映画を観る私は、一家の人々と同じようにその存在を感じます。 神なのか、悪魔なのか、それとも神の子なのかという問いの答えは、永久に得られない。 逆に言えば、神は彼のような存在だとパゾリーニ監督は見ているのだろう。 ここでは、一人の役者が、自分の存在をメタフィジカルな存在と同一化させているのだと思います。
アリちゃんパパ
1.0
この映画は、公開後批評家達から絶賛され、テレンス・スタンプ演じる青年がキリストを暗喩しているという過大な論調もありました。 しかしその後のパゾリーニの作品傾向を考えると、青年が実業家の家族全員と関係を持つという退廃的な作品を作りたかっただけなのではないかと推測しています。
フィルフィル
3.0
This may contain spoiler!!
(ᵔᴥᵔ)
2.5
なんだこれ……ずっと頭に疑問符浮かびっぱなしだった なに?分かんない…… 説明があまり無いから想像力働かせるしかないんやけど、分からんすぎる、理解が追いつかない。見るのが苦痛で途中から見るのやめようかと思った。 なんか安易に変な行動(裸になったり叫んだり飛んだり)してる感じがして……製作側の酔ってる感が…肌に合わない〜〜 テレンススタンプの怪しい美しさが存分に発揮されてたのは分かった。 あのメイドさんトイレどうしてたんだろうってずっと思ってた 人ならざる存在になった?ぽいのでトイレも行かなくて良くなったんかな?
kom
2.5
This may contain spoiler!!
ひでP
3.5
2024年05月04日Amazonプライム、無料配信。 傑作とされる映画。 なぜ傑作と評されるのか考察。 ブルジョア階級の裕福さとプロレタリアの貧しい労働者との格差、本質的にどっちが幸せ、幸福とは何だをなんとかして表現したかったような映画。 監督の貧しい生い立ちや若年への性傾倒にみられる嗜好などが画像にほとばしってるような。 極端だが、貧しいがそこそこ幸せな家庭や環境、コミユニケーションに対して、お金はあって物にも恵まれるが空虚な心の中や見栄を取り続ける人間関係、希薄なつながり、果たしてどっちが幸福なのか、何が満たされて何が満たされないのかを、ある種哲学的ともいえる解の無い問いを続けているような感覚だろうか。これはいつの時代になっても永遠のテーマでもえる。 突然訪問する青年は、神か悪魔か?と言われるが、それはどちらでもよくて、そんなことよりも、ブルジョアジーな人達が何もかも投げ出すほどの思考の転換を図る為の動機づけでしかない。 イエスやマリアや宗教観念信念に覆われた生活の強い国や地域であればあるほど、あれは神だイエスだと言いがちなのだろうと思う。 日本の宗教感からしたらあれは神だの仏だのとはならない。 監督も神でも悪魔でもどっちでもないと言ってるように、動機づけの仕掛けなのであろう。 『テオレマ』(イタリア語: Teorema), 「定理・定式」の意 監督、イタリアの異才ピエル・パオロ・パゾリーニ。 1975年11月2日、ローマ郊外で非業の死を遂げてる。 ヴェネチア国際映画祭で最優秀女優賞(ラウラ・ベッティ)。 国際カトリック映画事務局賞を受賞。 イタリア・カトリック界で物議を醸し、猥褻罪で裁判に。 2020年オリジナルネガからの4Kスキャンによる修復版。 ミラノの大邸宅に暮らす裕福な一家。 ある日突然見知らぬ青年が現れる。 一家は父親パオロは労働者を抱える大工場の持ち主。夫に寄りそう妻ルチア、無邪気な息子ピエトロ、娘オデッタ、女中のエミリア。 何の前触れもなく同居を始めた青年。 一家を魅了しブルジョワの穏やかな日々をかき乱していく。 青年の性的魅力と、神聖な不可解さに挑発され、狂わされた家族。 青年が去ると一家は崩壊の道を辿る。
k.k
2.5
セリフが少なく抽象的な映画。まさにアート映画という感じ。資本主義や共産主義、プロレタリアートまで批判しているような内容。監督はどの立ち位置から物を見ているのだろうか。
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