Lawrence of Arabia
Lawrence of Arabia
1962 · Adventure/Biography/Drama/War · UK
3h 38m



An epic about British officer T.E. Lawrence's mission to aid the Arab tribes in their revolt against the Ottoman Empire during the First World War. Lawrence becomes a flamboyant, messianic figure in the cause of Arab unity but his psychological instability threatens to undermine his achievements.
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ちよChiyo
5.0
私が最も好きな作品です 映像が煌びやかでCGもなく、美しさに感動しますが、この映画のいい所はストーリーの構造だけでなく映画全体で主題とロレンスを非常に巧みに、完璧に語っているということです。 ネタバレです アラビアのロレンスのテーマはロレンスは誰か、です。それは映画冒頭ロレンス死後のシーンで提示され、それからずっとロレンスがアイデンティティをいかに持っていない人間かが語られていますね。 最初はイギリスに全くなじめないエリート軍人で非常に変わっている…アラビアでは英国人と言われ、軍服のままアリに居眠りを見られるなど信用されない扱いを受けていたが、ガシムを救った後とても似合う白のアラブのローブに身を包みロレンスは自分が預言者とも思う…しかし、デラア後彼は自分がただの平凡な人間と気付くが、イギリスの陰謀により彼はイギリスとアラブの間で苛まれ大虐殺を行ってしまい、完全に帰る場所が無くなってもはや彼は誰なのかわからない、アイデンティティは存在しない。 演出や編集、それぞれ傑出したセリフで見事にロレンスや周りの人物、状況が表現されていますね…さすが編集出身のデヴィッド・リーン! この映画はフィクションで史実と違いはあるものの、この当時イギリスを批判しロレンスという人物を(映画を完成させるために創作はしているものの)これほど完璧に写しています。たまにイギリス礼賛映画だという感想がありますが全くの逆ですね。 この映画は視覚の美しさがあると共に映画自体の構造もシンメトリーと循環構造になっています。それに気付いた時深い衝撃を受けました。 まずバイクが映画冒頭、中盤、最後の3つに出ています。中盤ではバイクに乗っている人から「お前は誰だ?」と問いかけがあり、最後ロレンスを追い越していくバイクは時代に取り残されたロレンスを隠喩しています。 前半アリと出会うシーンでは、アリはガイドのタファスを殺します。ロレンスは「アラブは欲深く野蛮で残酷だ」と言って、アラブ叛乱は幕を開けます。 そしてロレンスが大虐殺を行うシーンがありますが、その地名はタファスです。その後、アリが「君はアラブが欲深く……と言ったがそれは誰なんだ!彼ら(イギリス)だろう!」と言っています。ロレンスの熱は地に落ちます。 他にも素晴らしい演出たくさんありますがこれはリーン悪魔に身を売ったなと思います笑 冒頭のロレンスがカイロで同僚たちと話すシーン、あそこだけでロレンスの紹介になって本当に素晴らしいです。最初ロレンスが描いている地図の場所は運命の場所、カイロです。 ロレンスはタファスが良き人物だと思って銃を渡しましたが、それを構えたばかりにアリに殺されてしまいます。その後確かアリに渡された同じ銃でロレンスは自分が救ったガシムを殺します。そこで彼は自分が運命を操る神のように思ったんですね。実際にアラブの運命は彼次第でした。そして最後、ロレンスはタファス大虐殺で因縁の銃を使います。何て皮肉なんだー笑 ロレンスは運命なんて無いと豪語していましたが、運命は実は全然握っていなかったんです… この映画の時代は同性愛がはっきり描くことができない時でした。しかしリーンははっきりでなくともちゃんとロレンスの性を伝えましたね…男の群衆の中に可憐な人物が1人、紅一点と言えるような演出でした。女性的でしたね。 彼の仕草(座り方、歩き方、喋り方etc)から伝わるところが多かったので俳優もあの時代よくそんなことができると関心です泣 彼のアイデンティティ問題は性も大きなところを担っています。 