Comments
Comments
    star4.5
    【この映画の存在こそが事件】 映画が全てパソコン画面の映像で構成される圧倒的なオリジナリティ。それもかすむほど、失踪事件の真相を追う怒涛のどんでん返しと伏線回収の見事な脚本力。もはやこの映画の存在自体が事件! ◆概要 100%PC画面の映像で展開される異色の作品。出演は「スター・トレック」シリーズのジョン・チョウら。製作に「ウォンテッド」のティムール・ベクマンベトフ。監督はYouTube動画で注目を集め、本作が長編デビューとなるアニーシュ・チャガンティ。 ◆ストーリー デビッドは、突然姿を消した娘のPCにログインして、Instagram、Facebook、TwitterといったSNSにアクセスを試みる。だがそこには、いつも明るくて活発だったはずの娘とは別人の姿が映し出されていた。 ◆感想 自分の映画経験上稀に見る衝撃作。映像は全てパソコン画面の映像で構成され、テキストの打ち込みやそのディリート、さらにカーソルの動きで感情が表現される圧倒的なオリジナリティ。それだけならまだしも、ストーリーが次々とどんでん返しを重ねる怒涛のサスペンス。見ていて全く飽きないどころか、伏線回収の嵐の末に辿り着くラストは脚本の妙、圧巻そのもの。 まずは、映像のオリジナリティに注目したい。100%PC画面で構成されるという表現がどういう事なのかいまいちピンと来なかったけど、見てみるとなるほど、チャットやビデオ電話(FaceTime)、生配信中のニュース映像など、パソコンに表示されるそれぞれのアプリケーションに寄ったり引いたりでストーリーが進んで行くという表現手法。これで映画って作れるのかと、そのクリエイティブな発想に舌を巻くのと同時に、パソコン画面だけで人の感情が表現できる事にも驚かされる。チャットでの会話やFaceTimeでの直接的な映像による感情表現はもちろん、送信しようとしたテキストを間をおいてディリートする形もあれば、ファイルの削除を戸惑うカーソルの動きもある。そういえば自分自身もスマホやパソコンでよくやるこの微妙な心の動きが、特にこの映画の父娘間の感情表現に見事に適用されていたと思う。 またこの映画がサスペンスである事が、さらに映像表現を豊かにしている。失踪した娘を探す探偵とFaceTimeで会話しながら、別ブラウザで同時に娘のSNSを辿り、検索し、手がかりを見つけながら真相に近づいていく様は、映画でありながらどこか身近でとてもイマドキなネット社会を感じさせる。 さらに映像がほぼ父のPC画面のみである事で、父の目線・考え方に没入するので、サスペンスが1人の目線だけで展開され分かりやすく、さらにどんでん返しの驚きにも効果的に働いている。PC画面で構成されるという事が、ただのアイデアではなく、サスペンスの面白味を何倍にも増幅させている点が素晴らしい。 ◆◆以下ネタバレ◆◆ 単なる殺人事件で映画として終わるのかと思いきや、終わってみれば父の娘への愛こそが真相に辿り着く原動力となった、とても心温まるラスト。母の死に対する父娘の心のすれ違いが、見事に重なり成就し、終始サスペンス展開でドキドキだった事もあって、ほっこり度はマックス。映像表現の豊かさがかすむほど、この映画の脚本力が光っている事が分かる。 湖の車の引き上げや、娘の救出時までも映像配信される露骨なネット表現や、#FindMargotへの誹謗中傷や周りの人間たちの変化、さらにはネットでの擬人化など、ネットモラルに対する風刺もびっしり。でも最終的にはそれらをも逆手にとって成功に辿り着く、ネットへの肯定と否定を織り交ぜた点も素晴らしい。 イマドキで、アイデアに溢れていて、サスペンスでありながら、でも映画の原点である心の揺さぶりもしっかりあった文句なしの映画でした!
    644
    2020.11.5.178 アメリカの女子高生マーゴットが失踪した。父親には、友人宅で徹夜で勉強すると伝え、深夜に三度着信あり。その後消息不明となる。学校には行っていない、通ってるはずのピアノレッスンは半年前に解約している、友人に誘われたらしいキャンプにも行っていない。警察に捜索を依頼し、父親は娘のSNSから手掛かりを得ようと調べ始める。独自に捜査をする父親が少し暴走気味だけど、それでちゃんと核心に迫っていく。こういったミステリー系はなるべく犯人予想をせずに「なんと!してやられた」感を味わいたいタイプなので(どのみち犯人はこの人だ!と言える確たる証拠は最後まで出てこないことが多いので)、あえて犯人予想をしなかったけど、最後はよもやよもやなビックリな展開でした。 映画タイトルに相応しく、インターネット検索画面シーンの長いこと!しかしそれがまた緊迫感・疾走感があって、息もつかせずあっという間に終わった感。父親の娘溺愛ぶりがちょっと鬱陶しくも微笑ましい。パソコン使いこなしててカッコいい。父親役はフィード・フォワードのFBI捜査官の人だった(割りと好き)
    300
    行方不明の娘をSNSやネットを使い父親が探す映画です。 韓国人が主人公だし見終わるまでてっきり韓国映画だと勘違いしてました…(^_^;) 韓国映画なのにアメリカ人ばかり出てまるでアメリカ映画みたいで凄い!と思ったらアメリカ映画でしたね…(*´Д`*) 終始パソコンの画面を使ったアイデアが秀逸で、まずはアイデアの勝利と言える作品です〜(o^^o) しかしアイデアだけではなく、テンポも速く脚本もなかなかでラストの展開も素晴らしい映画でした。 時々画面の切り替えが激しすぎて目がチカチカするのは難点でしたが、まるで鬼女のようなsearch力に大興奮です。 個人的にはヴィックス捜査官役のデブラ・メッシングの演技が良かったです♪ 犯人はなんとなく気付いていましたが、それでも自信の持てない展開で楽しめました。 最初は退屈でも後半にスピードを上げていくジェットコースターのようなハラハラする映画でした〜☆
    270