この映画は一つ一つのセリフが素晴らしいので壁に貼りたくなります! アイデンティティ、罪と贖罪、異民族、帝国主義という多様な要素が詰まった映画史にめっちゃ名を刻む映画ですね。 政治的にも2000年代から国際協調が失われて一種のナショナリズムが欧米で台頭して来ましたが、それも含めとても現代的な作品だと思っています。 ちなみにエイリアンプロメテウスでもアラビアのロレンスの引用が使われています、アラロレを知ってる人はその映画の冒頭で結末が分かっちゃいます!ぜひ! 細かい演出の一つ一つにはっとさせられる意味が含まれているので何度もみることをおすすめします、これだけは激推しです 私はアラビアのロレンスをスクリーンで見たことがないのですが今回の午前十時の映画祭ファイナルで放映されるので、受験シーズンと被りすぎるのですがワンチャンを狙います。最後にそれに祈ります。 長文失礼しました、これでも削った…
セイクク
3.0
遊牧民の大軍を指揮して戦う砂漠を舞台にした大作歴史映画です。 監督はデヴィッド・リーン♪ 【あくまでも現代目線からのレビューです☆】 名作なのでいつかは観なくてはと…やっと観終わりました… 第一感想は…な、長すぎる〜(T_T) な・ん・と 3時間42分… Σ(゚д゚lll) この脚本なら2時間以内に収まるでしょう 内容は悪くないんだけど、メリハリのない展開で4時間近くは流石に苦痛です〜(*´ω`*) 良い点は映像が素晴らしい☆ 砂の大海原の中で真っ白なアラブ服に身を包むロレンスは映えますねぇ〜 (o^^o) そして全体的に役者の演技力が高いのも魅力の一つですね♪ 実物のロレンスはホモセクシャルと言われていて、サリム・アハメドというアラブの若者に恋をし、若者の為に戦ったとも言われています。 そういう目線で見ると鞭打ちの場面(実際はデラアにはいなくて創作のようですが…)や 「好きなんだろ?」 「おい覚えとけ。アラブ人は一生荊棘の道を歩き続ける宿命なんだ」のセリフも違った解釈が出来ますよね〜☆ あえて女性を出演させず、ロレンスに女性的な仕草や歩き方をさせたりと時代的に描写の難しかったLGBTを上手く隠しながら描いた作品なのかもしれません〜 (о´∀`о) 中東紛争の元凶になったとも言われている内容な ので、ぜひ「短い時間」で現代の技術でリメイクしたら、かなりの傑作になるかもしれません☆ (*´∀`*)
邊見 猛
5.0
This may contain spoiler!!
pun
5.0
信念に基づき、そして自身の才能を存分に発揮し、誰よりも国家に功績を残した人物が、やがて国家の目的が自分とは異なるどころか、守るはずの相手を苦しめる事に加担している事を知り失望して去っていき、静かに余生を、、あくまで映画風に美化される部分はあるものの、これってスノーデンに似てるなと、スノーデンの映画を観てふと思って書いてる次第です。ずば抜けたエキスパートが正義を持って国家に関わると苦しむんだなぁ。とにかく2人とも使命感が半端じゃない故、現実に失望する度合いも半端じゃなかった。 内容は、フサイン・マクマホン協定とサイクス・ピコ協定の関係、王家やベドウィン部族の西洋側からの扱いの困難さ、鉄道爆破の具体的な当時の戦略と歴史を知るには申し分ない超大作。 ダマスカスを勝ち取りいざ皆で国家を作ろうとした時の部族同士の勢力争い、やがてフランスが来てあっという間に統治。政府側と反政府側が一歩も譲らず解決しないシリア内戦の停戦協定もこんな感じなのだろうか。
アリちゃんパパ
4.5
シリアのトルコからの独立に尽力したイギリス軍将校の半生を描いた歴史スペクタクルの傑作です。 アラブの歴史に疎いのでストーリーについて行けないところはありましたが、圧倒的なスケール、砂漠の美しさを初めて世界に知らしめた美しい映像、アラブの民族音楽を巧みに盛り込んだ音楽の見事さ、ピーター・オトゥール、オマー・シャリフ、アレック・ギネスの名演と、どれを取っても非の打ち所がありません 。流石、名匠デビット・リーンです。 アカデミー賞では作品賞、監督賞など全7部門を受賞していますが、ピーター・オトゥールに主演男優賞をあげたかったですね。
Johnny.D
3.5
大傑作映画、スペクタクル映画として有名なアラビアのロレンス ここまで尺が長い割に内容はちょっと微妙かな 今回は自宅DVD鑑賞で画質がかなり残念だったから、もし観る機会があるなら4K復刻回とかの高画質回を映画館で観てみたい 多分印象変わると思うし
dreamer
5.0
"トルコ支配下のアラブ人の独立運動を支援した、イギリス人のT・E・ロレンスの狂気と苦悩と挫折を、雄大なスケールで描いた、映画史に残る不朽の名作「アラビアのロレンス」" この映画史に燦然と輝く不朽の名作「アラビアのロレンス」の監督デヴィッド・リーンは、「逢びき」「戦場にかける橋」「ドクトル・ジバゴ」「ライアンの娘」などで知られる名匠ですが、数ある彼の名作群の中でも、この「アラビアのロレンス」を私は最も愛しています。 この作品は、第一次世界大戦当時、イギリスにとって敵のドイツ側についたオスマントルコ帝国を牽制するために、トルコ支配下のアラブ人の独立運動を支援した、イギリス人のトーマス・エドワード・ロレンスの波乱に満ちた半生を描いています。 初めてこの映画を劇場で観た時は、70ミリの大画面に果てしなく広がる砂漠と、ロレンスを演じたピーター・オトゥールの狂気をはらんだ青い目が、私の心に深く刻み込まれたものでした。 以来、名画座やDVDなどで何度か観ましたが、そのたびに「こんな完璧な映画は、二度と作れないだろうな」という気持ちになったものです。 「戦場にかける橋」など一連のデヴィッド・リーン監督の大作の中でも、ずば抜けた出来だし、CGなどなかった時代に、これだけ迫力のある凄い映像を生み出せたことに、今でも感動してしまいます。 地平線のかなた、蜃気楼の中から、ラクダに乗ったアラブ人の部族の王子が忽然と現われてくるシーン。 「皆殺しだ、捕虜はいらん」というロレンスの叫びで、アラブの軍勢が敵を目がけて疾走するシーン。 もうとうてい、ここには書き尽くせないほどの名場面がありました。 そして、モーリス・ジャールの勇壮でダイナミックな音楽も、この映像とぴったり合っていて、いつまでも心に残ります。 ロレンスは、アラビア研究の考古学者であり、軍人でもあった人物で、もともとアラブ人の独立運動に共鳴していました。 ただ、独立運動といっても、アラビアの場合は、遊牧の部族に別れて、それぞれの首長の思惑に左右されるので、容易にはまとまらないのです。 ロレンスは、そこに入っていって、ある程度それをまとめていくのです。 それで、トルコに反対するゲリラ戦的な動きを作り出して、英雄と讃えられます。 イギリス政府としては、アラビアの部族の指導者たちには、うまくいったら独立させるようなことを言いますが、実際にはそんなことをする気は全くないのです。 結局、アラブ人たちをおだてて、騙す手先みたいな立場に立たされたことに気がついたロレンスは、激しく絶望して、身を隠すような生き方をして、その後まもなく、交通事故でなくなってしまうのです--------。 この映画は、砂漠を駆けまわるゲリラ戦の描き方が、映像の扱い方として、我を忘れて見入ってしまうほど、実に素晴らしいですね。 異様なまでの風景の美しさと、太陽の光のギラギラするような強烈さ。 そのうえで、ピーター・オトゥールの演じたロレンスの人間像には、複雑な陰が与えられていて、なぜ彼はこんな危険な行動にのめり込んでいくのかを考えずにはいられません。 イギリス人としての愛国心のためだったら、イギリスは得をしたのですから悩むことはないようにも思います。 アラブ人たちを裏切るような立場に追い込まれてしまったからなのか。 しかし、それにしても、なぜ彼はそれほどまでにアラブ人たちの味方をするのか。 彼が、アラブ人たちを指揮してトルコと戦うのは、イギリス人としての愛国心ではなく、もっと一般的な正義感からくるものなのか。 貧しい人たちや少数民族の側に立って、強い支配者と闘いたいということなのかなとも考えてみますが、どうもそうではないらしい。 もっと何か、自分の可能性をとことん追求したいといった個人的な理由で行動しているといった印象なのです。 少なくとも、ピーター・オトゥールが演じたロレンスは、狷介孤高と言いますか、あまり人と馴れ馴れしくはつき合わないで、ひたすら自分の心の内面を見つめているかのような、厳しい怖い目が印象的な男です。 ふつうに見れば彼は、それまでヨーロッパの先進諸国が、ただ支配する対象として見るだけで、対等の相手にはしなかったアラブの人たちの中に入っていって、彼らを励まし、奮い立たせた人物です。 そして、アラブ人たちに支配者のトルコ人に抵抗するきっかけを作ってやったのですから、もっと堂々として自信に溢れた態度や表情であってもいいと思うし、アメリカ映画だったら、当然ここには、いかにも強そうで楽天的なマッチョタイプのスターが起用されるところだと思います。 ところが、ここにもこの映画が、ピーター・オトゥールという、やせてひょろひょろして、何か内気そうな俳優を起用した意味があるのだと思います。 アメリカ映画だったら、もっと痛快な表情でもしそうなところで、彼はむしろ、俺はいったい何をやっているんだろう、これでいいのかな、というような気分を漂わせるのです。 それがまあ、彼の最後の死の謎に繋がるわけですね。 まるで、半ば自殺かと思うような死に方をする。 英雄になり損ねて、口惜しいというのではなくて、目標を見失った空しさといった気分で映画は終わるのですが、そこには、世界中に植民地を作って世界最大の帝国となったイギリスの、結局、それは何だったのかという反省が漂っているんですね。 今になって考えてみますと、この映画が扱っている第一次世界大戦当時のイギリスの、自分の勢力範囲だった中近東諸国やアラブ諸国の利用の仕方が、自分勝手すぎたことが、今の中近東の混乱の原因になっている面が多々あるんですね。 この映画が描いているのは、実はその一例で、こういう自国に不利な物語を堂々と落ち着きはらった大作にするところに、イギリスの成熟した文化があり、ピーター・オトゥールのような内省的な演技力を持った俳優が、ある意味、アクションものと言っていい作品の主役をやれるという文化の高さがあるのだと思います。 ただし、アラブ諸国の立場が、当時より格段に高くなっている今から見直すと、この映画は、ロレンスひとりがヒーローで、アラブ人たちは全体に何か、イギリスのロレンスの指揮がないと、どうしていいか分からない頼りない人々に見えてしまうことなど、やっぱり西洋人優位の雰囲気があると言わざるを得ないと思います。 いや、アメリカやイギリスの人々が今でもまだ、この映画のようにアラブの人々を烏合の衆のように見ていたことが、今の中近東のにっちもさっちもゆかない、どうしようもない未曾有の混乱した状態を生んだ大きな原因のひとつだったとさえ言えると思います。 もちろん、その分、アラブ人にも凄く魅力的な人間がいると、この映画で大評判になったのが、当時、エジプト映画界の大スターだったオマー・シャリフなんですね。 出演場面はそれほど多くはありませんが、デリケートで内面的な演技をする俳優のピーター・オトゥールを圧倒するような豪快さを見せるんですね。 オマー・シャリフが演じたのは、アラビアのひとつの部族の王子です。 ロレンスが砂漠を旅していて、やっと井戸を見つけてホッとすると、砂漠の向こうの地平線のあたりに小さな黒い点が現われて、それが次第に大きくなってこちらに近づいてくる。 それこそが、馬に乗って駆けてくる王子なんですね。 とにかく、インパクトのある凄い登場の仕方で、映画史上の語り草になっている名場面なんですね。 当時はまだ、世界的にアラブ人の存在は軽んじられていましたが、政治に先だって、映画がアラブの存在を世界に示した場面だと言ってもいいかも知れません。 年齢を重ね、歴史的な背景を知るようになると、英雄に祭り上げられて政治に利用された行動者の悲劇が、この映画のテーマだったことも見えてきます。 「最大の願望は?」という伝記者の問いに対し、「友人たちから忘れられること」と答えたロレンスの孤独と絶望が、ラストシーンに凝縮されていたと思います。
こじま
5.0
長尺ゆえに中々観れていなかった作品。1人の青年であり、軍人であり、リーダーであったロレンス。純粋で人情あふれる彼が燃え、描いた理想。成果を残し、でも挫折し、また立ち上がって理想を追い求め続けた半生。命を賭して奔走し目指した理想だったけれど、実は政治の中で生きていて(生かされていて)最後は体よくお払い箱に。 ロレンスの半生から、政治を象徴とする“権力”や“体制”に従いのまれて生きるべきか、理想を描き挑戦のリスクに対峙し矢面に立って突き進み、その結末は理想を実現する人生か、利用されて終わるかの、まるで丁半博打、否、ほぼ利用されるである人生か。そんな人生観の選択を、美しい砂漠と空の風景と生々しい人間味あふれるストーリーだからこそ、深くそして強い示唆でもって考えさせてくれた映画でした。 短く分断し、それぞれのエピソードを深掘れば、複数作品の映画を創れるだけの壮大で、同時に1人の人間の心の機微を表現した映画。それらを分けず一作品で描き切ったからこそ、強烈に人生観に問いかけてくるほどの迫力ある作品なんだろうと思う。 凄まじい作品でした。
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